「覆面パトカーだぁ!」 街中の「“隠れ”パトカー」すぐ「見分ける方法」は? 注目すべき部分はどこ? 地味セダンだけじゃないことも… 元警察官が解説(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース
1/14(火) 9:10配信2025
「覆面パトカーだぁ!」 街中の「“隠れ”パトカー」すぐ「見分ける方法」は? 注目すべき部分はどこ? 地味セダンだけじゃないことも… 元警察官が解説
1/14(火) 9:10配信
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覆面パトカーにセダンが多い? ミニバンもある?
高速道路などではたびたび、「覆面パトカー」が交通違反の取り締まりをおこなっています。
【画像】「えっ…!?」 これが「覆面パトカーの見分け方」です! 画像で見る(30枚以上)
自分のクルマの近くにいるとビックリしてしまいますが、この覆面パトカーを見分ける方法はあるのでしょうか。
屋根から赤いランプが「パカっ」!?[画像はイメージです]
警察では白黒のパトカーをはじめ、白バイや事故処理車、レスキュー車などさまざまな警察車両を駆使して活動をおこなっています。
中でも一般のドライバーが気にしているのは、交通違反を取り締まる「覆面パトカー」の存在です。
SNS上においても「高速道路で後ろから追い上げてきたクルマが覆面パトカーに捕まっていた」という目撃情報や、「覆面パトカーが真後ろでサイレン鳴らして赤色灯点灯させたからビックリしたわ」などの声が寄せられています。
このように、覆面パトカーは交通取り締まりをおこなうというイメージが多くのドライバーの間で定着しており、見かけるとついつい驚いてしまう人も少なくありません。
では、この覆面パトカーを見分ける方法はあるのでしょうか。
そもそも覆面パトカーとは一見しただけでは警察車両と分からないクルマの総称であり、実は交通取り締まり用だけでなく、捜査用車両、警護用車両といった種類があります。
捜査用車両はその名称のとおり事件捜査や張り込みなどに使われ、警護用車両は政府や皇室関係者など要人の警護をする際に運用されています。
なお捜査用車両や警護用車両は上記のような用途で利用されるため、交通取り締まりをおこなうことはありません。
では、交通取り締まり用の覆面パトカーの特徴にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
【必見】クルマの装備からわかる「覆面パトカー」の見分け方とは
まず「セダンタイプの車両である」という点です。
覆面パトカーはスピード違反を取り締まるという特性上、排気量が大きく加速性能が高いクルマが求められており、その条件を満たすものとしてセダンタイプの車両が多く採用されています。
具体的な車種としてはトヨタの「クラウン」や「マークX」、スバルの「レガシィ」といった車両が有名です。
いずれも白や黒、シルバーなど比較的目立たない色であるケースがほとんど。
これは交通取り締まりの際、周囲の車両に上手く溶け込める車両が選ばれた結果と考えられます。
ただし埼玉県警では覆面パトカーとしてスバルのスポーツタイプのセダン「WRX S4」、しかも青色の車両が使用されています。
このように必ずしも目立たない色の車両が採用されているとは限らないことから、その点は留意しておいた方が良いでしょう。
次に、「青色の制服に白色のヘルメットをかぶった2人組が乗車している」という点も交通取り締まりをおこなう覆面パトカーの特徴です。
パトカーを運転する警察官と違反車両にマイクで声かけをする警察官というように役割分担がされているため、2人で乗車しているケースが多いといえます。
さらに覆面パトカーには、その地域のナンバープレートが付いているほか、ルーフ部分に自由に出し入れできる赤色灯が格納されており、ルーフの真ん中部分に四角い切り込みが入っているという特徴もみられます。
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赤色回転灯が格納される「四角いベース」は覆面パトカーを見分けるための有力な手掛かりです[画像はイメージです]
そのほかSNS上では覆面パトカーの見分け方に関して「運転が丁寧だからすぐ分かる」「教本どおりの運転をしている」などの声に加え、「車体がすごく手入れされていてピカピカ」といった意見も聞かれました。
確かに覆面パトカーは交通違反を取り締まる立場上、制限速度や合図の出し方などに注意を払いながら運転をしています。
また覆面パトカーは警察の公用車として日頃からしっかりと洗車されており、これらの方法で覆面パトカーか否かを判断するのはあながち間違いでもないといえるでしょう。
※ ※ ※
車両を運転する際は安全運転や交通違反をしないよう心がけていれば、特に覆面パトカーを恐れる必要はありません。
ただし、うっかり追い越し車線を走り続ける「通行帯違反」などをしてしまう恐れもあるため、日頃から交通ルールを重視して運転しましょう。