Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
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頭にはバンダナ
髭をはやし
足はサンダル

「モリさんでーす。」

その男はいきなり自分に
「さん」をつけて現れた。

それがモリさんとの出会いだった。

場所は根岸にあったInverHouse

山手に移転して水曜日に歌ってきた
あのInverHouseだ。

初めて会った時から何十年前から
友達だったかのように話しかけて
きた。

モリさんは僕と同じ下戸だった。

いつも車で移動しているから
飲まないのかと思ったら
飲めなかったのだ。

何度かライヴで会ううちに、
家は反対方向だったにもかかわらず
僕の家まで車で送ってくれる
ようになった。

モリさんは話しだしたら
止まらない人で、
家についても我が家の前で、
延々と話し続けた。

いろんな話をした。

とても1回や2回では書ききれない
ので、折々に何回かに分けて
書きます。

1回目として最も大事な会話の
話を書きます。

会った頃はモリさんはほとんど
カヴァー曲ばかりを演奏していた。

でも何曲かはオリジナル曲だった。

僕は以前から書いているように、
カヴァー曲の演奏に興味がないので
正直に伝えると彼はこう言った。

「オリジナルは300曲以上あるんだ。
 それに曲がまだついてない詞が
 40曲ほどあるんだけど、
 忙しくて曲がつけられなんだ」

当時、キャプテンと名乗る音楽仲間に
書いてもらった歌詞に曲をつけるという
試みをやったばかりで、バンドのメンバー
以外の人の詞に曲をつけることに、
新境地を開くきっかけになりそうだった
僕は

「余ってる歌詞があるのなら
 僕に曲をつけさせてくれないか」

という話をしました。

僕は半分ぐらいは話しを盛っている
んじゃないかと疑っていたので、
特に期待もせずにいました。

何回かライヴがあったある日、

「今日帰りにコンビニよっていい?
 歌詞のコピー取って渡すよ」

と言われました。

1曲はタイトルはなく、もう1曲は
「恋」と書かれていました。

どちらもすぐにメロディーが思いつき
曲になりました。

それで気をよくしたモリさんは、
僕以外にも歌詞を書いて配るように
なりました。

僕がもらった中でもこの曲は、
特にいい曲に仕上がったと
思います。

モリさんと出会ったInverHouseが
AngelsClubのあった山手に来た。

武田さんにもモリさんにも
聴いてもらいたくてこの曲を
歌いました。



小春日和
作詞 森山隆
作曲 SATOSHI

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