今日、NHKのクローズアップ現代で、今年5月に亡くなった音楽評論家の吉田秀和氏のことが取り上げられていた。
氏は、鋭い感性で物事の本質を的確に批評するのが得意で、グードル氏?が日本で、バッハの演奏をした際、他の人がほとんど全員、バッハのゆるやかな音楽を台無しにすると批判したのに対して、天性の素質はすばらしいと絶賛し、その後グードル氏?は日本人に受けられた、とか。
また、ピアニストのホロビッツ氏が来日した際、他の大多数の人が、神様と絶賛したのに対し、「骨董品で、ひびが入っている」と酷評して問題になったこともあるそうだ。
また、最近では、東日本大震災に際して、「想定外」を繰り返す日本人に対して、本当に日本人はこれではダメだと感じて世を去ったらしい。
これらのエピソードからわかることだが、確かに私も含めて日本人の大多数は、その場の流行に流されて、マスコミに洗脳されていることが多いのではないだろうか?
「自分の頭できっちりと考え、発言し、実行し、そのことに責任を持つ」ことの重要性を強く感じた。