ホームゲーム今季初勝利を挙げた先週の東レ戦を受けて、勢いを増したい今週の2試合になります。完全アウェーで迎えるデンソーエアリービーズ戦は相性の良くない相手でもあり、チーム状況をはかる意味でも重要な試合と位置付けられます。
この試合のシーガルズのベンチ入りメンバーです。
大きくは変わっていませんが、僅かに攻撃に振れる陣容になったでしょうか?
勿論、監督の意図に選手が応えられたらという前提がありますが。
試合結果です。
🏐第1セットの失い方が良くなかったので不安の立ち上がりだったでしょう。しかし、第2セットのデュースの応酬を取り切れたことで流れが変わったと思います。第3セットもデュースにもつれた末に取り、一気に勝機を引き寄せました。この粘りが試合中に生まれてくればシーガルズバレーの神髄に近くなります。良い流れを継続する為にも更に勝利を重ねたいところです。
この試合は第3セットと第4セットに驚愕の選手起用を見せました。
それがこのスタートローテーションに見て取れます。
第3セットでミドルポジションに並んだ ④-⑦の対角に驚きを感じた方も多いと思います。小松原と山城は2人ともオポジットを主戦場にしているライトスパイカーです。そして、このポジションを生かすための守りの要を9番の高柳に委ねました。アウトサイドヒッターが4人コートに増えることでレフトに偏る攻撃にアクセントを加える意図を感じます。ミドルの位置にサウスポーの小松原という選択はセオリーを無視していますが、ミドルブロッカーはオポジットの位置に入る川島1人に絞っても攻撃のバリエーションが増えると踏んだのでしょう。このポジションにはリスクもあり、川島がサーブレシーブをしないといけなくなることですが、元々レシーブに長けている川島キャプテンならこなせると思ったのでしょう。そして、リスクを最小限にとどめる為にサーブレシーブを高柳とリベロの城戸に集中させたことで攻守に安定感が出たように思います。
これが意図した布陣で今後に生きるものになるのか、それとも単なる火事場の馬鹿力で終わってしまうのかは、今後の試合を見ないと分かりません。継続的に維持できる戦術に加わったなら希望が見えてきます。
今週、それを判断する為にはNEC戦を見てみないといけません。
現在2位の赤ロケを叩いたとしたら本物と考えても良さそうですね。
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