今日のクローズアップ現代で、次のようなテレビ番組案内で”ユマニチュード”という方法が紹介されていたので、書いておくことにする。
認知症の入院患者の暴言や徘徊に悩む医療の現場で“ユマニチュード”と呼ばれるフランス生まれの新たな認知症ケアを導入する動きが広がっている。その可能性を伝える。
内容は、番組そのものを見ていただくとして、ポイントのみ覚えていることを書いてみようと思う。
大事なことは、認知症の人を「物」のように扱わず、赤ちゃんのように「人」として尊厳を持って接すること。簡単に書くと
①真正面から顔を見て話す。
②一つ一つの動作の度に、やさしく、ていねいに話す。
③つかむのではなく、その人の動きに合わせて支えてあげる。
④最終的には、立てるようにもって行く。
というような、感じだ。
こうすることで、どの人も、短時間の内に元気になり、歩けるようになるから不思議だ。
暴れるから拘束する。薬で治療するしかないと思っていたとすると、大きな間違いだということに気づかされた。どうやら、閉じ込めると、何もできなくなるように仕向けているらしい。
可能性を信じて、やさしく、ていねいに接することでお互いの「きずな」が生まれて、良い結果をもたらすようだ。そうした例ばかりではないと思うが。