バレーボールの勝敗のカギはセッターとエース。長身の外国人選手がオポジットポジションにいるチームには、セッターとエース+スーパーエースという構図になります。守備重視のチームの場合はその配分が難しくなりますが・・。
岡山シーガルズは今週、アウェーの神戸で久光スプリングスと対戦します。今季、各チームが補強を重ねていることもあり苦しいリーグが予想されるシーガルズですが、無名選手を育てて戦う従来の姿勢に加えて、今季はチーム初の外国人選手、タイ代表のタナッチャを獲得して新境地を切り開こうとしています。久光戦は今季のチーム力の現在地を知る意味でも大事な試合となりそうです。
この試合での岡山シーガルズのベンチ入り14選手です。
では、試合結果です。
🏐フルセットに持ち込まれた時点で勝利には厳しい展開でした。ラリーポイント制のもとでは、15点はあっという間に到達します。その場合のポイントゲッターは間違いなくエースに委ねられます。その差が現実になるとどうしても不利になってしまうので、第4セットまでで試合を決めておきたかったのですが、中々難しいですね。
佐伯が22得点と気をはきましたが、対角に入った高柳は2得点、オポジットのタナッチャは10得点に終わりました。ミドルの付欣田がアタックポイント12点に加えてブロックで6得点をあげており、戦力としての台頭が期待できそうです。
シーガルズの各セットのスタートローテーションです。
「S1」が基本スタイルのシーガルズですが、第3セットを「S6」、第5セットは「S2」でスタートしました。相手のスタートローテーションを予測して微妙にローテーションを動かすことはよくありますが、第2セットまでと第3セット以降ではエースポジションの2人を入れ替えて臨みました。バックオーダーが基本スタイルのシーガルズの場合は、セッターにより高い技術が求められるので、宮下、宇賀神ともそれに対応できなければなりません。ただ、この試合では第5セットにフロントオーダーで臨みました。久光が5セットとも「S6」のローテーションでスタートしていて、相手の布陣に備えて入れ替える必要性はないように思えますが、今季は左利きのオポジットではないことから、タナッチャの攻撃力を生かす為にフロントオーダーを試したのでしょうか? セッターとしては後衛にいる時のリベロの位置が変わって来ることが微妙に影響するかも知れません。まあ、本当のところの理由は監督にしか分からないのでしょうね。
明日も神戸で久光スプリングスと対戦する岡山シーガルズ。今日の反省を生かして雪辱してほしいと思います。
上位に離されずに付いて行きたいですね。その為には負けられません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます