一般的に養殖物は薬品類が多く使われているのではないのかといった話をよく聞きますが、今はそんな時代と違うらしい。
全国海水養魚協会の方が「養殖魚の需要が増えた70年代の後半、過密状態のいけすで飼育され、エサやフンの汚れで魚が病気にかかりやすくなった漁場もあった。その当時のイメージが残っているのではないか」と話している。
現在は病気予防ワクチンなどの医薬品は薬事法で定められた方法によって使われているという。そして出荷時には、保健所が抜き打ち検査もするそうです。
各都道府県が水質調査をしたりして養殖現場の環境改善も進められている。いろいろと世間を騒がせている産地偽装問題などがあるが、人々が関心を持つ事が良いとの事で、養殖業界も養殖場の見学会などを積極的に開いている。
そして天然物でも有機水銀が含まれているものもあり、養殖の魚をむやみに毛嫌いすることは無いと鎌倉女子大学の教授も言っているとの事。
一般的には天然物よりも身はやわらかい。そして、エサの影響でこってりした風味が強い。少し脂っこいというが、天然物と養殖物を上手に使い分けて食べればよいのでは。子供にハマチの天然を食べさせると、美味しくないといい、大人は美味しいと感じる。その代わりに養殖ハマチは子供には大うけする。
明日はエサのことを続けて書きます。
今日は、先日お話したサントリー蒸留所にいって話を聞いてきました。また書きます。