新型感染調べる「PCR法」とは
コロナウイルスに感染しているかを調べるのには「PCR法」という検査が使われています。国はこの検査体制を強化していますが、一体どのような検査なのでしょうか。近畿大学病院の上硲俊法教授に聞きました。
2020/2
「これがPCRの機械です。リアルタイムPCRの機械になるんですけれども、ウイルスは目で見えないものですので、ウイルスの中にある遺伝情報であるRNAというものを増幅させていく。」(近畿大学病院 上硲俊法教授)
今回の新型コロナウイルスの検査では、これと同様の機械を使って、患者の喉などから取ってきた“検体に新型コロナウイルスの遺伝情報が含まれているかどうか”を調べることで、陰性か陽性かを判断しています。
「(画面に示されるように)最終的にはグラフ化されるんですが、横軸は時間、縦軸は上の方に行くと(新型コロナウイルスが持つ特徴的な)遺伝子産物の量だと考えてください。(Q遺伝子産物の量が少なければ感染していない?)そうです。」(上硲俊法教授)
結果が出るまでどれぐらいの時間がかかるのでしょうか?
「一番早いところですと、カーブが立ち上がったら間違いないと思います。間違いないというところまで持っていくために、(グラフが)高いところまで反応させる必要があります。」
つまり、『リアルタイムPCR法』の検査では、感染していれば画面上のグラフが、徐々に上にカーブを描きますが、感染していなければ、無反応になります。さらに…
「それ以前に、核酸(RNA)の抽出が必要で、それにまた少し時間がかかりまして、トータルで数時間かかる検査になります。」(上硲俊法教授)
加藤厚労相は「2月18日から全国で1日3000件以上の検査ができる」と話していますが…
「1回にここに置くプレートの上で、条件によって少し違うんですけれども、5検体・5人分を測ることはできるのかなと思っています。何回かやれば5×5回ぐらい、25人ぐらい。この部屋だけでも3台ありますので、1日にそれぐらい(75人分)の処理はできる。」(上硲俊法教授)
「これがPCRの機械です。リアルタイムPCRの機械になるんですけれども、ウイルスは目で見えないものですので、ウイルスの中にある遺伝情報であるRNAというものを増幅させていく。」(近畿大学病院 上硲俊法教授)
今回の新型コロナウイルスの検査では、これと同様の機械を使って、患者の喉などから取ってきた“検体に新型コロナウイルスの遺伝情報が含まれているかどうか”を調べることで、陰性か陽性かを判断しています。
「(画面に示されるように)最終的にはグラフ化されるんですが、横軸は時間、縦軸は上の方に行くと(新型コロナウイルスが持つ特徴的な)遺伝子産物の量だと考えてください。(Q遺伝子産物の量が少なければ感染していない?)そうです。」(上硲俊法教授)
結果が出るまでどれぐらいの時間がかかるのでしょうか?
「一番早いところですと、カーブが立ち上がったら間違いないと思います。間違いないというところまで持っていくために、(グラフが)高いところまで反応させる必要があります。」
つまり、『リアルタイムPCR法』の検査では、感染していれば画面上のグラフが、徐々に上にカーブを描きますが、感染していなければ、無反応になります。さらに…
「それ以前に、核酸(RNA)の抽出が必要で、それにまた少し時間がかかりまして、トータルで数時間かかる検査になります。」(上硲俊法教授)
加藤厚労相は「2月18日から全国で1日3000件以上の検査ができる」と話していますが…
「1回にここに置くプレートの上で、条件によって少し違うんですけれども、5検体・5人分を測ることはできるのかなと思っています。何回かやれば5×5回ぐらい、25人ぐらい。この部屋だけでも3台ありますので、1日にそれぐらい(75人分)の処理はできる。」(上硲俊法教授)