2月なのに温かい日が多く、そしてまた寒かったりと
体調を崩しやすい気温の変化ですね。
身体はそんな気温の変化を感じて、
熱いときには汗をだして、熱を発散させたり、
寒いときは汗を止めて、熱が汗で体外に出ないようにしたりして、
身体を外気温の変化に負けないよう調整しています。
それは自律神経といわれるからだの調節機能の働きによるものです。
汗は皮膚の汗腺というところから、出てきます。
その数は日本人で180万から280万もの汗腺があるそうです。
その汗腺はそれぞれが独自に汗を出したり、出さなかったりを勝手に
判断しているのではありません。
その働きを自律神経が統括しています。
自律神経の名前は、脳の指令を受けずに独立して働くことからついています。
つまり、何も頭で考えなくても、自律神経が判断して汗の調整をし、
体温の安定をしています。
自律神経はその他、心臓や臓器、血管の働きまでも調整します。
私たちが寝ているときも心臓や臓器が活動できるのは、
自律神経に調整されているからでもあります。
そのほかにも、心臓の鼓動を早めたり、緩やかにしたり、
食べたものを消化したり、血管を収縮したりゆるめたり、
呼吸、唾液量、目の瞳孔、涙、排泄、生殖機能など全身の調整をしています。
自分の意思とは無関係に自動的に運営されているのが
この自律神経とされていますが、
実際は心や感情の状態に影響を受けています。
例えば、何か緊張していると、のどが渇いたり、
汗をかいたり、心臓がどきどきしたり、血圧が上がったり、
呼吸が速くなったり、などそんな身体の変化があるのは皆さん
経験していることと思います。
つまり、身体の働きに不調があるというとき、
その原因は心、感情ということもあるのです。