さきほど、Yahooニュースの記事を見ていると、
承認欲求を捨て、「嫌われる勇気」ありますか?
というタイトルの記事を発見したので、それを読んで自己流に解釈すると以下のようになる。
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社)を解説した成田全(ナリタタモツ)氏によると、
誰からも嫌われないためには、周りの人全員に忠誠を誓い、誰にも悪い顔をしないことしか答えがないので、みんなに好かれようとするとみんなから嫌われ、最後には自分のことまで嫌いになってしまうという悪循環に陥る!
「全ての悩みは対人関係にある」とした上で、 これまでの人生に何があったとしても今後の人生をどう生きるかについてはなんの影響もないということから「トラウマの明確な否定」をして、原因ではなく目的で考えよと説く。そして「他者からの承認を求めることの否定」「他者の期待など満たす必要はない」「他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない」「人生に意味なんてない」というような、「空気読め」という雰囲気に満ちている日本では、なかなか実行することが難しそうなことが並んでいる。
もちろんこれは自分勝手に行動していい、ということではない。詳しい内容は本書に譲るが、この本を読んだ人は、自分の人生は誰かのものではなく、自分のものだということを思い出させてくれることだろう。そしてアドラーは「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」という言葉を残していて、上下ではなく横の関係でつながり、「いま、ここ」を生き、自らの主観によって他者への貢献ができれば幸福でいられる、そしてそのことを誰になんと思われようと、まず自分から始めることが大事だ、と語る。
自由とは、他者から嫌われることである
非常にためになると思われたので、以上重要だと思われる部分をそのまま引用させていただいた。(太字にしたのは私)
これを読むと、現代の若者に承認欲求が強くて、「自由」が「承認」に負けているという状況を打破するヒントがわかる。
先日もNHKの特集で出ていた、「自由」と「承認」との弁証法のことだ。
自分の意思を貫きながら、周りに認めてもらえるように持って行く。
それこそが他者との人間関係を含めての努力であり、達成できれば達成感と共に。「幸せ」になれることだろう。