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マーケティング研究 他社事例 313 「スポーツビジネスの限界なのか、未来なのか?1」 ~東京ヴェルディの戦略の可否~

2019-02-19 11:12:17 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 313 「スポーツビジネスの限界なのか、未来なのか?1」 ~東京ヴェルディの戦略の可否~


東京ヴェルディ(東京都稲城市)が手を組む「東京バンバータ」は、2008年設立のアマチュア野球クラブでMLBが日本で主催した軟式野球大会で優勝したこともある強豪チームです。

今後、クラブ名を「東京ヴェルディ・バンバータ」に改称します。

選手の指導や育成ノウハウを共有化し、「強いチーム」作りに生かすほか、ファンの相互誘客で収益拡大を目指すと言います。

それにしても、サッカーの名門「読売クラブ」を源流とする東京ヴェルディがなぜ、、野球なのか?疑問に思うと思います。

東京ヴェルディはこの20年近く、苦境にあえいでいました。

1999年に読売新聞社とよみうりランドが経営から撤退し、2009年には日本テレビも手を引いたのです。

資金源を失った東京ヴェルディは2010年に4億円近い債務超過に陥いりました。

そんな苦境の名門クラブを「潰してはならない」とJリーグ事務局長から2010年に東京ヴェルディに転じたのが羽生社長でした。

羽生社長が見出したのは、サッカー以外の競技の取り込みです。ファン層の裾野を広げ、収益の多角化を図る狙いです。

すでに東京ヴェルディはサッカーの他、バレーボールやフットサル、トライアスロンでチームや選手を抱えています。

そして今回「消費者とのタッチポイントで日本のキングオブスポーツ」のアマ選手に手を伸ばしたのです。

競技人口は500万人とされ、商機は大きいと期待を込めています。(続く)



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