石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

第二回米作り講座 開催 その2

2008年08月12日 | 田んぼ・お米作り講座
(T.Sさんの活動報告記事です)

『田んぼの自然観察』

 わ、カエル。
 トンボつかまえた。なんていう名前?
 おんぶバッタがいたよ。
 星野さん(都会の田舎おすそ分け・米作り講座校長)の指導で行われた田んぼの観察コースでは、子どもたちの歓声や、質問の声があちこちからわき上がった。田んぼの水をすくい取って水中の小さな昆虫を観察する場面では、図鑑や写真つきの資料とにらめっこして「チビゲンゴロウだ」「アメンボの類かな」などと親子で真剣に調べる姿も見られた。「虫には害虫、益虫、どちらでもない虫がいる。どちらでもないものが重要な役割を果たすこともある」との星野さんの解説にウンウンうなずく人も。子どもたちが捕まえた虫は観察の後また元のすみかに戻された。
 6月7日の第1回米作り講座で田植えをした稲はおよそ90センチに育ち、大半が花をつけて夏の日をいっぱい受けて、風にそよいでいた。「農薬はいっさい使わず水の管理に注意してきた。これからはスズメが食べにくるので月末には網を張ります」(石坂一雄さんの話)。田の水の温度は水の取り入れ口付近で23度、端の方で28度と温度差があり、水の温度が高いほうが稲の生育が良く、花を付ける時期にも差が出るという。
 子どもも大人も、遠くから眺めているだけでは分からない田んぼの自然、仕組み、生き物達の姿を、プロの説明を聞きながら楽しんでいた。
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