消費税の軽減税率と野坂昭如さん

テレビの報道では、消費税の軽減税率に関して、「生鮮食料品」だけでなく、「加工食品」まで拡大され、せっかく財政再建しようとする動きを緩めてしまうようなのだ。
それは、消費税で５兆円ほどの増税があるところを１兆円ほど減らすことになるらしい。
その主張をしているのが、公明党や官邸とからしい。
それも、選挙対策とか。

私も、どうすることが一番日本にとって良いのかはわからない。
でも、これからの社会保障費の増大を考えれば、いくら財源があっても多すぎるということはありえない。
いつかは、大きく集めないと返せない借金なら、たとえ、苦しくても、今の世代が負担すべきだと思う。


一方、今日、野坂昭如さんの死去が報じられた。
野坂さんと言えば、辛口の批評で有名だが、「火垂るの墓」で直木賞を受賞された、反戦論者だ。
「民主主義」が今、危機に瀕している、戦前への回帰がヒタヒタと始まっていると感じている。
「原子力発電」は「ツケ」を子孫に残すとも。

そう、とてつもなく大きな借金が子孫の幸せに悪影響しそうなことくらいみんなわかっているはずなのに。