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いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

整体業界の現実(6-2)民間療法の効果の現実

2010年09月10日 | 整体院案内,院長プロフィール
施術の効果、それは絶対的ではありません。
簡単に言えば良くなるか、良くならないかわからない。
私の場合で言えば、およそ5回までの施術で50%。
10回の施術で70%。
20回で90%が治る。
ちなみに1回の施術で良くなって終了という方は5%もないだろう。
単なる軽い肩こりなどを楽にしたいとか、疲れの解消とか、メンテナンス
など患者の状態が特に深刻ではないものは除外。

残った10%はさらに回数を要するか、症状の軽減まで。
つまり絶対に治るとは言い切れない。
それでも、こういった療法において
かなり良い結果を出しているといっていいと思います。

おそらく、数ある施術院のうちで、
ここまでの結果を出せないところが大半(7、8割方くらいか)だと思う。
いわゆるリラクゼーションサロンなど、患者も、施術する側も
1回ポッキリの関係だということで
互いに多くを期待しない場であればそんな効果を気にすることは
必要がないでしょうが、卒業生がいわゆるリラクゼーションサロンに
卒業後努めているところならその程度の手法だといえます。

そういうリラクゼーションを初めから希望するなら
良いのですが、治療を目的にした方に対応したいというのなら
そういうスクールは避けることです。
効果が出せないところがおおいというのは、
まずそういうリラクゼーションサロン向けのスクールが多いからとも
いえます。
そんな整体スクールでの勉強では効果が出せないといっていいでしょう。

効果がある手法の勉強をしたとしても現実にそれが
治せるかというとそれは絶対的なことともいえません。

手法によって、その効果の違いもあります。
そして人はそれぞれ違うので回復する時間(回数、期間)はこれもそれぞれ
ということは当然です。
人による違いは様々な要因があり、考え方、生活習慣、仕事、からだの使い方、
癖、怪我や病気の期間、ストレスほか様々な要因により
皆それぞれ違った人となっています。

人はみな同じなら治療は簡単でしょうが、人はみな違うのです。
治療の難しさはまさにそこでしょう。
ですから、その勉強には終わりがないのかも知れません。
整体スクールを卒業しても、それは技の形や考え方の基本だけであって
それをどう柔軟的に運用するかはまさに経験や絶え間ない努力が
要求されていくと考えています。

人はなぜ病気になるのか、なぜ治るのか、どうすれば治るのか、
それは病院でも全てわかっているわけではない。
病院でよくならない方が、民間療法で良くなったという症例は
たくさんある。
病院でよくなったという方も当然たくさんいます。
その違いはいったい何なのか。

単純にいえば、処置がその人に合ったからだと言えます。
病院でよくなればそのほうが保険が利き、費用も少ない。
問題はそれでよくならなかった場合であって、
病院しか治療の手段が無いなら患者はあきらめるしかありません。
そういった病院で良くならないものに対する受け皿として
私たち民間医療は大きな役割を果たしているといえます。

単に受け皿というのでもなく、
病院の治療では対応できないことをすることで効果を出すわけです。


つづく

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考えるな、感じろ

2010年09月04日 | 日記、独り言
ストレッチや自己療法の指導は当院では
必ずといってあるのですが、
注意点がいくつかあって、
一般的なストレッチのやり方と形は同じではあるけど
そのやり方は全く違うと言えます。

そしてその違いを説明すると
皆、その有効性、考え方を理解してくれます。
ちょっとした違いなのですがそれが効果を大きく変えます。
そのちょっとしたやり方の違いが大きく効果を変えます。

そして「考えるな、感じろ。」(Don't Think. Feel!)ということ。
これはブルースリーが「燃えよドラゴン」で用いた言葉です。
その「感じる」ということも大切なポイントです。
考えてはいけないというわけではないけど、
大切なのは感じながら行うということ。
これがなければ、効果も半減です。

筋肉を伸ばすことと、疲労を流すこと。
そして感性を高めること。
その3つが当院のストレッチのポイントです。


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歌手にとっての脱力

2010年09月03日 | 日記、独り言
歌手の方が来院。
脚の痛みに悩んでおり、病院では筋肉を鍛える指導をされているが
良くならず、知人の紹介で当院を知り来院された。

筋肉が硬いのに筋肉トレーニングすれば逆効果であることと、
筋肉の硬さによるからだの問題と、力を抜くことを説明した。

その方の歌手、音楽家としての経験からも
力を抜くことの効果をこれまでにも何となく感じていたことが
当院の施術で身体が楽になることの感覚とリンクして
だんだんと理解できるように変化してきたという。

その方自身の発声も力でやることから、
抜くことで改良することの試みへの参考や、
知人のピアニストが力を抜くことでパフォーマンスが向上した
話しの理解にもつながり、
すこしずつこの方も何かを掴んできているようでした。

力を抜く、どうすれば抜けるか、
それが何に生かせるか、
それらのことに対し、私自身で今思うことを
伝えることは何とかできるけど、
私もまだまだ。

この歌手の方の話しからも、私自身が勉強させられることも多く、
他の患者さんからもいろんな事を勉強させてもらっていると感じます。


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3年前から腰椎すべり症で脚に痛み

2010年09月02日 | 腰痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛
30代女性。
7年前から腰や右脚(股関節から大腿)が痛み、
3年前に病院でレントゲン、MRIを撮り腰椎すべり症と診断を受ける。
湿布と痛み止めを処方されるが効果が無い。

ここ3ヶ月前から痛みが強まり
ネットで当院を知り来院した。


腰椎すべり症との診断だが、腰椎に目立った歪みはなかった。
右股関節の動きが硬くなっている。
大きな原因はここだろうと思い、まず股関節をゆるめる。
かなり硬くなっているがだいぶゆるんだところで
立って状態を確認してもらう。

しゃがむ動作でも痛みがあったが、
問題なくしゃがめる。
痛みはかなり無くなった。

それでも、股関節の硬さはあり、そのほか腰や背中の硬さも
あり、完全にOKとはなってはいない。
しかし、施術前とは格段に良くなっているのを本人も実感。
明日以降もさらに継続することとなった。

腰椎すべり症はMRIなどの画像検査で確認できれば
その診断は正しいわけですが、
痛みの原因はそれが全てでは無い。
このように、それ以外の要因がある場合が多い。

それが筋肉の硬さ。
ならば、病院で筋肉をゆるめてもらえばと思うかもしれないが
病院はそれが最も不得意なことと言える。
しかし、筋肉に問題があるという認識さえないという医師が
まず多いのかと思う。


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担当者がコロコロ変わる整体院

2010年09月01日 | 日記、独り言
昨日はクイックマッサージのようなところで
施術を受けて腰を痛めたという話しを記載したところ
今日来院した患者さんがこのブログをみて、
ご自身もそんな経験があるとおっしゃる。

さらにその患者さんによると、
求人誌にはけっこう整体師とかリフレとか
求人が載っていて、時給は普通の仕事と変わらないという。
頻繁に載っているから長続きしないのか、
前に行っていたサロンも人の入れ替わりが多く
3回行けば3回とも同じ人はいなくて別の人がやった。
それでは指名も意味は無いと思ったそうです。

施術する側も「どうせこの場限りの施術」と思えば
作業を淡々とこなす感じでしかない。
受ける側も、それを承知しているからか
周りで受けている人たちも「ここを重点的にやって」とか
「この辺がこっている」などとスタッフにリクエストしている。
周りに他の客もいるせいか、あとはほとんど会話を交わすことなく
時間通りに終了する。

「今思えば、スタッフも、あれではつまらないだろうと思う。
人が相手なのに機械の修理工場みたいかも。」と
この患者さんは話されました。
でも修理どころか、壊されたこともあるわけですが。、、



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