(「河北新報」平成27年10月8日(木)付け記事より引用)
◎(5完)伝える
アート作品の制作に取り組む仙台市青葉区の福祉事業所「アート・インクルージョン(Ai)ファクトリー」で、大塚武智さん(45)の定位置はパソコンの前。スタッフの創作活動を視界に捉えながら、コーヒー片手に画面に向かう。
ファクトリーとそこに関わる表現者たちの日常を伝える雑誌「月刊☆アート・インクルージョン!」の編集が大塚さんの役割だ。
Aiファクトリーのスタッフ作品を紹介するコーナーの編集には、おのずと力が入る。各スタッフの作品から掲載する作品を選び、作者にアピールポイントや苦労談をインタビューして紹介文を添える。
「思いを言葉にするのが苦手なスタッフもいる。うまく言語化して作品の魅力が伝わるようにするのが仕事です」と大塚さん。
2011年に創刊した「月刊☆アート・インクルージョン!」は人手不足でほどなく休刊に追い込まれた。ウェブデザインの仕事をしていた大塚さんがファクトリーに加わって昨年8月、復刊を果たす。現在は隔月で発行を続ける。
大塚さんと編集を分担するAi理事の門脇篤さん(46)は「その人にしかできないことを引き出す雑誌にしたい。大塚さんには物議を醸すような編集をしてもらいたい」と期待を寄せる。
購読は送料込みで1冊2000円。年間購読は1割引き。電子版は300円。連絡先はAi事務局022(797)3672。(高木大毅)
◎(5完)伝える
アート作品の制作に取り組む仙台市青葉区の福祉事業所「アート・インクルージョン(Ai)ファクトリー」で、大塚武智さん(45)の定位置はパソコンの前。スタッフの創作活動を視界に捉えながら、コーヒー片手に画面に向かう。
ファクトリーとそこに関わる表現者たちの日常を伝える雑誌「月刊☆アート・インクルージョン!」の編集が大塚さんの役割だ。
Aiファクトリーのスタッフ作品を紹介するコーナーの編集には、おのずと力が入る。各スタッフの作品から掲載する作品を選び、作者にアピールポイントや苦労談をインタビューして紹介文を添える。
「思いを言葉にするのが苦手なスタッフもいる。うまく言語化して作品の魅力が伝わるようにするのが仕事です」と大塚さん。
2011年に創刊した「月刊☆アート・インクルージョン!」は人手不足でほどなく休刊に追い込まれた。ウェブデザインの仕事をしていた大塚さんがファクトリーに加わって昨年8月、復刊を果たす。現在は隔月で発行を続ける。
大塚さんと編集を分担するAi理事の門脇篤さん(46)は「その人にしかできないことを引き出す雑誌にしたい。大塚さんには物議を醸すような編集をしてもらいたい」と期待を寄せる。
購読は送料込みで1冊2000円。年間購読は1割引き。電子版は300円。連絡先はAi事務局022(797)3672。(高木大毅)