人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「志」が人と自分自身を育てるという確信!

2014年05月20日 | 日記
昭和の時代 子供は地域の宝というこで 
地域のおばちゃんやおじちゃんが 町の辻辻で見守り
弱いものいじめやいたずらをすると 他の家の子供でも叱り飛ばしたり
小さな子の面倒を見ると 菓子をくれたりして 
アメとムチで愛情をもって育てる良き時代がありました。


現在 その役目をおおせつかっているのが小さな会社かもしれません。
アルバイトとして預かった子を 叱り飛ばしたり小言を百万遍食らわしたりしますが
その子に夢や希望があると喰らい付いてきます。
「一人前になって親に楽させる」という気持ちを
「車を買って乗り回す」という現実で
上手くカムフラージュしながら 腕を磨くわけです。
そういう子には「厳しさの環境 思い通りにかない環境 異質な環境」が育つ土壌となります。

当社の場合 
タイヤ専門店 
タイヤキーパーコラボ店 
洗車・コーティング専門店の三つの店がある中で
コラボ店が一番厳しい環境です。

少人数で要求される仕事のレベルが質量とも多く 
まったく肌合いの違うタイヤ販売とキーパーコーティングの両立という宿命を背負った店。
この中で「やらされ感」というネガティブな思いが湧き上がらないはずはありません。
その昔 タイヤショップイマージンを開業して 
閑で閑でどうしようもないとき 
ポリガードというコーティング始めて 
それが忙しくなって始めて雇ったアルバイトが スゴウ店に居る伊藤君です。

彼は一人親方の私がコーティングを押し付け 
たいした指導もなくやらされていました。
そんな彼を不憫に思ったわけではなく 逃げられると自分が困るので
日曜日には毎週のように焼肉屋(安いところでなく高級店)へ連れて行って
自分の夢を語って何とか引き止めようと画策していました。
結局専門学校を卒業すると同時に就職して 私の目論みはその時点では成就しなかったのですが
就職祝いにスーツをプレゼントして?労をねぎらったはずです。
店にとっては 親方はポリガードを押し付けてタイヤに専念というのが必勝パターンでした。
ポリガード作業の途中で タイヤのほうもやらされて 
優に普通の3倍ほどの仕事をやらされていましたはずです。
それで時々反乱してクリスマスの日に逃亡して困った覚えもあります。

その後 有名な大きな会社に一旦就職したのに 私の口車に乗って
当社に就職して またタイヤとコーティングの環境にあるとは これも何かのご縁です。
厳しい環境が 彼に取って役に立った?と思うわけです。
その店がこの春 一人の人材を育て上げ洗車・コーティング専門店へ送り出し
来月には今アルバイトの人を資格試験の合格をもって社員に送り出そうとしています。
舟橋君 武藤君という若手です。


会社という社会の中で いろいろな役割りをもって若者をムチとアメで
辛抱を覚えさせるのがコラボ店の大切な役割りであるというは
25年前に体験ずみです。
今のコラボ店長臼井君はそんな昔のことは知らず・・・・。
彼も迷いの中でやっていることが 実は人を育てる温床であることを知ったはずです。
「若者が成長して店を出て行く」
それが会社内の異動であっても 店長という意識は抜けられると痛手という感情は湧きます。
昔 焼肉食わせた伊藤君が就職するといった時 せっかくポリガードを任せたのに辞めるとは・・・。
一瞬そのように思ったかもしれませんが 成長を喜び送り出したら
数年してかものように戻ってきて以来20年以上働いてくれています。
なぜか? 焼肉の恩返しではなく 
やはり「志」に共鳴してくれたからだと思います。


自分の部下といういう意識から 若者は社会の財産であるという当たり前を意識し
喜んで送り出せたら 不思議と次々に良縁に恵まれて今までやってこれました。
そして
タイヤ小売業をベースとして車美容業へ進出し
「日本に新しい洗車文化を」専門店の展開で実現する。 
 という志まで昇華してきました。


そうした目で見ると 初期教育として
「人が育つ環境は厳しさがあるのはコラボ店舗であるスゴウ店」
その存在理由が見えると 志に役立っている事が良くわかります。

コメント
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