石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

8日稲刈り体験について

2022年10月05日 | 田んぼ・お米作り講座
※「お米つくり体験講座」にお申込みの方のみの稲刈りイベントになります。

我が家の稲刈り(うるち米・キヌヒカリ)は2日に行いました。台風被害もなく倒れている稲はほとんどなくコンバインもスムーズに…と言いたいところでしたが刈り取りしたワラを結束する紐が度々切れて作業中断。でもどうにか一番上の段と下の段の刈り取りが終わりました。その後は機械屋さんに見ていただき原因が分かりました。何せ1年に1回の使用頻度のコンバインですから紐をどのように通すのか覚えておけず。農機具の説明表記って意外に分かりにくいものが多かったり。

今年はあぜの水が保てなくて、唯一の1回の除草剤が全く効いておらず田んぼ半分以上水草「コナギ」で覆いつくされてしまいました。稲刈りの途中で花の咲いたコナギを抜く今までやったことがない作業も加わり一層大変になってしまいました。一度種がこぼれれば来年は更にひどい状況が想像できます・・・雑草との戦いが今から考えるだけで重いです。あぜ塗りの重要性を身に染みた年となりました。

4日には体験イベントで行う稲刈りの区画を残して外周をコンバインで刈り取りしました。脱穀し終えたワラは肥料用には粉砕して、残りは掛け干しするのですが畑のかぼちゃ栽培の敷きワラ利用やネギやさつま芋の肥料として。そしてわら細工用にも利用します。その後籾摺り作業で出る「もみ殻」も土壌改良や堆肥に利用するし、精米後の「米ぬか」も農業には欠かせず無駄がないのがお米作りです。もはや畑での野菜作りのためにお米作りをしているのかも。

今のところころころ変わる予報、お天気が気になるところです。8日雨が降っていない場合でも前日の雨で田んぼがぬかるむようでしたら8日は中止になります。8日田んぼの水がはけて9日雨でなければ稲刈りを行います。田んぼの状況は天気だけの判断でない事、ご了承ください。また8・9日が稲刈りが出来ない場合は申し訳ありませんが稲刈り体験は中止にさせていただきます。作業は我が家で進めさせていただきます。次週迄作物を人間の都合で延期することが出来なく(収穫適期があります)、作物の都合に人間が合わせることが自然の中で行う『農業』なのです。…ハウス栽培や工場野菜は逆に人間の都合で栽培される解釈してよいですね。そのような事も理解して下さる機会になれば嬉しいです。とりあえず、ブログを当日朝6時には更新いたしますので確認していただきたいと思います。

田んぼの真ん中にカラス除けの鷹の「カイト」が飛んでいます。眺めていると飽きません(笑)
南側の斜面の柿は今年は生り年の様です。どうにか稲刈りが開催できるように、天気の様子を見守りましょう。
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