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専門家「氷山の一角」 市中感染、既に拡大か オミクロン株

2021年12月22日 23時03分37秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、感染経路不明の感染者が国内でも確認された。
 

【図解】オミクロン株の特徴  

専門家は、感染が既に市中で広がっているとの見方を示した上で、3密回避やマスク着用など、これまでの感染対策を継続するよう求めた。  

感染症が専門の大学教授は、今回の事例を「氷山の一角」と表現し、「検疫をすり抜けたウイルスの感染が既に広がっているだろう」と推測する。その上で、「冬場は肺炎が重症化しやすく、インフルエンザも流行しやすい。今大切なのは3密回避やマスク着用、換気徹底といった基本的な対策だ」と訴えた。

  国に対しては、開発が進むオミクロン株用のワクチン確保を急ぐとともに、水際対策を続けて流入を可能な限り食い止め、急激な病床逼迫(ひっぱく)を防ぐよう求めた。  

新型コロナ対策を助言する厚生労働省の専門家組織は22日夜、国内での市中感染確認を受け「今後、(日本でも)感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況にある」と分析。今月から始まったワクチンの3回目接種について、医療従事者や重症化リスクが高い高齢者への前倒しの円滑な実施が求められるとの見解を公表した。

  同組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は会合後の記者会見で「オミクロン株へのワクチン効果がかなり弱まっている可能性がある。マスク着用や手指衛生、3密回避といった基本的な感染対策の徹底を継続することが必要だ」と強調。人が集まる機会の多いクリスマスや年末年始が控えており、「デルタ株の感染も増加している。少人数での活動を心掛け、大声を出す長時間の宴会などは避けてほしい」と訴えた。 


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【大阪ビル放火】「誰かを殺せば、死ねるかも」谷本容疑者が10年前の殺人未遂事件で語った驚愕の動機〈dot.〉

2021年12月22日 22時00分17秒 | 事件と事故
【大阪ビル放火】「誰かを殺せば、死ねるかも」谷本容疑者が10年前の殺人未遂事件で語った驚愕の動機〈dot.〉

12/21/2021

大阪府警によると、大阪・北新地にあるビルの放火殺人事件の現場から搬送され、病院で治療を受けていた20代の女性の死亡が新たに確認され、犠牲者は25人になった。 

【動画】消防士たちが被害者を救出する緊迫の瞬間


 大阪府警はクリニックの玄関付近にガソリンのようなものを撒き、火を放ったとして、逮捕前に谷本盛雄容疑者(61)の氏名を異例の公表に踏み切った。  AERAdot.が既報したように、谷本容疑者は今回の犯行を彷彿とさせるような殺人未遂事件を10年前に起こしていた。編集部はその公判の判決文を入手。取材していくと今回との類似点が浮かび上がった。 

 谷本容疑者が長男に対し、殺人未遂事件を起こしたのは、2011年4月25日早朝6時15分頃だ。大阪市淀川区のマンションの1階の部屋で「助けて」と大きな声が響き渡り、玄関ドアから谷本容疑者の長男が飛び出してきた。

谷本容疑者の手には包丁が握られていたという。現場近くに住む住民は当時をこう振り返る。 「部屋の玄関には血だまりがあった。外から中をのぞき込むと、壁に血がしぶきのように飛び散り、すごい現場だった」

  谷本容疑者は長男の後頭部や左側、右肩などと次々と突き刺し、全治2週間のケガを負わせて、殺人未遂容疑で大阪府警に逮捕された。 

 その後、起訴され、約8か月後の12月18日、谷本容疑者に懲役4年の実刑判決が下された。判決文には谷本容疑者の犯行に至るまでの経過、動機が詳細に記されていた。 

 谷本容疑者は2008年に元妻と離婚。 <家族と離れて一人暮らしをするようになったが、寂しさに耐えかねて、2009年9月ごろに元妻に復縁を申し込んだが、断られた。そのため、寂しさを募らせて、孤独感などから自殺を考えるようになった。

しかし、死ぬのが怖くてなかなか自殺に踏み切れなかった。そのため、誰かを殺せば、死ねるのではないか、元妻に迷惑をかけている長男を殺そう、家族一緒でなければならないから、元妻や次男も道連れにしようなどと思うようになった>(判決文より抜粋)




そして、犯行前日に元妻、長男、次男と映画を見たことをきっかけに、「家に寿司を買ってるから、持って行ったるわ」などと元妻に告げた。 

 元妻方に行く口実をつくって一旦、自宅に戻り、出刃包丁など凶器と寿司を持って元妻方を訪れた。寿司を一緒に食べるなどして、殺害の機会をうかがったものの、ためらう気持ちもあって犯行に及ぶことができなかった。しかし、その後、長男と2人で居酒屋に出かけ、再び元妻宅に戻って2人で飲酒するうちに夜も明けてきたので、そろそろ実行しなければならないと考え、右手で持った出刃包丁(刃体の長さ約15cm)を何度も長男の頭部などに振り下ろしたという。 

 殺人未遂事件は事前の計画、準備などが綿密に練られていた。

 <事前に寿司を買っていくという口実をつくり、犯行に使用した出刃包丁以外に刺身包丁、文化包丁と合計3本も用意。そこへ、スタンガン、催涙スプレー、ハンマーなど多数の凶器を持ち込んでいる> <逮捕された後、元妻に家族全員を道連れにするつもりであった旨を打ち明ける手紙を出した> 

 殺人未遂事件の判決文でも計画性、凶悪性が指摘されていた。今回の放火殺人事件で、谷本容疑者は大阪市西淀川区の自宅近くのガソリンスタンド店で「バイクなどに使用する」と嘘を言って、運転免許証を提示して、ガソリン10リットルを購入。 

 そして今回も谷本容疑者の衣服から催涙スプレー2本が発見された。

  また放火事件の犯行前日に非常階段につながる扉に粘着テープが貼られていた。しかし、こちらは心療内科クリニックの西澤弘太郎院長(死亡)が発見し、はがしたという。そして、大阪府警が谷本容疑者の自宅を捜索したところ、2019年7月に京都市の京都アニメーションで36人が死亡、32人が重軽傷を負った放火殺人事件に関する記事が発見されたという。 

 また谷本容疑者の自宅から「大量殺人」と書かれた手書きのメモも捜索で押収されている。 

 谷本容疑者は雑居ビルのエレベーターから降りると、すぐに犯行に及んでおり、内部を熟知した様子だったという。

  放火時に写っていた防犯カメラ映像には、谷本容疑者が火をつけた後、逃げずに炎の中に飛び込むような様子が映っていたことから、「自殺願望があった」(捜査関係者)とみられる。


谷本容疑者も事件現場となった心療内科クリニックに通っていたことが所持していた診察券などからわかっている。10年前の殺人未遂事件でも判決文には<うつ病等の精神疾患が犯行に影響していた可能性がある>と谷本容疑者の弁護側の主張が記されていた。  

だが、大阪地裁は判決でそうした弁護側の主張を一蹴し、実刑判決となった。 <ただ自分が死にたいとなんの落ち度もない被害者を巻き添えにしようとした身勝手極まりない> <被告人自身の行いが招いた> <精神疾患といえるようなものではない> 


 放火事件の数か月前に谷本容疑者と会った知人はこう話す。 

「谷本容疑者は精神的に苦しくなると病院に行く。『よくならない、病院が悪い』と言っていた。酒を飲み泥酔し、現実逃避しようとしているのか、よく元妻や子供らに責任転嫁するようなことを大声で言っていた。だが、原因は容疑者自身にもあるように思えました」 

 谷本容疑者は殺人未遂事件で服役後、社会復帰もうまく果たせなかったようで、「定職につかず、福祉の世話になっている」と知人に語っていた。

 「谷本容疑者は顔や足のやけど、重度の一酸化炭素中毒で重篤な容態。少し持ち直したが、予断は許さない状態です」(前出の捜査関係者) 

 元東京地検特捜部の落合洋司弁護士はこう解説する。 

「谷本容疑者が死亡すれば、被疑者死亡で事件は裁判もなく終わります。命は助かるも一酸化炭素中毒で脳の機能で裁判を受けることができるかとなった場合、当局がどのような対応をするか、注目されると思います。脳機能が失われているとなれば、不起訴となる可能性があります。私も公判検事の時、脳梗塞で被告人が倒れて、論議になった経験があります。ただ、これだけ犠牲者を出した放火殺人ですから、当然、警察や検察は被害者感情にも配慮しなければならない。難しい判断となるでしょう」

 (AERAdot.編集部 今西憲之)





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オミクロン株 空港検疫で新たに68人の感染確認 13日から19日までに入国

2021年12月22日 20時06分44秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス
オミクロン株 空港検疫で新たに68人の感染確認 13日から19日までに入国


12/22/2021

 厚生労働省は新型コロナのオミクロン株について、空港の検疫で新たに男女68人の感染を確認したと発表した。 

【映像】国内初 大阪でオミクロン株“市中感染” 

 13日から19日までに入国した、10歳未満から70代までの男女68人ということだ。検疫でのオミクロン株の感染者は139人となった。(ANNニュース)


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新型コロナ 東京都で新たに40人感染確認 40人超えは67日ぶり

2021年12月22日 19時31分44秒 | 社会のことなど

東京都で、22日、新たに40人が新型コロナウイルスに感染していることがわかった。 都内で新たに感染が確認されたのは40人で先週の水曜日から11人増えた。40人を超えるのは10月16日以来67日ぶり。


 重症者は、きのう21日と変わらず3人だった。また、1人の死亡が確認された。


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大阪 ビル放火事件 “容疑者が出入り口前で立ちはだかる様子”

2021年12月22日 19時00分09秒 | 事件と事故
大阪 ビル放火事件 “容疑者が出入り口前で立ちはだかる様子” 


2021/12/19(日) 16:31:02.



 17日に大阪 北区のビルに入るクリニックが放火され、24人が死亡した事件で、火が出た直後、61歳の容疑者が出入り口の前で両手を広げて立ちはだかるような様子が防犯カメラに写っていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察はクリニックの中にいた人が逃げられないようにしていた疑いがあるとみて捜査しています。

17日に大阪 北区曽根崎新地の8階建てのビルの4階にある心療内科のクリニックが放火され、24人が死亡した事件で、警察は19日未明、火をつけたとみて殺人と放火の疑いで捜査している男について、住所・職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)だと公表しました。

警察によりますと、谷本容疑者は搬送された病院で重篤な状態になっているため、逮捕状の請求はしていないということです。

現場では19日も午前10時ごろから捜査員らがビルの中に入り、警察が現場検証を行っています。

これまでの捜査で、現場の防犯カメラには、クリニックに紙袋を持ち込み、床に置いて蹴り倒したあと袋から漏れ出した液体が燃え上がる様子が写っているということです。

さらに捜査関係者への取材で、防犯カメラには火が出た直後、谷本容疑者がクリニックの出入り口の前で両手を広げて立ちはだかるような様子が写っていたことがわかりました。

 警察は中にいた人が外に逃げられないようにしていた疑いがあるとみて詳しく調べています。


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