町村外相の「国連分担金減額」発言は痛快! 北朝鮮への支援も約束するな!

2005年07月28日 23時30分07秒 | 国連安保理
 町村外相が、国連分担金の減額に言及したのは、痛快である。もちろん、安保理常任理事国入りして、重い責任と義務を負わされるのは、かなわない。だが、それでなくても、「日本の常任理事国入りに反対、カネだけは出せ」というのは、虫がよすぎる。日本は、GDPという経済力に応じた分担責任を負わされているものの、国家財政は、すでにピンチに立たされているのであるから、「重い負担」には耐えきれない状態にある。
 国連安保理常任理事国であるロシア、中国などは、偉そうなことを言うのなら、しっかりと分担金を増額し支払った後に言うべきである。とくに中国に対するODA(政府援助)は、速やかに中止した方がよい。
 今回の北朝鮮の核をめぐる「6か国協議」では北朝鮮が相変わらず、「乞食外交」を繰り広げて、アメリカや日本を困らせている。北朝鮮という国には、ブライドというものがないのであろうか。
 そんなに食糧やエネルギーが欲しければ、「土下座」してでもアメリカや日本に哀願すればていいものを、それこそ本当にあるのか、ないのかわからない「核」を脅し材料に使って、「見返り」ばかり要求している。日本海を隔てただけの同じ東アジア人として、恥ずかしいかぎりである。
 日本外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長が27日の「6か国基調演説」において、当面の「北支援」に触れなかったのは、賢明である。
 日本の一般の住宅地を徘徊するノラネコも、おいしい物を与えすぎるとだんだんと横着になり、ネズミを取らなくなり、取ろうとする努力さえ怠るようになる。その果てに、まずい物を食べなくなり、態度の次第に横柄になる。
 北朝鮮は、まるでネズミも取ろうとしないノラネコである。近隣諸国を脅して、「お恵み」をいつまでせがみ続けるつもりなのであろうか。「もういい加減にしろ」と言いたい。自立できないのであれば、北朝鮮2000万人国民のすべてが、餓死したとしても、こちらは知ったことではない。責任を転嫁されても困る。
 日本は、いい加減、馬鹿を装うのを止めた方がよい。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」しているだけでは、日本民族の「安全と生存」は保持できないということを、戦後60年を経て、改めて思い知るべきである。
 とりわけ、近隣の諸国民であるロシア、中国、韓国、北朝鮮に対して「公正と信義に信頼」をアテにしても無駄である。そもそもからして、これらの国々は「基本的人権思想」が未発達であるからである。期待する日本も、馬鹿の骨頂である。
 その証拠に、日本民族の一員である「日本人拉致被害者」の安全と生存は、保持されていないではないか。日本国憲法前文は、この限りで「空念仏」である。
 自らの身の安全と生存は、つまるところ、自分自身でしか守れないのである。理不尽な北朝鮮に対して、まったく無力であり、無気力な日本外務省の外交を観察していると、そう感じざるを得ない。 早い話が、日本は国民の生命・身体・財産を守れるような「独立国」としての体をなしていないということである。このままの情ない状態が続いていると「右翼過激派」が元気になる危険さえある。日本民族よ、いい加減、目覚めなさい!
コメント (2)
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