ミサイル防衛システム配備、1年前倒しも (読売新聞) - goo ニュース
「仮想敵国」という軍事用語がある。表向きは、友好関係を維持しながら、「万が一」に備えるのは、軍事の要諦である。江戸時代に、軍学者である山鹿素行が弟子に「我が国はどこからも攻められるということは考えられないのに、なぜ武士が兵力を保持し、備えなければならないのですか」と聞かれた。これに対して、素行は「兵力を備えていれば、侵略をしようとは思わないだろう」と答えたという。現代兵学流に言えば、「抑止力」ということになるのであろうか。攻めて行った先で激しい抵抗にあい、兵員が大量に消耗することになれば、攻めて得をすることはない。損害が多くなるに決まっているからである。
大東亜戦争の当時、日本の「仮想敵国」は、第1位アメリカ、第2位英国、第3位オランダ、第4位ソ連、第5位中国という順位だった。それを大本営が順位を変えてしまったのである。第1位ソ連、第2位中国、第3位アメリカ、第4位英国、第5位オランダの順である。
敵性の強い国でしかも強力な軍事力を持っている国と戦ったのでは、負ける公算が大である。弱そうな国と戦えば、勝てる見込みがある。大本営は、おそらくそう読んだのであろう。
しかし、日本は、第1位アメリカ、第2位英国、第3位オランダ第4位ソ連、第5位中国と「仮想敵国」の順位を入れ換えてしまった。そのうえ、馬鹿なことに、「ソ連」を「友好国」と思い違いしていた。これは、終戦時まで変えることなく、最後までソ連を信用・信頼し、戦争終結のために「ソ連を仲介役」を頼もうとまでしていたのであった。これがまんまと騙されていたというのに気づいたときは、すでに遅く、ソ連が対日参戦を決め、旧満州や北海道への侵攻を決定し、現実にソ連軍が侵攻してきたのである。
元来、大本営の間違いは、仮想敵国である第1位アメリカ、第2位英国、第3位オランダとは、絶対に戦ってはならないという鉄則を軽視したことにある。
ならば、今日の「仮想敵国」は、どうなのであろうか、言うまでもない。第1位アメリカ、第2位英国、第3位ロシア、第4位中国、第5位韓国(及び北朝鮮)という順である。同じ「海洋国」であるアメリカと英国とは、「同盟」を結んでも、決して戦うことがあってはならないのである。このことは、絶対に忘れてはならない。
政府は22日、ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備を前倒しする方向で検討に入ったという。読売新聞が1面トップで報道した。「トクダネ」である。
政府は、ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備を、アメリカの強い要請を受けて実現する。ミサイル防衛(MD)システムの対象国は、仮想敵国の順位第4位の中国と第5位の韓国(及び北朝鮮)であることは、疑う余地はない。アメリカがもっとも「攻撃したい国々」である。
中国と韓国(及び北朝鮮)が、日本に最も近いからというのが理由ではない。仮想敵国順位が低い国々と戦っても「勝てる見込み」が高いが故に、「万が一」に備える必要が高まる。何とも、奇妙なパラドックスが成り立っているのだ。第1位アメリカ、第2位英国、それに敢えて言えば第3位ロシアとの軍事衝突を考える必要はいまはない。危ないのは、第4位の中国と第5位の韓国(及び北朝鮮)である。歴史的にみても、日本に向けて「侵略」「攻撃」してきそうなのが、中国と韓国(及び北朝鮮)である。何しろ、日本に対して怨み骨髄のようだからである。この悪感情に対して、日本はしっかりと備えておかなくてはならない。
日本が、アメリカの強い要請を受けているからと言っても、ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備に踏み切るのは、根本的に中国と韓国(及び北朝鮮)を信用していないからでもある。
このところの中国、韓国の「反日」的な動きは、多くの日本国民に「警戒感」を増幅する「マイナス効果」を生む最大の要因になっている。日本はこれからの時代、中国や韓国を「侵略」しようなどと妄想を抱くことは、まずないはずである。にもかかわらず、中国は相変わらず日本からのODA予算をもらいながら、核弾頭やミサイルの先頭を日本に向けているとも言われている。
こんな国をあっさりと信ずるのは、極めて困難である。過去の歴史を持ち出し、「日本への怨み」を晴らそうと思ったとしても、おかしくはない。朝日新聞は23日付朝刊の「社説」に、中国共産党一党独裁の北京政府に対して、「軍事力増強の理由を説明すべきである」と強調している。朝日新聞社が本気でそう思っているとすれば、高く評価しなくてはならなくなるのだが、簡単には信用できないのもまた一つの事実である。
欧米列強の侵略の最大の被害民族である中華民族や韓国(及び北朝鮮)が、軍事力増強に走るのも理解できるけれど、日本としては「いつでも核保有国になれる潜在的軍事大国」であることを「ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備」によって強烈に示しておくことは、「侵略の意図」を挫くためにも、やはり絶対に必要なことである。多くの日本人の気持ちは、「日本をあまり見くびるでない」という点で一致しているのではなかろうか。
「仮想敵国」という軍事用語がある。表向きは、友好関係を維持しながら、「万が一」に備えるのは、軍事の要諦である。江戸時代に、軍学者である山鹿素行が弟子に「我が国はどこからも攻められるということは考えられないのに、なぜ武士が兵力を保持し、備えなければならないのですか」と聞かれた。これに対して、素行は「兵力を備えていれば、侵略をしようとは思わないだろう」と答えたという。現代兵学流に言えば、「抑止力」ということになるのであろうか。攻めて行った先で激しい抵抗にあい、兵員が大量に消耗することになれば、攻めて得をすることはない。損害が多くなるに決まっているからである。
大東亜戦争の当時、日本の「仮想敵国」は、第1位アメリカ、第2位英国、第3位オランダ、第4位ソ連、第5位中国という順位だった。それを大本営が順位を変えてしまったのである。第1位ソ連、第2位中国、第3位アメリカ、第4位英国、第5位オランダの順である。
敵性の強い国でしかも強力な軍事力を持っている国と戦ったのでは、負ける公算が大である。弱そうな国と戦えば、勝てる見込みがある。大本営は、おそらくそう読んだのであろう。
しかし、日本は、第1位アメリカ、第2位英国、第3位オランダ第4位ソ連、第5位中国と「仮想敵国」の順位を入れ換えてしまった。そのうえ、馬鹿なことに、「ソ連」を「友好国」と思い違いしていた。これは、終戦時まで変えることなく、最後までソ連を信用・信頼し、戦争終結のために「ソ連を仲介役」を頼もうとまでしていたのであった。これがまんまと騙されていたというのに気づいたときは、すでに遅く、ソ連が対日参戦を決め、旧満州や北海道への侵攻を決定し、現実にソ連軍が侵攻してきたのである。
元来、大本営の間違いは、仮想敵国である第1位アメリカ、第2位英国、第3位オランダとは、絶対に戦ってはならないという鉄則を軽視したことにある。
ならば、今日の「仮想敵国」は、どうなのであろうか、言うまでもない。第1位アメリカ、第2位英国、第3位ロシア、第4位中国、第5位韓国(及び北朝鮮)という順である。同じ「海洋国」であるアメリカと英国とは、「同盟」を結んでも、決して戦うことがあってはならないのである。このことは、絶対に忘れてはならない。
政府は22日、ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備を前倒しする方向で検討に入ったという。読売新聞が1面トップで報道した。「トクダネ」である。
政府は、ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備を、アメリカの強い要請を受けて実現する。ミサイル防衛(MD)システムの対象国は、仮想敵国の順位第4位の中国と第5位の韓国(及び北朝鮮)であることは、疑う余地はない。アメリカがもっとも「攻撃したい国々」である。
中国と韓国(及び北朝鮮)が、日本に最も近いからというのが理由ではない。仮想敵国順位が低い国々と戦っても「勝てる見込み」が高いが故に、「万が一」に備える必要が高まる。何とも、奇妙なパラドックスが成り立っているのだ。第1位アメリカ、第2位英国、それに敢えて言えば第3位ロシアとの軍事衝突を考える必要はいまはない。危ないのは、第4位の中国と第5位の韓国(及び北朝鮮)である。歴史的にみても、日本に向けて「侵略」「攻撃」してきそうなのが、中国と韓国(及び北朝鮮)である。何しろ、日本に対して怨み骨髄のようだからである。この悪感情に対して、日本はしっかりと備えておかなくてはならない。
日本が、アメリカの強い要請を受けているからと言っても、ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備に踏み切るのは、根本的に中国と韓国(及び北朝鮮)を信用していないからでもある。
このところの中国、韓国の「反日」的な動きは、多くの日本国民に「警戒感」を増幅する「マイナス効果」を生む最大の要因になっている。日本はこれからの時代、中国や韓国を「侵略」しようなどと妄想を抱くことは、まずないはずである。にもかかわらず、中国は相変わらず日本からのODA予算をもらいながら、核弾頭やミサイルの先頭を日本に向けているとも言われている。
こんな国をあっさりと信ずるのは、極めて困難である。過去の歴史を持ち出し、「日本への怨み」を晴らそうと思ったとしても、おかしくはない。朝日新聞は23日付朝刊の「社説」に、中国共産党一党独裁の北京政府に対して、「軍事力増強の理由を説明すべきである」と強調している。朝日新聞社が本気でそう思っているとすれば、高く評価しなくてはならなくなるのだが、簡単には信用できないのもまた一つの事実である。
欧米列強の侵略の最大の被害民族である中華民族や韓国(及び北朝鮮)が、軍事力増強に走るのも理解できるけれど、日本としては「いつでも核保有国になれる潜在的軍事大国」であることを「ミサイル防衛(MD)システムの実戦配備」によって強烈に示しておくことは、「侵略の意図」を挫くためにも、やはり絶対に必要なことである。多くの日本人の気持ちは、「日本をあまり見くびるでない」という点で一致しているのではなかろうか。