泉区生活支援ネットワーク

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点字使いプログラミング 視覚支援学校向け教材開発

2021年02月21日 | 特別支援学校・特別支援教育
(「河北新報」令和3年2月21日(日)付け記事より引用)
東北学院大教授ら 手の感覚頼りに学習
 東北学院大の菅原研教授(情報科学)らは、県視覚支援学校(仙台市)で学ぶ子どもたち向けのプログラミング教材を開発した。点字シールとQRコードが貼られたブロックを使い、手の感覚を頼りに学習できるのが特徴。支援学校の教員と連携を深め、授業の充実を図る。

 菅原教授と同大の松本章代准教授(情報学)が開発した教材は、コンピューターヘの命令と、点字で記されたブロックを組み合わせる仕組み。ブロックには、それぞれプログラミング言語を入力できるQRコードも貼られており、コードを専用端末で読み取り、コンピューターを動作させる。


 菅原教授らは昨年5月から今年1月まで計3回、支援学校でプログラミングの授業を実施した。子どもたちはボタンを押すと、音が嶋る簡単なプログラム作りから始め、太鼓や木琴をたたく装置や、磁気センサーを使った防犯ブザーなどのプログラムを作り上げた。
 小学校のプログラミング教育は、本年度から必修となった。視覚への依存が大きいため、目の不自由な子どもたち向けの教材はなく、菅原教授らは県視覚支援学校の依頼で昨年度から教材開発を進めてきた。
 県視覚支援学校の石墨安洋校長は「よく工夫された教材。子どもたちの理解を深めるため、改良の余地もある。今後は教員も教材作りに関わり、授業を進めたい」と話した。
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