2018年春の長期旅、ついに最終回です。
7日目 午後1時半。
さて、時間はいつの間にかお昼を過ぎてしまっていました。
「せっかく香川県にいるのだから…」ということで、最後の昼食はうどんを頂くことにしました!!(*^_^*)
周辺のお店をネットで調べ…。近くにある「手打うどん 旅」というお店にお邪魔することに。
(香川県綾歌郡宇多津町3445)
住宅街の中にある、ご夫婦で経営されているような小さなお店でいい雰囲気でした。
奥様にオススメをお聞きしたところ「素うどん」との事だったので、ここはシンプルに300円の素うどんを頂きました。
あぁ……やはり麺のコシが全く違うわ…。美味しかったです(*^_^*)。
午後2時。
さて、レンタカーの返却まであと4時間ほどあります。
本当は1週間前に四国入りを果たした先ほどの瀬戸大橋をゴールにしようと思ったのですが、時間的にもう1か所くらい観光できそうです。
さぁ、どこへ行こうか?と悩んでいると、初日のみつやの里にて、ラーメンをおごってくれたおじさんから銭型砂絵をオススメして頂いたのを思い出しました。
ここからのルートを調べてみると、所要時間は1時間ほどで、道路も海沿いをぐるりと走る様子で四国一周にもふさわしくイイ感じ。
よし!最後は銭型砂絵にするか!という事で出発!
1時間ほど海沿いを走り…。
午後3時、「琴弾公園」駐車場に到着!!
くだんの銭型砂絵はこの公園の敷地内にあります。
さっそく案内の看板を見つけ、期待を胸に進んでいきます。
公園の案内板にも、ご覧のとおり巨大な寛永通宝がドドンと描かれています(笑)。
…この場所の知名度は全国的に見てどうなのでしょうか??大きな寛永通宝を砂でかたどった地上絵のような名所で、私は学生の時に日本史の教科書で見た記憶があります。
ただ、四国に来ておじさんにオススメされるまで所在地は知らなかったので、「あれって香川県だったのか~!」とビックリしてしまいましたが…(^_^;)笑
さて、ほどなくして銭型砂絵へと到着しました。
立派な案内板も立っているのですが……。さすがに地上から見るとただの砂山にしか見えません(笑)。
状態を保護するため立ち入りも禁止されており、特に楽しむこともありません……。
でも、これほど近くまで行けるとは思わなかったので個人的には新鮮で面白いです(*^_^*)。
教科書で見た写真では山の上から見下ろした光景だったので、どこか近くに砂絵を見下ろせる場所があるはず!と探してみると、公園内に「銭形展望台」と案内された坂道を見つけました。
どうやら車でも上がっていける様子だったので、いざ車で行ってみます。
急坂を少し登っていくと、山頂にある小さな展望台に到着しました。
周囲には琴弾八幡宮の本殿や68番札所・神恵院、69番札所・観音寺があります。
そして木々の間の開けた部分から下を覗いてみると…おぉ!!教科書で見たあの風景だ!!
すごーい!!
大きさは東西122メートル、南北90メートル、周囲345メートルあるそうです(やや楕円形)。
有明浜の砂浜に描かれたこの砂絵、寛永10(1633)年の藩主・生駒高俊公による領地巡視の際、地元の住人たちが藩主歓迎のため一夜で作りあげたといわれています。
この砂絵を見れば健康で長生きでき、お金にも不自由しないのだとか……。
美しい状態を保つため、毎年春と秋には「砂ざらえ」と呼ばれる地元住民ボランティアによるお手入れが行われているのだそうです。
――――――――――
午後3時45分。
いよいよ旅も終盤……。
琴弾公園を後にし、旅のゴールである高松空港近くのレンタカー屋さんを目指して出発します。
国道377号線を高松市方面へ…。
少し傾きかけた日差しが何とも物悲しいですね…(^_^;)。
途中からは、初日にも通ったルートを反対方向へ進むことになります。
1週間前に立ち寄った道の駅などを横目で確認しつつ「あぁ~、戻ってきたなぁ~」と実感。
「四国」という見知らぬ土地での長距離運転ということで、最初は期待というよりも不安でいっぱいでしたが、地元ドライバーの品が良く楽しく運転することが出来ました。
みんな制限速度を守るお上品なドライバーばかりで、危険運転や煽られたりするという事がほぼ全くと言っていいほどありませんでした。
北海道ではありえないです。皆さん見習いましょう(笑)。
そして1週間快適なドライブが出来たのは、レンタカーのエヌボちゃんのおかげでもあります。
道中は本当に驚異的な燃費の良さと軽自動車らしからぬ上質さに驚きっぱなしでした。
オール車中泊にも関わらず疲れがほとんど無いのはこの車によるものも大きいでしょう。
出発前日、当初望んでいたレンタカーと違う車種になるという連絡があった時はどうなることかと思いましたが、間違いなくエヌボちゃんは今回の旅で最も適したパートナーでした(*^_^*)。
…次期愛車候補に現行N-BOXを入れようかな。本気で。
午後6時、無事故・無違反で無事ゴール!!
レンタカー屋さんの前に車を乗りつけると「おかえりなさいませ」の挨拶もそこそこに「この車でそのまま空港にお送りするので後部座席に移動してください」の案内。
レンタカー屋さんの年配スタッフがハンドルを握り、私はそのまま1週間お世話になったエヌボちゃんで空港まで送迎してもらいました。
…1週間による運転で、私はすっかりこの車に愛着が沸いてしまっていたようで(^_^;)。
レンタカー屋さんが荒々しくエンジンぶん回して運転するのを見て「もっと優しく扱ってあげてえぇぇぇぇ!!」と心の中で叫んでいました(笑)。
午後6時5分、高松空港に到着。エヌボちゃんとお別れ。
なんて切ない光景なのでしょう……。
もうこの車に一生会えないと思うと寂しいですな~。
ここだけの話、細道を走った時に草木で擦ってしまったせいで、ミラー部分に細かい擦り傷を作っちゃったみたいでごめんね。そして香川県内のみならず四国全域の長距離ランに連れ出しちゃったことも…。
ま、これからも大切にしてもらいなさいよ!
さよなら!!
走行距離:158キロ
最終日7日目、完。
総走行距離1317キロに及んだ四国一周の旅が終了です。
日程、移動距離ともに歴代最長となる旅でしたが、何とか大きなトラブルなく完走することができました。
なかなか行くことのできない四国という地域、いろんなものを見て、聞いて、体験して思う存分に楽しむことができました。
いろいろあって仕事を退職したから…という流れではありましたが、このような時期でしか設けることのできない贅沢な長期旅であったと思います。
そして、心を癒す旅なのか自分探しの旅なのかよくわからないまま飛び出してしまったのですが…。
このさき自分が本当にしたいことは何なのか?どういう人生を進んでいきたいのか?という答えが見えた気がします。
人生を変える旅、とまでは行かないけれど、人生の転機に少しだけ関わる旅になったのかな~と思っています。
高松空港ロビーには、ちょうどお遍路ツアーを終えた団体さんが。
午後8時半発 成田空港行 ジェットスターGK418便
さようなら、四国……。
2018年春「レンタカーで四国一周7日間」の旅
完。
お読みいただきありがとうございました。
そして…皆さんにお知らせがあります。
詳しくは次回の更新にて。
7日目 午後1時半。
さて、時間はいつの間にかお昼を過ぎてしまっていました。
「せっかく香川県にいるのだから…」ということで、最後の昼食はうどんを頂くことにしました!!(*^_^*)
周辺のお店をネットで調べ…。近くにある「手打うどん 旅」というお店にお邪魔することに。
(香川県綾歌郡宇多津町3445)
住宅街の中にある、ご夫婦で経営されているような小さなお店でいい雰囲気でした。
奥様にオススメをお聞きしたところ「素うどん」との事だったので、ここはシンプルに300円の素うどんを頂きました。
あぁ……やはり麺のコシが全く違うわ…。美味しかったです(*^_^*)。
午後2時。
さて、レンタカーの返却まであと4時間ほどあります。
本当は1週間前に四国入りを果たした先ほどの瀬戸大橋をゴールにしようと思ったのですが、時間的にもう1か所くらい観光できそうです。
さぁ、どこへ行こうか?と悩んでいると、初日のみつやの里にて、ラーメンをおごってくれたおじさんから銭型砂絵をオススメして頂いたのを思い出しました。
ここからのルートを調べてみると、所要時間は1時間ほどで、道路も海沿いをぐるりと走る様子で四国一周にもふさわしくイイ感じ。
よし!最後は銭型砂絵にするか!という事で出発!
1時間ほど海沿いを走り…。
午後3時、「琴弾公園」駐車場に到着!!
くだんの銭型砂絵はこの公園の敷地内にあります。
さっそく案内の看板を見つけ、期待を胸に進んでいきます。
公園の案内板にも、ご覧のとおり巨大な寛永通宝がドドンと描かれています(笑)。
…この場所の知名度は全国的に見てどうなのでしょうか??大きな寛永通宝を砂でかたどった地上絵のような名所で、私は学生の時に日本史の教科書で見た記憶があります。
ただ、四国に来ておじさんにオススメされるまで所在地は知らなかったので、「あれって香川県だったのか~!」とビックリしてしまいましたが…(^_^;)笑
さて、ほどなくして銭型砂絵へと到着しました。
立派な案内板も立っているのですが……。さすがに地上から見るとただの砂山にしか見えません(笑)。
状態を保護するため立ち入りも禁止されており、特に楽しむこともありません……。
でも、これほど近くまで行けるとは思わなかったので個人的には新鮮で面白いです(*^_^*)。
教科書で見た写真では山の上から見下ろした光景だったので、どこか近くに砂絵を見下ろせる場所があるはず!と探してみると、公園内に「銭形展望台」と案内された坂道を見つけました。
どうやら車でも上がっていける様子だったので、いざ車で行ってみます。
急坂を少し登っていくと、山頂にある小さな展望台に到着しました。
周囲には琴弾八幡宮の本殿や68番札所・神恵院、69番札所・観音寺があります。
そして木々の間の開けた部分から下を覗いてみると…おぉ!!教科書で見たあの風景だ!!
すごーい!!
大きさは東西122メートル、南北90メートル、周囲345メートルあるそうです(やや楕円形)。
有明浜の砂浜に描かれたこの砂絵、寛永10(1633)年の藩主・生駒高俊公による領地巡視の際、地元の住人たちが藩主歓迎のため一夜で作りあげたといわれています。
この砂絵を見れば健康で長生きでき、お金にも不自由しないのだとか……。
美しい状態を保つため、毎年春と秋には「砂ざらえ」と呼ばれる地元住民ボランティアによるお手入れが行われているのだそうです。
――――――――――
午後3時45分。
いよいよ旅も終盤……。
琴弾公園を後にし、旅のゴールである高松空港近くのレンタカー屋さんを目指して出発します。
国道377号線を高松市方面へ…。
少し傾きかけた日差しが何とも物悲しいですね…(^_^;)。
途中からは、初日にも通ったルートを反対方向へ進むことになります。
1週間前に立ち寄った道の駅などを横目で確認しつつ「あぁ~、戻ってきたなぁ~」と実感。
「四国」という見知らぬ土地での長距離運転ということで、最初は期待というよりも不安でいっぱいでしたが、地元ドライバーの品が良く楽しく運転することが出来ました。
みんな制限速度を守るお上品なドライバーばかりで、危険運転や煽られたりするという事がほぼ全くと言っていいほどありませんでした。
北海道ではありえないです。皆さん見習いましょう(笑)。
そして1週間快適なドライブが出来たのは、レンタカーのエヌボちゃんのおかげでもあります。
道中は本当に驚異的な燃費の良さと軽自動車らしからぬ上質さに驚きっぱなしでした。
オール車中泊にも関わらず疲れがほとんど無いのはこの車によるものも大きいでしょう。
出発前日、当初望んでいたレンタカーと違う車種になるという連絡があった時はどうなることかと思いましたが、間違いなくエヌボちゃんは今回の旅で最も適したパートナーでした(*^_^*)。
…次期愛車候補に現行N-BOXを入れようかな。本気で。
午後6時、無事故・無違反で無事ゴール!!
レンタカー屋さんの前に車を乗りつけると「おかえりなさいませ」の挨拶もそこそこに「この車でそのまま空港にお送りするので後部座席に移動してください」の案内。
レンタカー屋さんの年配スタッフがハンドルを握り、私はそのまま1週間お世話になったエヌボちゃんで空港まで送迎してもらいました。
…1週間による運転で、私はすっかりこの車に愛着が沸いてしまっていたようで(^_^;)。
レンタカー屋さんが荒々しくエンジンぶん回して運転するのを見て「もっと優しく扱ってあげてえぇぇぇぇ!!」と心の中で叫んでいました(笑)。
午後6時5分、高松空港に到着。エヌボちゃんとお別れ。
なんて切ない光景なのでしょう……。
もうこの車に一生会えないと思うと寂しいですな~。
ここだけの話、細道を走った時に草木で擦ってしまったせいで、ミラー部分に細かい擦り傷を作っちゃったみたいでごめんね。そして香川県内のみならず四国全域の長距離ランに連れ出しちゃったことも…。
ま、これからも大切にしてもらいなさいよ!
さよなら!!
走行距離:158キロ
最終日7日目、完。
総走行距離1317キロに及んだ四国一周の旅が終了です。
日程、移動距離ともに歴代最長となる旅でしたが、何とか大きなトラブルなく完走することができました。
なかなか行くことのできない四国という地域、いろんなものを見て、聞いて、体験して思う存分に楽しむことができました。
いろいろあって仕事を退職したから…という流れではありましたが、このような時期でしか設けることのできない贅沢な長期旅であったと思います。
そして、心を癒す旅なのか自分探しの旅なのかよくわからないまま飛び出してしまったのですが…。
このさき自分が本当にしたいことは何なのか?どういう人生を進んでいきたいのか?という答えが見えた気がします。
人生を変える旅、とまでは行かないけれど、人生の転機に少しだけ関わる旅になったのかな~と思っています。
高松空港ロビーには、ちょうどお遍路ツアーを終えた団体さんが。
午後8時半発 成田空港行 ジェットスターGK418便
さようなら、四国……。
2018年春「レンタカーで四国一周7日間」の旅
完。
お読みいただきありがとうございました。
そして…皆さんにお知らせがあります。
詳しくは次回の更新にて。