いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

交感神経と副交感神経

2007年02月22日 | 身体と心

お風呂の話題からはじまったリラックスと温めることの解説は
まず自律神経について説明しないと始まらないので、
先日、自律神経について書き込みました。でも、それはまだ続きます。

自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経を総称しています。

交感神経と副交感神経はプラスとマイナスの働きをして身体の機能を調整する
関係にあります。


例えば心臓を例にして言えば、
運動時に血液を早く身体各部に送り出し、身体の酸素不足を起こさせないよう
交感神経が働いて、心臓の動きを活発にさせます。
運動を停止して、心臓の動きを収めるのが副交感神経です。

また、胃や腸に関しては、交感神経がその働きを抑え、
副交感神経が、胃や腸の働きを活動的にします。

臓器によっては、抑制と促進の分担が違いますが、
そのように交感神経と副交感神経は互いに臓器などに対して
プラスとマイナスの働きを起こさせます。

交感神経は運動時や、日中に優位になり、心臓の拍動を高め、
血管を収縮させ血圧を上げ、消化器官の働きを抑えて
身体を活動的な状態にします。
副交感神経は食事のときや休息時に優位となり、心臓の拍動をゆるやかにし
血管を拡張することで血流を確保し、心身をリラックスモードにします。また、
消化や排泄を促進します。
つまり交感神経は活動的モード、
副交感神経は休息と回復モードというように分担して、
身体の生命維持活動をしています。
私たちがいちいち、「こうしろ、ああしろ」と頭で考えなくても
自動的に身体を調整してくれているのが、自律神経です。

「今、ご飯を食べたから、胃と肝臓と腸は活発に働きなさい。」とか、
「今走ってるから心臓は活発に血を送りなさい。」とか意識しなくても、
身体はしっかり自動的にそうしてくれます。
こうした内臓の働きのほかにも、自律神経は身体の生命維持のために
身体の機能調節をしています。   
まだつづく

 

 

 

 

 

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