おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

ヤクルト球団最大の苦境か? 「中の人」の功績に報いる未来創造を望む。

2025年02月26日 13時33分35秒 | プロ野球

日本のプロスポーツに今は不可欠になったマスコットの活動。ファジの「ファジ丸」も奮闘中ですが、Jリーグ「鳥の会」メンバーからも尊敬を集める鳥界の大先輩「つば九郎」の訃報に接しては大きなショックを受けています。単なる球団マスコットの領域を飛び出して、野球に興味にない方々からも人気を集めた稀有な存在、それがつば九郎でした。

「つば九郎」が特別すぎたからこそ難しい“今後の判断” 稀代のマスコットが残した功績(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

「つば九郎」が特別すぎたからこそ難しい“今後の判断” 稀代のマスコットが残した功績(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

 ヤクルトの名物マスコット「つば九郎」の残した功績と存在感の大きさが、日に日に大きく感じられる。 2月19日、球団からつば九郎の担当者(いわゆる「中の人」)が病気...

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以下に全文を引用します。


「つば九郎」が特別すぎたからこそ難しい“今後の判断” 稀代のマスコットが残した功績

ヤクルトの名物マスコット「つば九郎」の残した功績と存在感の大きさが、日に日に大きく感じられる。

2月19日、球団からつば九郎の担当者(いわゆる「中の人」)が病気で死去したことが発表されると、野球界のみならず多方面で哀悼の意が寄せられた。日本スポーツ界に与えた影響の大きさが浮き彫りになったとともに、「野球殿堂入りすべき」という声まで出始めている。

「ここまで大きく注目されることがスゴい。つば九郎はキャラクターとして独自の地位を築き上げた。アイドルのように愛想を振りまくだけでなく、時にブラックジョークを交えて周囲の大人を『引かせる』こともある。見た目の可愛さからは想像できない多様性を発揮することで人気が出た」(スポーツマーケティング会社関係者)

「燕」らしからぬぽっちゃりとしたフォルムがトレードマーク。1994年4月9日の阪神戦(神宮)で初出場、以来2000試合以上にわたって球場を盛り上げてきた。時事ネタを盛り込んだ「フリップ芸」、決して成功しない「空中くるりんぱ」など、見るものを飽きさせないキャラクターだった。

「つば九郎と中日・ドアラは見た目の可愛さに加え、オリジナルの芸風を持っている強みがある。他球団でも広島・スライリーなどは人気があるが、見た目からしてMLBフィリーズのフィリー・ファナティックそっくりで個性はそこまで強くない。キャラが立っていることが(つば九郎の)何よりの武器だった」(スポーツマーケティング会社関係者)  

球団マスコットといえば1980年代に阪急ブレーブスを盛り上げた「ブレービー」がパイオニア。「中の人」を元巨人ドラフト1位の島野修氏が務めたこともあり話題となった。その後も多くの球団がキャラクターを採用したが、つば九郎のような存在感を発揮するまでには至っていない。

「(つば九郎も)初出場時から今のスタイルではなかった。当時は他のキャラクター同様、グラウンド内に出てファンに手を振るような感じ。試行錯誤を重ね、独自のパフォーマンスを作った。許されるギリギリのラインを攻めることで問題視されたこともあった。それでもやり遂げた。上昇志向が強いプロのキャラクターだった」(ヤクルトOB)

試合前のフリップ芸は名物となり、ヤクルトや他球団選手を“イジる”ことも多かった。時事ネタを盛り込んで“ギリギリ”のネタを提供することもあった。ヤクルトと神宮球場という2つの特性を見極めた上で見つけた武器だったのだ。

「ヤクルト球団は何かと“緩いこと”が特徴。際どく攻めたことをやっても球団内からNGが出ることは、ほとんどなかった。また神宮球場は通路が狭く階段が急なため、つば九郎がスタンド内を歩き回ることができない。その中で大型カラービジョンを生かしたエンタメを創造したのが素晴らしい」(ヤクルト関係者)  

MLBではフィリー・ファナティックや一時期パドレスが雇用していたチキン(球団公式ではない)は、グラウンド内外を移動して様々なイタズラをして場内を沸かせた。つば九郎は神宮球場という動きが限られた場内でもできる最高の芸を作り上げた。

「一時はスタンド内も動き回れる人間的なフォルムの燕太郎とトルクーヤが生まれたが、つば九郎人気にはとても及ばなかった。(つば九郎は)基本はグラウンド内しか動けないにも関わらず、ビジョンを効果的に活用して芸風を作り上げたことが尊敬に値する」(ヤクルト関係者)

「ヤクルトはもちろん他球団選手もイジることに、当初は少なからず反発もあった。しかしつば九郎自身のアイディアや愛されるキャラクターによって誰もが認めるものになった。落合博満氏など、大御所の懐に遠慮なく飛び込んだことに驚かされていた」(ヤクルトOB)  

つば九郎が“特別”だったがゆえに難しいのが今後の球団の動き。「つば九郎=担当者さんであり、ここで同キャラクターは引退させるべき」という声も聞こえる。

「グッズ売上等の人気トップを争う貴重なキャラクター。ファンの方々の気持ちもわかるが、プロスポーツ・ビジネスとして考えれば今後も登場させたいはず。同様の形で再登場させるのか、新キャラを作り出すのか。答えは存在しないだけに球団は難しい選択を迫られる」(スポーツマーケティング会社関係者)

「担当者さんは家族もいるはずなので、そういった方々サポートをしてあげて欲しい。例えば、つば九郎の追悼試合を行って収益をお渡しする。今後の売り上げの中からロイヤリティを支払う。これだけの功労者だからこそ、球団にはそういう部分でも感謝の意を表して欲しい」(ヤクルトOB)

今までにない形のキャラクター像を作り上げたつば九郎。野球殿堂入りももちろんだが、球団スタッフに何かあった際の前例を作り上げてくれるかもしれない。

「つば九郎のいないヤクルト戦は想像できない。オープン戦など実戦が始まったら、もっと悲しくなるのかもしれない」(ヤクルト関係者)

「つばくろうがいなくなったら、そらをとんだとおもってくいださい」(つば九郎)と言われても、まだまだ受け止められそうもない。  

ひょこひょこ歩き回る愛らしい姿と、ギリギリを攻めた“毒のある”笑いを野球ファンは忘れることはないだろう。まずは神宮球場を極上のエンタメ空間にしてくれたことに、お礼を伝えたい。


神宮球場は年間稼働率が非常に高い野球場の一つです。ここを本拠地に一世を風靡した稀有な球団マスコット。つば九郎の今後をどうするのかの結論は簡単には出ないことでしょう。ヤクルト球団は大きな苦境に立たされることになったと言えます。日本独自のマスコット文化、それを最大に表現し尽くしたつば九郎の「中の人」の語り尽くせないこれまでの功績に報いる為にも、球団の英知を結集した未来創造の形を見せてほしいものです。

そして、日本のスポーツ界にあまた存在するマスコットの皆様の今後のご健勝とご活躍を心から願って止みません。

ファジ丸も頑張れよ!


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