「片づけ」については、マイブログで何回か書かせていただいた。
近藤麻理恵さん、三谷直子さん、飯田久恵さん、やましたひでこさんといった方々である。
どの方も、片づけの基本は「捨てること」という考えだったように思う。
(やましたさんは「捨」だけでなく、入り口を「断」して物への執着から「離」することもテーマにしているが)
特に有名な「こんまり流」では、「ときめいた物」以外は「ありがとう」と言って捨てることが重要と感じた。
さて、今回ご紹介するこの本は、もちろん「捨てる」ことは重要だが、「捨てる」ことが目的ではなく、何を残すかという基準を自分で持つべきだという。それが、できるまでは、安易に捨てないで、「迷いのモノ」として残しておき、残す基準が定まった段階で処分したらいいとのこと。
こう言ってくれると、即断する必要がなくなり、実践しやすいように思う。
この本での「かたづけ」の順序は
①「出す」
②「分ける」
③「選ぶ」
④「収める」
という4段階。
まず、現状を写真で撮影することから始めて、よく認識し、
ア 好きなモノ
イ 生活に必要なモノ
ウ その他(このウは「手放せるモノ」と「迷いのモノ」に分けることができる)
に「出して」「分けた」ものを「選ぶ」作業が大事だと。
もちろん「手放せるモノ」は即、袋やダンボールに入れて玄関に出し、手放すのだが。
そして、最後の「収める」も本当に使いやすい状態になるまで、「仮収納」を経てから本収納するのが良いなどとアドバイスしてくれていた。柔軟性のある本だと思った。
「片づけ」は、なかなか実践への覚悟ができないが、体力のあるうちに、時間を見つけて、他の人のこともよく考えて実行したいものである。