大変お待たせいたしました。円形校舎探索、後編です。
廊下に残るコンクリート製の水飲み。
排水口には来訪者のタバコが山盛りに…(^_^;)。やはり結構な人の進入があるようですね。
やけに多かったですが、肝試しに来てココで一服したのか、オバケに怯えてお供え物のつもりで置いていったのか…。
そして…いよいよ教室へ。
見た事もない形の教室には、木製の棚と木の枠(机の前側?)がポツンと残るのみ。
それにしても、黒板はどこにあったのでしょう??出入り口の間にあったとしたら小さすぎて使い勝手が悪い。
側面の壁に横長の板が付いていた形跡がありますが、ここがメイン黒板であったとしても座席の配置が難しい。
考えれば考えるほどヘンな形ですね…。
残留物を探し求めるように、円形に並んだ教室を一つ一つ回ってゆく。
ガラスの無くなった窓から陽の光が差し込む光景が、何とも綺麗ですね。
螺旋階段を降り、2階へ。
螺旋の中心にはガランとした円柱状の空間があり、小窓から内部を覗く事が出来ました。
何があったのでしょうね??
とある教室の窓から1階の屋根部分に出る事が出来たので、kiichiさんに続いて外へ出てみます。
周辺の森はすっかり雪が溶けているのに、ひんやりした校舎の屋根部分にはシャーベット状の残雪が。
水に沈む草や木の枝が、何やら氷漬け標本のようで幻想的です(*^_^*)。
…春はまだこれからですね。
木製のドア枠や小棚など、3階と比べて備品が多く残る2階。
薄暗いのに加え、水浸しの1階が近い事もあってかひんやりとした空気が漂います。
苔むした壁や床が美しい。
階段を降り、水浸しの1階へ。
…予想以上に浸水していますが、冒険大好きkiichiさん、果敢に挑みます(笑)。
奥へ行くごとに深くなっているようで、彼の立派な長靴でも少し進んだだけで限界(^_^;)。水深50センチ以上はありますね。
安っすい短めの長靴で来てしまった私はおとなしく見学…(笑)。
ぬかるんでいるので気を付けてくださいね。
実はこの水浸しの1階、円形校舎の内部で一番ともいえる幻想的な光景が見られると、廃墟マニアの間では有名なんです(*^_^*)。
勇気を振り絞って水たまりを進んだ者しか見られない神秘。
kiichiさんから写真を頂いたので、特別に掲載させて頂きましょう!
(kiichiさん撮影)
教室一面に広がる水面に、朽ち果てた窓からの日差しが降り注ぐ…。
探索者が立てる静かな波が、水面に映る窓の姿をユラユラと揺らす。
目の前に広がる「静」の光景に「動」が加わる瞬間だ。
細かな波紋と同調して、自らの心臓の動きが早くなる。
次第に大きく聞こえるその音はまるで、眠りから覚めた廃墟の鼓動のようだ。
…なんて思っていたのかどうかは分からないけれど(笑)、
kiichiさんが満足げな顔で引き返して来たので、そろそろ探索も終わりにしましょうか。
みんなの 声が 聞こえる…。
けれど、その声は もう 過去のもの。
あなたも もう 帰っちゃうの…?
小学校の面影がほとんど失われ、ただただ朽ち果てたコンクリートの空間が残る我路・沼東小学校。
開放的で明るい空気が故に恐怖感は特に感じられず、そこに心霊スポット特有の不気味な雰囲気はまったく無かった。
特徴的な円形の廃墟には幽霊ではなく、優麗な景色が待っていたのであった。
そして今日も、物好きな探索者たちの訪問を待ちつつ、静かに眠る。
「我路 円形校舎」探索、
完。
廊下に残るコンクリート製の水飲み。
排水口には来訪者のタバコが山盛りに…(^_^;)。やはり結構な人の進入があるようですね。
やけに多かったですが、肝試しに来てココで一服したのか、オバケに怯えてお供え物のつもりで置いていったのか…。
そして…いよいよ教室へ。
見た事もない形の教室には、木製の棚と木の枠(机の前側?)がポツンと残るのみ。
それにしても、黒板はどこにあったのでしょう??出入り口の間にあったとしたら小さすぎて使い勝手が悪い。
側面の壁に横長の板が付いていた形跡がありますが、ここがメイン黒板であったとしても座席の配置が難しい。
考えれば考えるほどヘンな形ですね…。
残留物を探し求めるように、円形に並んだ教室を一つ一つ回ってゆく。
ガラスの無くなった窓から陽の光が差し込む光景が、何とも綺麗ですね。
螺旋階段を降り、2階へ。
螺旋の中心にはガランとした円柱状の空間があり、小窓から内部を覗く事が出来ました。
何があったのでしょうね??
とある教室の窓から1階の屋根部分に出る事が出来たので、kiichiさんに続いて外へ出てみます。
周辺の森はすっかり雪が溶けているのに、ひんやりした校舎の屋根部分にはシャーベット状の残雪が。
水に沈む草や木の枝が、何やら氷漬け標本のようで幻想的です(*^_^*)。
…春はまだこれからですね。
木製のドア枠や小棚など、3階と比べて備品が多く残る2階。
薄暗いのに加え、水浸しの1階が近い事もあってかひんやりとした空気が漂います。
苔むした壁や床が美しい。
階段を降り、水浸しの1階へ。
…予想以上に浸水していますが、冒険大好きkiichiさん、果敢に挑みます(笑)。
奥へ行くごとに深くなっているようで、彼の立派な長靴でも少し進んだだけで限界(^_^;)。水深50センチ以上はありますね。
安っすい短めの長靴で来てしまった私はおとなしく見学…(笑)。
ぬかるんでいるので気を付けてくださいね。
実はこの水浸しの1階、円形校舎の内部で一番ともいえる幻想的な光景が見られると、廃墟マニアの間では有名なんです(*^_^*)。
勇気を振り絞って水たまりを進んだ者しか見られない神秘。
kiichiさんから写真を頂いたので、特別に掲載させて頂きましょう!
(kiichiさん撮影)
教室一面に広がる水面に、朽ち果てた窓からの日差しが降り注ぐ…。
探索者が立てる静かな波が、水面に映る窓の姿をユラユラと揺らす。
目の前に広がる「静」の光景に「動」が加わる瞬間だ。
細かな波紋と同調して、自らの心臓の動きが早くなる。
次第に大きく聞こえるその音はまるで、眠りから覚めた廃墟の鼓動のようだ。
…なんて思っていたのかどうかは分からないけれど(笑)、
kiichiさんが満足げな顔で引き返して来たので、そろそろ探索も終わりにしましょうか。
みんなの 声が 聞こえる…。
けれど、その声は もう 過去のもの。
あなたも もう 帰っちゃうの…?
小学校の面影がほとんど失われ、ただただ朽ち果てたコンクリートの空間が残る我路・沼東小学校。
開放的で明るい空気が故に恐怖感は特に感じられず、そこに心霊スポット特有の不気味な雰囲気はまったく無かった。
特徴的な円形の廃墟には幽霊ではなく、優麗な景色が待っていたのであった。
そして今日も、物好きな探索者たちの訪問を待ちつつ、静かに眠る。
「我路 円形校舎」探索、
完。