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新型感染調べる「PCR法」とは

2021年09月02日 15時30分45秒 | 医学と生物学の研究のこと
新型感染調べる「PCR法」とは

コロナウイルスに感染しているかを調べるのには「PCR法」という検査が使われています。国はこの検査体制を強化していますが、一体どのような検査なのでしょうか。近畿大学病院の上硲俊法教授に聞きました。

2020/2

 「これがPCRの機械です。リアルタイムPCRの機械になるんですけれども、ウイルスは目で見えないものですので、ウイルスの中にある遺伝情報であるRNAというものを増幅させていく。」(近畿大学病院 上硲俊法教授)

 今回の新型コロナウイルスの検査では、これと同様の機械を使って、患者の喉などから取ってきた“検体に新型コロナウイルスの遺伝情報が含まれているかどうか”を調べることで、陰性か陽性かを判断しています。

 「(画面に示されるように)最終的にはグラフ化されるんですが、横軸は時間、縦軸は上の方に行くと(新型コロナウイルスが持つ特徴的な)遺伝子産物の量だと考えてください。(Q遺伝子産物の量が少なければ感染していない?)そうです。」(上硲俊法教授)

 結果が出るまでどれぐらいの時間がかかるのでしょうか?

 「一番早いところですと、カーブが立ち上がったら間違いないと思います。間違いないというところまで持っていくために、(グラフが)高いところまで反応させる必要があります。」

 つまり、『リアルタイムPCR法』の検査では、感染していれば画面上のグラフが、徐々に上にカーブを描きますが、感染していなければ、無反応になります。さらに…

 「それ以前に、核酸(RNA)の抽出が必要で、それにまた少し時間がかかりまして、トータルで数時間かかる検査になります。」(上硲俊法教授)

 加藤厚労相は「2月18日から全国で1日3000件以上の検査ができる」と話していますが…

 「1回にここに置くプレートの上で、条件によって少し違うんですけれども、5検体・5人分を測ることはできるのかなと思っています。何回かやれば5×5回ぐらい、25人ぐらい。この部屋だけでも3台ありますので、1日にそれぐらい(75人分)の処理はできる。」(上硲俊法教授)


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早慶は人気急落 都市部から“Fランク大学”が無くなった理由

2021年09月02日 13時00分41秒 | 受験のこと

早慶は人気急落 都市部から“Fランク大学”が無くなった理由

「大学入試では、どこの学校も難しくなっています。特に都心部では、その傾向が強い。もはや東京や大阪など、都市部には『Fランク大学』は存在しないんです」

【画像】ワセダは凋落 山本美月や向井理でメイジが躍進! 芸能界“大学別”最新相関図

大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が語る。

Fランク大学――。偏差値が低く合格しやすい大学のことだ。石渡氏が解説する。

「『Fランク大学』というキーワードが登場したのは’00年のこと。大手予備校の河合塾が、私立大学の難易度ランク表に『Fランク』を新設したんです。河合塾のランキングでは、合格者と不合格者の割合が半々になる偏差値帯を、それぞれの大学の難易度としていました。しかし大学や学部の増加により、従来のランクづけでは偏差値を算出できない(不合格者がどの偏差値帯でもゼロまたは少数)学校が急増したんです。

本来は受験用語の一つに過ぎなかった『Fランク大学』という言葉は、アッと言う間にネットで拡散。受験生の間で、『誰でも簡単に入学できる偏差値の低い大学』という意味で使われるようになりました」

こうしたFランク大学は、不人気から常に経営危機にさらされてきた。志願者が定員の80%に満たない学校も多かったのだ。’14年には122校、実に21.1%のFランク大学が「定員の充足率80%未満」だったのである。ところが……。

「定員の厳格化により、Fランク大学を含め各校が総難化したんです。’17年までは定員の1.2倍以内まで合格者を出せていたのが、’18年から1.1倍以内に抑制されました。合格者の絞り込みにより、受験生は上位校を敬遠するようになります。さらに来年度から導入される共通テストも、受験生の心理に大きな影響を及ぼした。文部科学省の方針が二転三転し対策が建てられないため、志望ランクを下げてでも今年なんとか合格しようと安全志向が強くなったのです。早慶に受かる実力のある受験生がMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)に志望を下げ、MARCHに合格できる生徒が日東駒専(日大、東洋、駒沢、専修)に流れる……。“玉突き現象”で、下位になればなるほど人気が高まっていきました」(石渡氏)

受験生の下位校への流入は、入試倍率に如実に現れている。以下、都内で倍率が急上昇した主な大学を紹介しよう(左が’10年、右が’19年)。

東洋学園大 1.1→4.2
東京富士大 1.2→6.0
日本文化大学 1.3→4.9
帝京技術大学 1.5→4.8
東京未来大学 1.7→4.3

関西圏でもこうした状況に変わりはない。

大阪国際大学 1.1→8.4
京都先端科学大学 1.1→2.6
大阪観光大学 1.2→5.1
四条畷学園大学 1.5→3.2
大阪学院大学 1.5→6.2

前出の石渡氏が続ける。

「これらの大学の人気が上昇したのは、もちろん文科省による入試改革のためばかりではありません。キャンパスを刷新したり、よりアカデミックな授業を取り入れるなど教育努力もしています。ただ、もはや『Fランク大学』という言葉が当てはまらないのは確かでしょう。一昔前のように、そう簡単に入れる大学ではなくなっているのです」

すべての生徒の受け皿になるような学校は消滅した。今年も受験生にとって、非常に厳しい大学入試が繰り広げられている。     
FRIDAYデジタル




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眞子内親王殿下、結婚によって皇室を離れたあと、アメリカに渡って小室さんと新たな生活を始められる見通し

2021年09月02日 11時30分49秒 | 皇室のこと
【NHK】眞子内親王殿下、結婚によって皇室を離れたあと、アメリカに渡って小室さんと新たな生活を始められる見通し


>また、皇室を離れる際に支給される一時金についても、眞子さまは、受け取らないという意向を示されているということです

2021/09/01(水) 05:59:42.

眞子さま 小室圭さんと年内にも結婚の方向で調整

秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さまが、婚約が内定している小室圭さんと年内にも結婚される方向で調整が進められていることがわかりました。婚約や結婚に伴う儀式は行われない見通しです。

関係者によりますと、眞子さまと小室さんは、小室さんがアメリカ・ニューヨーク州の法律事務所への就職の見通しが立ったことから、年内にも婚姻届を提出して結婚される方向で調整が進められているということです。

眞子さまは、結婚によって皇室を離れたあと、アメリカに渡って小室さんと新たな生活を始められる見通しです。

一方、一般の結納にあたる「納采の儀」や、天皇皇后両陛下にお別れのあいさつをする「朝見の儀」など、女性皇族の婚約や結婚に伴う皇居・宮殿での儀式は、すべて行われない見通しだということです。

また、皇室を離れる際に支給される一時金についても、眞子さまは、受け取らないという意向を示されているということです。

(リンク先に続きあり)

2021年9月1日 5時44分
NHK 


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菅首相、「二階外しで衆院解散」シナリオの大誤算>「百鬼夜行の状況」自民長老

2021年09月02日 11時15分33秒 | 政治のこと

衆院選と自民党総裁選が複雑に絡み合う政局秋の陣は、9月を迎えて「百鬼夜行の状況」(自民長老)となってきた。  

菅義偉首相(自民党総裁)がパラリンピック閉幕後の9月6日の週早々にも二階俊博幹事長の交代を軸とする党・内閣人事を断行。9月16日までの解散断行も視野に入れているという報道もあり、永田町に疑心暗鬼が広がっている。

  仮に解散が先行すれば、9月17日告示・29日投開票の総裁選は自動的に衆院選後に延長される。菅首相の本筋の戦略は総裁再選を前提とした解散見送りによる任期満了選挙とみられるが、いずれの場合でも衆院選は衆院議員任期である10月21日の前の10月5日公示・同17日投開票となる見通しだ。


■解散先行案に党内の不満が爆発 

 菅首相はもともと、議員任期を超えての衆院選には否定的で、ここにきて「10月17日の投開票しかないと腹を固めた」(周辺)とされる。これも踏まえ、解散権行使か任期満了かの選択に悩み、「解散で勝負したい」(同)との思いも秘めていた。 

 しかし、8月31日夜にそれが漏れたことで、党内に「殿ご乱心」との不信感が爆発。菅氏支持の安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相も不快感を示したことで、菅首相も翌朝には解散先行を否定せざるをえなかった。

 現状では、菅首相が解散断念による任期満了選挙を決めても、その前の総裁選で対抗馬である岸田文雄前政調会長に勝てる保証はない

すでに党内には「菅首相のままの衆院選では自民大敗は避けられない」との危機感があふれており、菅首相が解散先行を狙っても、解散決定閣議で多数の閣僚が署名拒否で抵抗する可能性も高い。  

岸田氏は「堂々と総裁選で勝負すべきだ」と解散先行論を批判。最高実力者の安倍、麻生両氏の対応次第では、1976年のいわゆる「三木降ろし」と同様に、解散権を封じられ、「菅降ろし」につながる可能性がある。


 さまざまな情報が飛びかう中、菅首相は9月1日、「最優先は新型コロナウイルス対策だ。今のような厳しい状況では解散ができる状況ではない」と解散先行論を否定した。前日からの自民党内の強い反発も考慮し、騒ぎの沈静化を図ったとみられる。 

さらに、菅首相は「総裁選の先送りも考えていない」と17日告示・29日投開票の総裁選実施も明言。そのうえで「そういう中で(衆院選などの)日程は決まってくるだろう」と語った。


そもそも、冷静に政治状況をみれば、「解散先行論は無理筋」(閣僚経験者)だ。ここにきて全国のコロナ感染は鈍化し、先行指標となる東京の新規感染者数も減少が目立つ。しかし、重症者数などから9月12日を期限とする緊急事態宣言の再延長は避けられそうもない。

  菅首相はコロナと解散の関連性を問われるたびに、「コロナ対応が最優先」と繰り返してきた。緊急事態宣言下の解散についても「法律上はできる」と説明してきたが、「現実にはこの段階での解散は国民に対する重大な裏切り行為」(自民幹部)となることは間違いない。


 自民党が8月後半に実施した衆院選の全国情勢調査でも、

「自民の単独過半数確保も危うい」という結果だったとされる。個別に数値を示された自民の衆院選候補者らは「選挙の顔を変えないと落選する」との危機感を募らせ、それが菅首相続投への逆風を加速させた。 

 菅首相は今のところ、人事刷新による求心力の回復を狙う構えだ。しかし、党内には「国民のための政治を掲げた菅首相が自らの延命のための『個利個略』に走れば、その時点で国民から見放される」との見方が支配的だ。

■他人事ではない「三木降ろし」 

 菅首相が反転攻勢を狙って断行する予定の党役員・内閣改造人事についても、「政権浮揚どころか党内混乱を露呈するだけ」との指摘もある。焦点となる新幹事長についても、野田聖子幹事長代行の昇格や萩生田光一文科相の抜擢、さらには小泉進次郎氏や石破茂氏の名前まで取り沙汰されている。 

 ただ、一部で浮上した岸田幹事長説は、岸田氏自身が明確に否定。新人事での対象とされる各候補者の間でも「話が来ても断るしかない」との声が相次ぐ。「泥船に乗って一緒に沈みたくない」との政治家心理からだ。このため、政権浮揚に結び付く新体制づくりも難航必至だ。


 半世紀近く前に「三木降ろし」と呼ばれた政争は、1975年から1976年にかけて続いた三木武夫首相(当時)の退陣を狙った自民党内の倒閣運動だ。今回と同様、衆院解散か任期満了選挙かをめぐり、三木首相と大派閥領袖の福田赳夫、大平正芳両氏(いずれも元首相)らが熾烈な権力闘争を展開した。

  弱小派閥の領袖だった三木氏は持ち前の粘り腰で退陣を拒否し続け、解散断行も試みたが、当時副総理だった福田氏ら15人の閣僚の反対で挫折。結局、任期満了選挙を余儀なくされ、選挙での自民敗北で福田氏に政権を奪われた。


 今回は当時と党内事情が異なるが、無派閥の菅首相にとって「三木降ろしは他人事ではない」(自民長老)。手練手管で総裁再選にこぎつけ、衆院選も乗り越えて続投するのか。それとも、総裁選前に出馬断念に追い込まれるのか。今後の展開はまだ誰にも読めない


8月26日に岸田氏が総裁選への出馬を表明して以降、自民党内には「複雑怪奇な動き」(長老)が相次いでいる。その背景には必死に延命策を探る菅首相の焦りと苛立ちが浮かび上がる。

 ■岸田氏の提言を機に「二階外し」へ 

 岸田氏が出馬表明であからさまに二階氏の交代を求める党改革を打ち出し、党内の評価を受けたことが、今回の騒動のきっかけとなった。政権発足前から二階氏とタッグを組んできた菅首相にとって、「菅・二階連合維持への損得勘定」(周辺)を突き付けられたからだ。

 対抗策として急浮上したのが、「二階外し」の断行だった。菅首相は8月30日午前に総裁選出馬を公言していた下村博文政調会長を官邸に呼び、「出馬するなら政調会長を辞めろ」と通告し、出馬を断念させた。 

 さらに菅首相は同日午後、二階氏を官邸に呼び、パラリンピックの閉幕直後に党役員人事を断行する際、二階氏を交代させる意向を伝達。二階氏も「自分に遠慮なく人事をやってほしい」と交代を受け入れた。  

これにより、政府与党内では6日にも党役員人事とそれに伴う内閣改造が行われるとの観測が一気に拡大した。併せて、総裁選の日程通りの実施を前提に、菅首相が解散を断行することを見送り、9月中旬にも10月5日告示・17日投開票の任期満了選挙を閣議決定するとの見方が大勢となった。

 菅首相がこうした人事断行を決めたのは、党内の強い不満の対象となっている二階氏の幹事長交代で、岸田氏の勢いを削げると判断したからだ。しかし、党内では「菅首相が代わらなければ、衆院選は厳しいままだ」(若手)との声が噴出した。

  追い詰められた菅首相は31日には議員宿舎で二階氏や森山裕国対委員長らと会談。党役員人事と内閣改造を行ったうえで、9月中旬に衆院解散に踏み切ることも検討していると伝えたとされる。

 総裁選前に解散すれば、衆院議員がいなくなることで総裁選は自動的に衆院選後に先送りとなる。総裁選での苦戦が予想される菅首相にとって「一か八かの勝負ができる」(自民幹部)というわけだ。

 ■「解散先行論」は無理筋だった  

この会談を受けて、31日夜には各メディアが一斉に「菅首相が9月中旬解散の意向を固める」などと報道。これに対して岸田氏は「堂々と総裁選を実施すべきだ」と反発。党内からも「コロナ禍の中での解散先行は自民党にとって自殺行為」との声があふれ、菅首相も軌道修正を余儀なくされた。


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ついに菅首相から降板通告>二階幹事長が次に首相に据えるのは?

2021年09月02日 11時00分31秒 | 政治のこと

「ついに菅首相から降板通告」権力を死守したい二階幹事長が次に狙う人間はだれか

9・1・2021

■「影の首相」二階氏を排除するのかが争点だったが… 

 二階俊博幹事長を斬るのか斬らないのか。

 【この記事の画像を見る】  秋に行われる自民党総裁選は、菅義偉か岸田文雄かを選ぶ選挙ではない。 

 総裁選史上初めて、菅首相を支えると見せて自らの権勢を果てしなく拡大している「影の首相」を信任するのか排除するのかが争点になるはずだった。 

 岸田が出馬記者会見で、

  「総裁を除く党役員は1期1年、連続3期までとし、権力の集中と、惰性を防いでいきたい」 

  と、執行部の刷新を掲げたのがその証左である。 

 安倍と菅を抱え込んで歴代最長、5年近くにわたって幹事長ポストに座り続け、「最高権力者」といわれる二階に対して、公然と「オレが首相になったら即刻クビだ」と宣言したのだ。

  政界きってのイケメンでダンディだが、「超つまらない男」「安倍晋三の刺身のツマ」と揶揄(やゆ)される男が、ここまで腹をくくって二階にケンカを売ったことに、自民党内だけではなく永田村全体に衝撃が走った。

  当然ながら二階は不快感を露わにした。だが、岸田は8月27日に自民党本部へ敢然と乗り込み、立候補することを二階に直に伝えに行ったのである。

  わずか10分程度だった。岸田によれば、「二階氏から激励を頂いた」そうだが、そんなことはあるまい。

  総裁選は菅義偉との争いではなく、菅を裏で操る二階との戦争になる。総裁選をそういう構図にしてしまえば、党内にくすぶる反二階派議員たちの賛同を得られる。そう岸田と、彼の後に蠢(うごめ)く安倍や麻生たちが考えたことは想像に難くない。 

■「二階幹事長を交代させる」菅首相の思惑は  

菅支持派は岸田の剣幕にやや怯んだようだ。 

 朝日新聞(8月28日付)は、「政権幹部の一人は『1対1だと岸田氏が勝つ可能性がある。だったらもう1人立った方がいい』と話し、『反菅』票の分散に期待を寄せる」と報じている。 

 だが、この動きを見ていた菅首相が動いた。「二階俊博幹事長を交代させる」というのである。

  朝日新聞朝刊(8月31日付)は一面トップで「二階幹事長、交代へ衆院選10月17日浮上」と打った。  

「安倍前政権時代から歴代最長の約5年にわたって幹事長ポストに就く二階氏には党内で反発が根強い。自民党総裁選に立候補表明した岸田文雄前政調会長も、二階氏の続投に否定的な見解を示しており、首相の人事には総裁選の争点をつぶす狙いもあるとみられる」(朝日新聞8月31日付)


■“裏切り”を受け入れた二階幹事長の本当の狙い 


 二階が菅の“裏切り”をすんなり受け入れたのはなぜか。党内の反二階の動きが広がっていることに危機感を募らせたのであろうが、週刊現代(9月4日号)は違う見方をしている。 

 「菅を自分にとって都合のいい操り人形として、総理の座に据えたのは二階だ。しかし、いまや玩具は壊れた。用済みとなったガラクタはさっさと片付け、別の人形に取り換えなければ、幹事長たる自分の身も危うい。 

 (次はどいつだ)  

実のところ、二階はすでに決断している」  

二階にとって、菅首相などはどうにでもなるが、次の衆院選に惨敗すれば幹事長に留まるどころか、議員引退を余儀なくされる。そうなれば後継にと目論んでいる三男に地盤も看板もカネも引き継げなくなるかもしれないのだ。

  老獪(ろうかい)な二階が、菅のひと言で権力の座を諦めるとは思えない。安倍に対する対抗心は燃え盛っているはずだ。 

 現代は、二階が菅を捨てて次に選ぶのは、「国民の支持率は高いが、相対的に党にとってはどうでもよい人間」だと見ている。 

 それは石破茂元幹事長だというのである。

 ■石破氏を担いで首相にすれば一石二鳥と考えたか  

たしかに、石破は総裁選には出ないといいながら、岸田が出ると、「白紙だ」といい方を変えている。  

サンデー毎日(9月12日号)で石破はインタビューに答えて、  

「森友、加計、桜を見る会について党内からの追及や質疑はほとんどなかった。自浄作用が全く働かない自民党になってしまった、と国民は受け止めている。おかしいことをおかしいと言えない空気ごと変えなければならない」  と、はっきり安倍批判をしている。 

 二階にとって、菅を捨てたその手で、安倍の嫌がる石破を担いで首相にすれば一石二鳥。政局の達人・二階が最後の賭けに出たと見てもいいのかもしれない。 



 産経新聞は朝日同様「二階幹事長交代へ」と報じているが、読売新聞は二面で、「首相、二階氏交代検討」と含みを持たせた内容になっている。 

 二階を斬ると動いたのは菅首相の焦りである。 

 総裁選に出馬すると意欲を持っていた下村博文政調会長に、「出馬するなら会長を降りろ」と迫り、辞退に追い込んだのも同じ理由からであろう。文藝春秋で出馬宣言をした高市早苗元総務相も出馬すると意気込んでいるが、安倍も含めて周囲は冷ややかなようである。

以下はlinkで>


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