前編はこちら。
※カテゴリー分けのため、珍スポット記事のみ抜粋し再度投稿しております。旅行記の本編はこちらです。
住人の迷惑にならないよう気をつけながら、迷路のように入り組んだ廊下を行ったり来たりします。
…同じ2階にも関わらず、ご覧のように微妙に階層がズレている部分もあったりして、大胆な手造り加減が見え隠れします(^_^;)。
…しかし、細部を見てみると小さなコダワリも。
とある部屋の前には、小さな石を円形に並べた花壇(?)のようなもの。そして段差を埋めるために作られたコンクリのスロープには、きちんと滑り止めのミゾが彫り込まれていてホレボレします(*^_^*)
どこも作りがバラバラすぎて、いったいどこが共用部分で、どこからが住居部分なのか分からなくなってきます(笑)。とりあえず、突貫で作られたであろう細い階段を登り3階へ。
なお、沢田マンションの部屋番号は階数に関係なく入居順に割り振られたものらしく、また表記を変更した経緯もあるため番号がメチャクチャとのこと(^_^;)。
まったく、どこまでも自由に溢れていて面白すぎます(笑)
3階の裏部分へ出てみると、例のスロープが屋上へ向かって一直線に延びていました。
なるほど、確かに1階からスロープを登り、3階の中心部分を突き抜けてここへ出れば……車で屋上に行けなくも無さそうですね。
…すごく小さな自動車に限るけど。
そして、スロープをそのまま進んでいくと…。
屋上部分に到着!!
驚くべきことに池があります!!
マンションの屋上に池を作るとは、これまた沢田氏の独創性が炸裂していますね(*^_^*)。
住人がフラッと登ってきてくつろげるような憩いの場を目指したのでしょうか?
ちょっと水が濁っている?と思いきや、立派なニシキゴイが何匹も泳いでおりビックリ。
ご覧の通り、素敵な手作りの滝まであります。
よく見てみると、細~い雨どいが建物のてっぺんから滝の上部まで延びており、マンションの屋上に溜まった雨水を池に逃がすように工夫されています。
これは非常によく出来ていますね…。
屋上には沢田氏ご自身の住宅と、広大なお庭が。
マンションとは思えぬほど広々とした空間は、もはや沢田氏の楽園と呼ぶにピッタリの空間(*^_^*)。
…というか、この建物自体が沢田夫妻の自由の城(キャッスル)だったではないか、とすら思えてきます(笑)。
家庭菜園の田んぼがあり、玄関付近からはニワトリの声が聞こえてきたりなど、非常に生き生きとした空間です。
そして見逃せないのが、ご自宅に併設した沢田氏の作業場。
この雰囲気からして、マンションの建設時に使用していた空間に間違いないでしょう。
嘉農氏が亡くなり、マンションの建設がストップしてから既に10年以上は経過していますが、往時の雰囲気が生々しく残ります。
形も様々なゴツい工具がズラリと並ぶさまは、まさにオトコの作業場と表現するにピッタリ。
沢田氏ご自慢だった(と思われる)作業用クレーン
建築資材の搬入に大活躍していたと思われるこちらのクレーン。もう皆さん驚かないかと思いますが、もちろん手作りです!!(*^_^*)
マンションを遠目から見ると、屋上に鎮座するこのクレーンがかなり目立つため「まだ沢田マンションは建設中なのか…」という錯覚を皆に与えます。
そのシルエットは何やら「サグラダ・ファミリア」っぽくてカッコイイ。
…そして、ついにマンションの一番てっぺんに到着しました。
遠景からでもかなり目立つ、資材搬入エレベーターの巻き上げ機を間近に見る事が出来ます(大胆な構造!!)。
意外と眺めも良く、商業施設の多い繁華街のド真ん中にマンションが建っているのを実感します。
こんな摩訶不思議な建物のすぐ近くに平然と量販店が建っている様子に違和感を覚えますが、もともとここら辺は一帯が水田地帯だったようです。
最初にこのマンションがポツンと建ち、だんだんと周囲に量販店が増えてきて…というのがこの土地の歴史。
そして…最後の最後に一番ビックリ。
手作りの資材搬入用エレベーター、さすがにもう動かないんだろうな…と思っていたのですが。
スロープをぐるっと回って1階まで戻ってくると!
なんと!!ゆっくりと動いている!!
操縦席に座るのは、先ほどカウンターにいた女性。
本でこの場所の存在を知った時からず~~っと、エレベーター部分は撤去されてしまったと思い込んでいたのですが、どうやら今でも奥様が現役で使用している様子!これは一番の驚きでした(^_^;)
いや~、最後に動いている様子を見られて良かった!!
完。
(2018年5月訪問)
※カテゴリー分けのため、珍スポット記事のみ抜粋し再度投稿しております。旅行記の本編はこちらです。
住人の迷惑にならないよう気をつけながら、迷路のように入り組んだ廊下を行ったり来たりします。
…同じ2階にも関わらず、ご覧のように微妙に階層がズレている部分もあったりして、大胆な手造り加減が見え隠れします(^_^;)。
…しかし、細部を見てみると小さなコダワリも。
とある部屋の前には、小さな石を円形に並べた花壇(?)のようなもの。そして段差を埋めるために作られたコンクリのスロープには、きちんと滑り止めのミゾが彫り込まれていてホレボレします(*^_^*)
どこも作りがバラバラすぎて、いったいどこが共用部分で、どこからが住居部分なのか分からなくなってきます(笑)。とりあえず、突貫で作られたであろう細い階段を登り3階へ。
なお、沢田マンションの部屋番号は階数に関係なく入居順に割り振られたものらしく、また表記を変更した経緯もあるため番号がメチャクチャとのこと(^_^;)。
まったく、どこまでも自由に溢れていて面白すぎます(笑)
3階の裏部分へ出てみると、例のスロープが屋上へ向かって一直線に延びていました。
なるほど、確かに1階からスロープを登り、3階の中心部分を突き抜けてここへ出れば……車で屋上に行けなくも無さそうですね。
…すごく小さな自動車に限るけど。
そして、スロープをそのまま進んでいくと…。
屋上部分に到着!!
驚くべきことに池があります!!
マンションの屋上に池を作るとは、これまた沢田氏の独創性が炸裂していますね(*^_^*)。
住人がフラッと登ってきてくつろげるような憩いの場を目指したのでしょうか?
ちょっと水が濁っている?と思いきや、立派なニシキゴイが何匹も泳いでおりビックリ。
ご覧の通り、素敵な手作りの滝まであります。
よく見てみると、細~い雨どいが建物のてっぺんから滝の上部まで延びており、マンションの屋上に溜まった雨水を池に逃がすように工夫されています。
これは非常によく出来ていますね…。
屋上には沢田氏ご自身の住宅と、広大なお庭が。
マンションとは思えぬほど広々とした空間は、もはや沢田氏の楽園と呼ぶにピッタリの空間(*^_^*)。
…というか、この建物自体が沢田夫妻の自由の城(キャッスル)だったではないか、とすら思えてきます(笑)。
家庭菜園の田んぼがあり、玄関付近からはニワトリの声が聞こえてきたりなど、非常に生き生きとした空間です。
そして見逃せないのが、ご自宅に併設した沢田氏の作業場。
この雰囲気からして、マンションの建設時に使用していた空間に間違いないでしょう。
嘉農氏が亡くなり、マンションの建設がストップしてから既に10年以上は経過していますが、往時の雰囲気が生々しく残ります。
形も様々なゴツい工具がズラリと並ぶさまは、まさにオトコの作業場と表現するにピッタリ。
沢田氏ご自慢だった(と思われる)作業用クレーン
建築資材の搬入に大活躍していたと思われるこちらのクレーン。もう皆さん驚かないかと思いますが、もちろん手作りです!!(*^_^*)
マンションを遠目から見ると、屋上に鎮座するこのクレーンがかなり目立つため「まだ沢田マンションは建設中なのか…」という錯覚を皆に与えます。
そのシルエットは何やら「サグラダ・ファミリア」っぽくてカッコイイ。
…そして、ついにマンションの一番てっぺんに到着しました。
遠景からでもかなり目立つ、資材搬入エレベーターの巻き上げ機を間近に見る事が出来ます(大胆な構造!!)。
意外と眺めも良く、商業施設の多い繁華街のド真ん中にマンションが建っているのを実感します。
こんな摩訶不思議な建物のすぐ近くに平然と量販店が建っている様子に違和感を覚えますが、もともとここら辺は一帯が水田地帯だったようです。
最初にこのマンションがポツンと建ち、だんだんと周囲に量販店が増えてきて…というのがこの土地の歴史。
そして…最後の最後に一番ビックリ。
手作りの資材搬入用エレベーター、さすがにもう動かないんだろうな…と思っていたのですが。
スロープをぐるっと回って1階まで戻ってくると!
なんと!!ゆっくりと動いている!!
操縦席に座るのは、先ほどカウンターにいた女性。
本でこの場所の存在を知った時からず~~っと、エレベーター部分は撤去されてしまったと思い込んでいたのですが、どうやら今でも奥様が現役で使用している様子!これは一番の驚きでした(^_^;)
いや~、最後に動いている様子を見られて良かった!!
完。
(2018年5月訪問)