徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

GNHについて

2010-09-14 22:58:47 | 日記・エッセイ・コラム

今日、民主党の代表選があり、菅直人氏が代表に再選された。

もちろん、私は、個人的には全くつきあいはないが、菅氏が社民連の時代から知っていたし、年金問題で代表を辞任することはあったにせよ、クリーンな信頼できる人物と見ていたので、結果は良かったと思っている。

しかし、問題はこれからである。日本の将来のかじをとろうとするとき、ニュースの一般市民の声はほとんど、雇用だの景気だの、補助金だのと今までどおりの経済至上主義からぬけられない。

そりゃ、自分にしたって、経済的に豊かになれるにこしたことはない。おいしいものを食べて、どこかへ旅行して、いろいろなことが体験できる。

しかし、しかしだ。ここで考えなければならないことは、とんでもない借金をかかえている日本でこれ以上の借金をして、景気が一時的に良くなったとしても、長続きするわけがなく、その借金だけが子どもや孫に引き継がれていき、やがてギリシャのようなことになるはず。

それなら、発想を転換して、お金はないけど、豊かな国をめざそうではないか。それは、もちろん、心の豊かさに他ならない。

たいしたものでなくても、お腹がすいていれば、めちゃくちゃおいしいのを誰でも体験していると思うけど、お金はあまりなくても、時間をうまく使うことによって、それは成り立つはずである。

タイトルに書いたGNHとは、GNPに対する言葉で、(国民総幸福)を意味する。これは、インドの隣のブータン国王がめざす思想で、仏教を中心とした国づくりです。

私は、なにも宗教で心を豊かにしようと考えているのではありません。そうではなく、時間に追われて自殺の多いこの世の中から、もっと自分のゆとりの時間を作って、自分のしたいことができる世の中になってほしいと願うだけです。

まずは、自分から理想の国をめざしましょう。

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