郵政法案「反対確実、10人前後」 首相が「票読み」 (朝日新聞) - goo ニュース
「確実に反対、10人前後」
小泉首相が20日、東京都千代田区大手町の経団連会館で開かれたシンポジウム「郵政民営化の意義と日本の改革」に参加して、演壇に立ち、こう明かしたという。
「(自民党で)今のところ、確実に反対するのは10人前後、反対の可能性があるのは20人前後と言われている」などと述べ、現状が厳しいことを説明した。
郵政民営化関連法案の参議院での可決成立をめざして、最近の小泉首相は、これまでの強硬な態度と打って変わった「謙虚な姿勢」を示すのに懸命である。
自民党参議院議員18人が反対に投票すれば、法案は否決されるので、気が気ではない様子である。天王山とも言うべき「決戦の日」は、8月5日か12日と見られている。延長国会の会期末が8月13日なので、小泉政権の命運がどうなるか、多くの国民が注視している。
小泉首相は、法案が否決されれば、衆議院の解散・総選挙の辞さない構えでいる。衆議院議員は、「首相の精神構造は、普通ではないので、本当に伝家の宝刀を抜き兼ねない」と大慌で選挙区に入るなど、いまや「総選挙モード」で走り出しており、この勢いはもはや止められない。
この緊迫した状況のなかで、参議院本会議での採決の結果後、政局がどうなるかをめぐって、「3つの選択肢」が議論の的になっている。
1つは、僅差にしろ、辛うじて可決成立した場合、小泉首相は9月に内閣改造を行い、10月23日の補欠選挙に臨むか、解散・総選挙に打って出る。
2つは、否決され、「廃案」となるか、「期限切れ」で「継続審議」の見通しとなる場合、小泉首相は、解散・総選挙を断行し、「9月11日」を投票日とし、執行する。
3つは、解散・総選挙を阻止するため、小泉内閣を「総辞職」に追い込む。その場合、新しい「総理大臣」を選ぶことになる。
これらのシュミレーションが話題になっているのだが、「3つ目」の道について、自民党内では、「森喜朗前首相」と「青木幹雄参議院自民党会長」とが手を結び、画策を始めているという情報が、永田町周辺に飛び交っている。この動きを察知してか、小泉首相は「明智光秀が出てくるかもしれない」と発言し、警戒している。
自民党内に渦巻く「小泉憎し」「反小泉」の感情を宥めるには、「森喜朗前首相」が再度登板して、党内を一つにまとめるしかないという考え方である。「ポスト小泉」の最有力候補者と目されている安倍晋三幹事長代理に対して、「まだ早い」という声が強く、「安倍包囲網」がいま数えただけでも「4つ」もある。ならば「福田康夫前官房長官ではどうか」という考え方から、「福田康夫前官房長官擁立」で纏まりかけていたが、「どうも福田さんには、スキャンダルがありすぎる」という悲観論が急浮上して、ポシャリかけてきている。そこで突如、注目されてきたのが、「森喜朗前首相」であり、「本人もやる気満々だ」と言われている。森、青木両氏は、早稲田大学の先輩後輩という関係で、小渕恵三元首相が急死した後に、政界がドタバタしている最中、「青木幹雄、野中広務、亀井静香、それに森喜朗」の4人が都内のホテルに籠もり、「森首班」を決めた経緯がありこれらの人間関係は、いまでも健在のようである。
ただし、一般世論の趨性は、「安倍晋三首相」が圧倒的であり、「いまさら森喜朗首相でもあるまい」というかなり冷めた見方が支配的である。それどころか、「森首相で選挙に勝てるのか。自民党が崩壊してしまう」という不安がる声も強い。永田町のプロたちの感覚が、一般国民からかなり乖離しているのである。もし、「森政権」が樹立されるような場合、これは、まさしく「自民党崩壊の始まり」となるまは確実である。いかに厚化粧して首相に就任して、「昔の名前で出ています」と歌っても、国民人気が上がるどころか不興を買ってしまうだけである。小泉首相を支持してい国民がいまでも「40%」を超えている現実を無視して憚らない欲惚け老人たちの思うがままにさせてはならない。そんなことを許せば、日本の未来は、「真暗闇」となる。
「確実に反対、10人前後」
小泉首相が20日、東京都千代田区大手町の経団連会館で開かれたシンポジウム「郵政民営化の意義と日本の改革」に参加して、演壇に立ち、こう明かしたという。
「(自民党で)今のところ、確実に反対するのは10人前後、反対の可能性があるのは20人前後と言われている」などと述べ、現状が厳しいことを説明した。
郵政民営化関連法案の参議院での可決成立をめざして、最近の小泉首相は、これまでの強硬な態度と打って変わった「謙虚な姿勢」を示すのに懸命である。
自民党参議院議員18人が反対に投票すれば、法案は否決されるので、気が気ではない様子である。天王山とも言うべき「決戦の日」は、8月5日か12日と見られている。延長国会の会期末が8月13日なので、小泉政権の命運がどうなるか、多くの国民が注視している。
小泉首相は、法案が否決されれば、衆議院の解散・総選挙の辞さない構えでいる。衆議院議員は、「首相の精神構造は、普通ではないので、本当に伝家の宝刀を抜き兼ねない」と大慌で選挙区に入るなど、いまや「総選挙モード」で走り出しており、この勢いはもはや止められない。
この緊迫した状況のなかで、参議院本会議での採決の結果後、政局がどうなるかをめぐって、「3つの選択肢」が議論の的になっている。
1つは、僅差にしろ、辛うじて可決成立した場合、小泉首相は9月に内閣改造を行い、10月23日の補欠選挙に臨むか、解散・総選挙に打って出る。
2つは、否決され、「廃案」となるか、「期限切れ」で「継続審議」の見通しとなる場合、小泉首相は、解散・総選挙を断行し、「9月11日」を投票日とし、執行する。
3つは、解散・総選挙を阻止するため、小泉内閣を「総辞職」に追い込む。その場合、新しい「総理大臣」を選ぶことになる。
これらのシュミレーションが話題になっているのだが、「3つ目」の道について、自民党内では、「森喜朗前首相」と「青木幹雄参議院自民党会長」とが手を結び、画策を始めているという情報が、永田町周辺に飛び交っている。この動きを察知してか、小泉首相は「明智光秀が出てくるかもしれない」と発言し、警戒している。
自民党内に渦巻く「小泉憎し」「反小泉」の感情を宥めるには、「森喜朗前首相」が再度登板して、党内を一つにまとめるしかないという考え方である。「ポスト小泉」の最有力候補者と目されている安倍晋三幹事長代理に対して、「まだ早い」という声が強く、「安倍包囲網」がいま数えただけでも「4つ」もある。ならば「福田康夫前官房長官ではどうか」という考え方から、「福田康夫前官房長官擁立」で纏まりかけていたが、「どうも福田さんには、スキャンダルがありすぎる」という悲観論が急浮上して、ポシャリかけてきている。そこで突如、注目されてきたのが、「森喜朗前首相」であり、「本人もやる気満々だ」と言われている。森、青木両氏は、早稲田大学の先輩後輩という関係で、小渕恵三元首相が急死した後に、政界がドタバタしている最中、「青木幹雄、野中広務、亀井静香、それに森喜朗」の4人が都内のホテルに籠もり、「森首班」を決めた経緯がありこれらの人間関係は、いまでも健在のようである。
ただし、一般世論の趨性は、「安倍晋三首相」が圧倒的であり、「いまさら森喜朗首相でもあるまい」というかなり冷めた見方が支配的である。それどころか、「森首相で選挙に勝てるのか。自民党が崩壊してしまう」という不安がる声も強い。永田町のプロたちの感覚が、一般国民からかなり乖離しているのである。もし、「森政権」が樹立されるような場合、これは、まさしく「自民党崩壊の始まり」となるまは確実である。いかに厚化粧して首相に就任して、「昔の名前で出ています」と歌っても、国民人気が上がるどころか不興を買ってしまうだけである。小泉首相を支持してい国民がいまでも「40%」を超えている現実を無視して憚らない欲惚け老人たちの思うがままにさせてはならない。そんなことを許せば、日本の未来は、「真暗闇」となる。