マーケティング研究 他社事例 752 「ブランド農産品に見る日本の対応力」 ~品種改良は日本の特技~
日本は高級フルーツやコメなど多くの農産品で新品種を創出し、国内需要を喚起して国際競争力も高めて来ました。
それは味を引き上げてブランド力を獲得するだけでなく、温暖化に対応するためにも欠かせなくなっています。
例えば、2000年代に入って次々に市場に出回ったブランド米は、新潟県魚沼産などに対抗する評価を得ようと、各地の農業試験場が創出に力を注いだのです。
一方で、『つや姫』といった新世代の銘柄の多くは食味を引き上げたうえに、高温耐性が高くなりました。
夏場の気温が上がりすぎるとコメは白っぽくなり、食味も落ちます。
温暖化のため従来品種の生産に影響が出ていることから、各地の農業試験場は近年、さらなる高温適応や収量増を重視し始めています。
野菜では種苗大手のサカタのタネが暑さに強いトマト「麗月」の種子を2017年に発売しました。
大玉トマトは高温期に身を付けると収穫期に割れやすい傾向にありますが、麗月は実割れしにくいのです。
カネコ種苗が2016年から発売しているレタス「タフV」も耐暑性を持っています。
日本の品種改良技術を世界に知らしめた代表的な農産品に、皮ごと食べられ、大粒果実が人気のブドウ「シャインマスカット」があります。
1kg3000円以上する高級品でアジアでも引き合いが強く、利幅が大きいうえ温暖化に強い事から栽培面積が増えているのです。
温暖化により、黒系のブドウは色素をつくるメカニズムがうまく働かず、着色不良が起きやすくなっていると言います。
シャインマスカットはもともと高温多雨に強い品種として育成されたうえ、黄緑系は着色不良の心配がありません。
温暖化が進む中で安定した出荷が見込まれます。
こうした品種改良には長い時間がかかります。
日本では、小粒の米国ブドウと大粒でマスカットの香りを持つ欧州ブドウを掛け合わせる取り組みが戦前から始まっていました。
欧州ブドウの食味がありながら、高温多雨の日本でも育ちやすい米国ブドウの強さを持ち合わせた品種を生み出す目的で、民間の育種家が試行錯誤していたのです。
戦後、国も本格的に開発を始め、交配を重ねた多くの種を掛け合わせ、2006年に品種登録されたのがシャインマスカットでした。
ゼリーのような食感と甘みが特徴のかんきつ「紅まどんな」も、「南香」と「天草」という2種類のかんきつをかけわせたもので、開発から品種登録まで15年を要しました。
価格は温州ミカンの2倍以上で、味に加え温暖化に強いという特色があります。
品種改良は長時間の積み重ねが必要で、日本が得意としており、気候変動に伴う食糧問題に対応する潜在力になっているのです。
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格10,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
日本は高級フルーツやコメなど多くの農産品で新品種を創出し、国内需要を喚起して国際競争力も高めて来ました。
それは味を引き上げてブランド力を獲得するだけでなく、温暖化に対応するためにも欠かせなくなっています。
例えば、2000年代に入って次々に市場に出回ったブランド米は、新潟県魚沼産などに対抗する評価を得ようと、各地の農業試験場が創出に力を注いだのです。
一方で、『つや姫』といった新世代の銘柄の多くは食味を引き上げたうえに、高温耐性が高くなりました。
夏場の気温が上がりすぎるとコメは白っぽくなり、食味も落ちます。
温暖化のため従来品種の生産に影響が出ていることから、各地の農業試験場は近年、さらなる高温適応や収量増を重視し始めています。
野菜では種苗大手のサカタのタネが暑さに強いトマト「麗月」の種子を2017年に発売しました。
大玉トマトは高温期に身を付けると収穫期に割れやすい傾向にありますが、麗月は実割れしにくいのです。
カネコ種苗が2016年から発売しているレタス「タフV」も耐暑性を持っています。
日本の品種改良技術を世界に知らしめた代表的な農産品に、皮ごと食べられ、大粒果実が人気のブドウ「シャインマスカット」があります。
1kg3000円以上する高級品でアジアでも引き合いが強く、利幅が大きいうえ温暖化に強い事から栽培面積が増えているのです。
温暖化により、黒系のブドウは色素をつくるメカニズムがうまく働かず、着色不良が起きやすくなっていると言います。
シャインマスカットはもともと高温多雨に強い品種として育成されたうえ、黄緑系は着色不良の心配がありません。
温暖化が進む中で安定した出荷が見込まれます。
こうした品種改良には長い時間がかかります。
日本では、小粒の米国ブドウと大粒でマスカットの香りを持つ欧州ブドウを掛け合わせる取り組みが戦前から始まっていました。
欧州ブドウの食味がありながら、高温多雨の日本でも育ちやすい米国ブドウの強さを持ち合わせた品種を生み出す目的で、民間の育種家が試行錯誤していたのです。
戦後、国も本格的に開発を始め、交配を重ねた多くの種を掛け合わせ、2006年に品種登録されたのがシャインマスカットでした。
ゼリーのような食感と甘みが特徴のかんきつ「紅まどんな」も、「南香」と「天草」という2種類のかんきつをかけわせたもので、開発から品種登録まで15年を要しました。
価格は温州ミカンの2倍以上で、味に加え温暖化に強いという特色があります。
品種改良は長時間の積み重ねが必要で、日本が得意としており、気候変動に伴う食糧問題に対応する潜在力になっているのです。
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内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣