長寿の秘密 深蒸し茶

掛川市の平均寿命が高い理由は、緑茶である、カテキンであるという放送がＮＨＫの＜ためしてガッテン＞でありました。医師の協力を得た取材で、説得力のある内容でした。特に掛川市のお茶には特徴があって、深蒸し茶である点が今回のポイントです。

深蒸しとは、長時間蒸す製法です。茶葉の組織が壊れて、様々な成分が抽出でき、渋み成分である多量のカテキンがまろやかになり、飲みやすいお茶になるとのことです。お茶の見た目は、濃くなっています。

普通の緑茶のお茶葉をインスタントで深蒸し茶にする方法も紹介していました。題して、＜すり鉢茶＞です。緑茶をすり鉢で粉状にして、お湯を加えて、茶こしでこして飲むのです。

私も早速チャレンジです。延々1時間以上すり鉢ですりました。お湯を注ぎましたら、見た目は抹茶で、飲んだら渋さが濃厚で、口の中には茶葉が残りました。これなら、抹茶を飲む方が味では優る感じです。

とにもかくにも、本物の掛川産の深蒸し茶を手に入れる手配をしました。3ヶ月は続けてみようと思います。

　

　

ワンマン・オーケストラ

カシオペアと聞いて、バンドの名前と分かる人は結構日本のジャズに詳しい人だと思います。私もファンで、コンサートに行ったことがあります。カシオペアでドラマーとして活躍していた神保彰氏が再び活躍しています。

ワンマン・オーケストラとは、一人が生ドラムを演奏することでシンセサイザーを同時にコントロールして、あたかも一人のドラマーがドラムを演奏しているだけでいろんな楽器で構成されているバンド演奏として聞こえることです。このワンマン・オーケストラの達人が、神保彰氏です。

将に神業です。極めれば、新しい世界を創造できるですね。<Thriller>、＜パイレーツ・オブ・カリビアン＞は最高ですよ。是非映像で見てほしいですね。


　

新成人へエールを送る

今年日本で成人を迎えたのは約124万人で、約2万人男性が多くなっております。生まれた年は1990年で、バブルが弾けた年となるようです。生まれてから今まで一度も景気の良い時を経験したことのない世代です。毎年の成人式の報道では、元気の有り余っている男性が、やんちゃな行動に出ているのが恒例でした。

何故か今年の成人式は、全国的に平穏で、ニュースでの扱いも地味です。ある番組での企画で、成人式で集めた＜成人の主張＞のアンケートを紹介していました。世相を反映して、就職難、不景気、政治不信を感じさせる項目が多くなっています。暗い世相に押し潰されようになっている成人の主張です。

一方で、自分が成人であった頃と比較すると、＜親に感謝したい＞など地に足がついている真面目な印象もします。どんなに恵まれていない環境でも言い訳をしないで、逞しく生きていってほしいと、新成人にエールを送ります。



　

良いメガネ

私が利用しているメガネ屋では定期的に転勤があり、行く度に担当者が代わります。しかし、全員が必ず思い思いのメガネを必ず掛けています。場合によれば、何種類ものメガネを掛け分けたり、伊達メガネを掛けていることもあります。今日の担当者は、私よりも年配の方でした。

この方とは初対面でしたので、思わず私が、＜このお店で働いている人で、メガネを掛けていない人に初めて会いましたよ＞と言うと、その方は、＜メガネを掛けると、良く見えないので＞と予想外の発言。私はまた余計なことを思い、＜そりゃ、良いメガネを掛けないと＞と言うことになり、どっちがメガネ屋で働いているのか分からなくなってしまう羽目に。周りの人の顔が、こわばっていました。幸いに、他にお客さんはいませんでした。

せめて、＜今日はコンタクトレンズにしています＞と答えるのを、期待していたんですが。


　

生かじりの荀子

SBI（ソフトバンクインベストメント）社代表取締役の北尾𠮷孝氏の＜活眼を開く＞では、東洋思想を紹介しています。特に荀子を紹介している部分には、将に私の目を開かせるような新鮮さがありました。荀子（紀元前313年？～紀元前238年？）は、中国の戦国時代の思想家で、性悪説を唱えていました。

学問をする根本義の説明の部分からの抜粋です。

「学は通のために非ざるなり」：（人間学を）勉強するのは、出世のためにするものではない。
「窮して困しまず、憂えて意衰えざるが為なり」：困窮して苦しまないため、あるいは憂えて心が衰えないようにするために、（人間学を）勉強するのだ。
「禍福始終を知って惑わざるが為なり」：幸が不幸になり、不幸が幸福に通じたりする、複雑な人生の法則を知って、惑わないようにするために、（人間学を）勉強するのだ。

最近は、通のためにのみ学をする輩が多いのを、荀子先生が嘆いておられるような気がしてなりません。荀子先生の考えは魅力的です。荀子先生の考え方をもう少し勉強してみます。