徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

【初音ミク】さよならだけが人生だ【伊東歌詞太郎】/ 【Hatsune Miku】Sayonara dake ga jinsei da【Ito Kashitaro】

2017-05-19 21:17:48 | 音楽
【初音ミク】さよならだけが人生だ【伊東歌詞太郎】/ 【Hatsune Miku】Sayonara dake ga jinsei da【Ito Kashitaro】


今日、古本屋で梅原猛氏の確か「百人の名言」というのようなタイトルの本をちょっと立ち読みしたら、

その中に太宰治が好んだ言葉として、「生まれてすみません」と「サヨナラだけが人生だ」という言葉が書かれていた。

ご存じのように太宰治は若くして自殺するのだが、産まれてきたことが不幸で、死にたいという死に神(フロイトのいう「タナトス」)にとりつかれていたように書いてあった。同じように川端康成や三島由紀夫も。

その真偽はさておき、「サヨナラだけが人生だ」という言葉が本当に太宰治が言ったのかどうか、ネットで調べていたら、どうも井伏鱒二も言ったようにも出ていた。もともとの出典は中国の詩らしいが。

人生において「月にむら雲、花に嵐」の例えもあるように、盛んな時は短いから今を大事にして、別れる前に酒でも酌み交わして大いに盛り上がろうという趣旨のようだが、そういうことならなかなかいいんじゃないと思う。

さて、そうしていたら、このyoutubeの動画にたまたま出会った。
初音ミクの歌声だが、なかなか普通の歌手よりこの歌詞にはふさわしい澄み切った声だ。

この曲は、別れるとかサヨナラとかだけではなく、もっと、一緒にいたいという想いを歌っていていいと思う。
「血が流れる」という生きている(フロイトのいう「エロス」)という実感とその先にある死。

サヨナラだけが人生だという死に神にとりつかれることなく、ワクワクだけが人生だと言えるようなエロスの神にとりつかれるようになりたいものだ。
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