施設復興支援のための物資輸送について

　昨日，宮城県内で特に被害の大きかった沿岸部の障害者支援施設の復興支援のための物資輸送について，東京千代田区にある障害者の就労支援を展開している「ＮＰＯ法人WEL'S新木場」の橋本様と話し合いを持ちました。（仙台市市民活動サポートセンターにて）

　同法人では，すでに関係する企業や団体と連携して，仙台や名取に食料品や衛生用品などの物資輸送を行っています。話し合いの途中にも連絡が入り，高齢者向けの支援物資を届けるための打ち合わせ連絡が入っていました。

　同法人・あだちファクトリー所長の橋本様は，当ブログの記事を見つけ（「被災地の障害者施設に支援を！」，障害者施設の復興に何か援助できないかとご連絡いただきました。
　当初は，管理人が関わっていたエリアに加え，周辺の特別支援学校の進路担当者と連絡を取り合い，塩釜・多賀城地区～仙台～名取・岩沼の被害状況をまとめておりました。今回の橋本様からのお申し出を受け，NPO法人ゆにぷろの伊藤寿彦様から三陸・石巻沿岸部施設の連絡先を伺い調査し，主な施設の概要・ニーズを知ることができました。

　被害の大きかった，気仙沼・石巻地区は学校自体が通信が途絶えていたり，避難所となっていたりと学校間の連絡や調査依頼が難しかったことから，伊藤様のネットワークで連絡を取らせていただきました。

　昨日までにニーズの概要を把握した施設は以下の通りです。各施設には，来週早々にニーズの詳細を確認して，各物資について緊急性の順序や輸送先，担当者，連絡先等をまとめ，橋本様にお伝えする予定です。もう少しお待ちください。

・・・大きな被害を受けた施設（津波によっての大破，床上以上の浸水など）

・洗心会(気仙沼市）
・石巻祥心会（石巻市）
・嶋福祉会（多賀城市）：連絡・確認中
・臥牛三敬会（多賀城市）：連絡・確認中
・円（仙台市）
・みのり会(名取市）
・しおかぜ福祉会

　今回は，以上の法人・施設と連絡調整して物資輸送を依頼したいと思います。

　橋本様とは，避難所や在宅での障害者支援のあり方についても情報交換し，どんなニーズが予想されるか？何か物的・人的な支援ができないか？等，今後も連絡し合うことで意見が一致し，さらに関係機関やネットワークにはたらきかけていくことにしました。