長く書いていないのには、訳がある。しかし、それは、ひとまず置いておいて、久しぶりに良いドラマを見たので、感動した時に書いておくことにする。
NHKで毎週土曜日の21:00~22:15まで確か4回続いた、吉田茂を主人公にしたドラマが今日終了した。
渡辺謙演じる主人公吉田茂の人生を戦後日本の独立と安保条約の締結とが同事だったことを含めて、わかりやすく示してくれる良い作品だった。
日本は、戦争に敗れて、6年間もアメリカの占領下にあったわけだが、平和憲法と引き替えに警察予備隊という軍備とアメリカ軍駐留を認めて、賠償金も払わず、国を分断されることもなく独立できたのは、朝鮮戦争のおかげだったような感じであるが、そこを巧みに利用して条約を締結した吉田の手腕は評価されて良いと感じた。
他の首相候補では、あそこまで粘り強く、交渉できないだろう。
それにしても、マッカーサーは日本に理解があって良かった。
私が一番感動したのは、吉田茂の「独立と平和憲法を守る」という信念を最後まで貫き通したところだ。
自分や今の政治家にそうした信念がありや否や。
「負けて勝つ」(戦争に負けても、外交で勝って軍備にお金を使わない)
含蓄のある表現だ。