(「河北新報」平成30年6月26日(火)付け記事より引用)
障害者の社会参加を手助けする登米市の就労支援センターつなぐが、生活困窮者に食料品を提供するフードバンクの業務をトレーニングプログラムに取り入れた。「スタッフ」と呼ばれるつなぐの利用者が在庫確認や伝票作成などを通じ、就労に必要なスキルや知識を身に付ける。
在庫確認や配達体験
社会とのつながり刺激に
プログラムは、富谷市のNPO法人ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)の協力で5月に開始した。スタッフは週一回、作業を学び、配達にも同行する。
18日は7人が参加。年齢や家族構成、アレルギーの有無などが記された食料支援申請書を元にに、1日分の缶詰や水などを用意する練習をした。
講師を務めたふうどばんく東北の小椋亘さん(35)は「申請書の限られた情報から、季節やその人の置かれた状況を考えて食品を選んで」「食品を届けるときは受け取る人の話に耳を傾けて」とアドバイスした。
50代女性は「精神的な病気で食事ができなくなった経験があるので、食の大切さは分かる。直接お礼を言ってもらえることもうれしい」と語った。
プログラムの導入は、フードパンクの取り組みを知ったつなぐのスタッフから「協力したい」と声が上がったのがきっかけ。つなぐは今後、市内の他団体と連携しながら県北の拠点化を目指す。
つなぐを運営する一般社団法人つぐかふえ代表理事の佐藤裕枝さん(50)は「スタッフは 『ありがとう』と言われることで社会とのつながりを感じ、いい刺激を受けている」と話す。
障害者の社会参加を手助けする登米市の就労支援センターつなぐが、生活困窮者に食料品を提供するフードバンクの業務をトレーニングプログラムに取り入れた。「スタッフ」と呼ばれるつなぐの利用者が在庫確認や伝票作成などを通じ、就労に必要なスキルや知識を身に付ける。
在庫確認や配達体験
社会とのつながり刺激に
プログラムは、富谷市のNPO法人ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)の協力で5月に開始した。スタッフは週一回、作業を学び、配達にも同行する。
18日は7人が参加。年齢や家族構成、アレルギーの有無などが記された食料支援申請書を元にに、1日分の缶詰や水などを用意する練習をした。
講師を務めたふうどばんく東北の小椋亘さん(35)は「申請書の限られた情報から、季節やその人の置かれた状況を考えて食品を選んで」「食品を届けるときは受け取る人の話に耳を傾けて」とアドバイスした。
50代女性は「精神的な病気で食事ができなくなった経験があるので、食の大切さは分かる。直接お礼を言ってもらえることもうれしい」と語った。
プログラムの導入は、フードパンクの取り組みを知ったつなぐのスタッフから「協力したい」と声が上がったのがきっかけ。つなぐは今後、市内の他団体と連携しながら県北の拠点化を目指す。
つなぐを運営する一般社団法人つぐかふえ代表理事の佐藤裕枝さん(50)は「スタッフは 『ありがとう』と言われることで社会とのつながりを感じ、いい刺激を受けている」と話す。