「一般校を活用した職業能力開発事業」の情報

（みやぎ発達障害サポートネット「虹っ子広場」ブログからの引用紹介です。)

　厚生労働省のモデル事業として平成19年度から始まっていた「一般校を活用した職業能力開発事業」が、今年度宮城県でもスタートすることになりました。
　仙台市宮城野区田子にある宮城県立仙台高等技術専門学校に「オフィスワーク科」が新設され、“知的な遅れを伴わない自閉症及びアスペルガー症候群などの発達障害を有する人”が対象となります。
　現在準備が進んでいる段階ですので詳細発表にはもう少し時間をいただくことになると思いますが、関心を持たれた方はサポートネット伊藤までお問い合わせください。
（・・・中略）

　今回の募集は一般校での学びになりますが、「発達障害」としての医師の診断書もしくは意見書の提示が求められます。
　『自分は人との違いがある』ことに気づいていただく必要があります。
ここに一つハードルがあるかもしれませんね。

　という内容です。具体的なプランが発表になることを願っています。自分自身を知ることは，進路選択や生活プランを考える上で大切なことですが，「違い」や「障害」（障害者になる必要はありません。誰もが暮らしやすい社会環境になれば不要ことばですが・・・。）を認めることの難しさや悩みがついてくることが心配されます。

　以前，私（管理人）の母校のＴＧ大学の就職課長さんと親しくさせていただいておりましたので，お話を伺ったことがあります。
　大学内にも，就職の支援が必要な方がいることは認識しているものの，成人の方に対して（申し出がない限り）決めつけて声掛けしたり，勝手にご家庭に連絡を取ることもできないこと。また，学内で何らかのパニックを起こす方がいることも聞いているが，その場合は保健センターで対応し，同じ学内でもプライバシーの問題で就職課まで情報が回ってこないとのこと。障害や支援が必要なことが分かれば（申し出があれば），何らかの制度の活用や支援をできるのに・・・。
　というのが実情です。

追）みやぎ発達障害サポートネット「虹っ子広場」：
　発達障害に関する各種情報・研修会情報，児童デイ活動支援，相談支援などの支援者情報だけでなく，全国を飛び回っての各地の情報，親としての情報，時には子ども目線での情報など，とても参考になります。
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