5月14日(月) 午前7時半。(6日目!)
晴れた~!!おはようございます(*^_^*)。
目覚めてみると、昨日の大雨とは打って変わって、再び気持ちのいい青空が広がっていました。やはり旅はこうじゃなくちゃね。
朝の散歩がてら周辺を散歩してみたところ、道の駅の「第九の里」という名前の由来が分かりました。
この施設のある徳島県鳴門市は、第一次世界大戦時に多くのドイツ兵が捕虜として収容されていた場所。
捕虜といっても、収容所では所長の意思により人権が尊重されていたため、地元の方との交流も多く様々な活動が行われていました。
中でも音楽活動は盛んで、兵士たちで結成されたオーケストラにより、ベートーヴェンの「交響曲第九番」がアジアで初めて演奏されたそうです。
ドイツ兵は地元の住民からも親しまれ、収容されていた「板東俘虜収容所」は後に模範収容所として評価されるに至りました。
昨夜は薄暗い周囲の雰囲気から「気味悪い場所だな…」と思ってしまったのですが、そんなホッコリしたエピソードがあったとは(*^_^*)
公衆トイレに堂々とあったツバメの巣
ご覧ください、ヒナがたくさんいらっしゃいます(笑)。
センサーで自動的に電気が点くトイレのため、夜中に起こしてしまってピヨピヨ鳴いていました(^_^;)
昨日はごめんねぇ……。
午前8時ごろ、出発。
本日は徳島県内をウロウロします。
まずは最初の目的地に向けて、内陸にある三好市方面に向かって吉野川沿いを進みます。
午前11時ごろ、目的地のある東みよし町に到着しました。
道を逸れて集落に入ってゆくと「お花さん」と書かれたちょっと不気味な看板が現れました。
案内に沿って進むと、本当にこっちで良いのか不安になるような急勾配の狭い道……。
慎重に登ってゆくと、いよいよ本日最初の目的地に到着しました。
・お花大権現(徳島県三好郡東みよし町中庄2271)
「林下寺」というお寺の敷地内にあります。
しかし鬱蒼とした木々が生い茂っており、周囲にひと気はありません……。
駐車スペースには「お花食堂」と書かれた建物やお土産屋さんと思しきものが建っているのですが、ずいぶんと前に廃業してしまったらしくボロボロです(^_^;)
相変わらず「お花さん」とだけ書かれた不気味な案内板が続き、とりあえず矢印の方へと進んでいきます。すると……。
境内のあちこちに、数日前に凸凹神堂で見たような男根(チンチン)型の石がたくさん!!
…そうです、ここ林下寺のお花大権現は「西日本髄一の性の守護神」として、全国各地から男根が奉納されるという世にも珍しいお寺なのです。
あちこちに置かれているチンチンに圧倒されていると、どこからともなく住職の方が現れ、本堂へと案内していただきました。まずはお賽銭を入れてお参り……。
縁結び、子授け、安産、夫婦和合、もちろん下半身の健康など…様々なご利益があるそうです(*^_^*)。
ご本尊の両脇にも、大小さまざまな男根がズラリ……。
さて、先ほどからちょくちょく登場している「お花さん」というのは、ここに祀られている性の神様の名前。
聞くところによると元禄時代に実在した女性だということです。
なぜ、実在した女性が性の神様に??といいますと、そこにはちょっと怖いけど悲しげな由来がありまして。
お花さんはここ東みよし市の出身と言われており、播州のとあるお城に側室として仕えていました(城主の姫だったという説もある)。
殿から可愛がられていたお花さんは城中の妬みを買い、なんと24歳にして殿の不在中に絞め殺されてしまいます…。
それからというもの、なぜか城内では奥女中の変死事件が相次いて発生。殿も不審に思っていたところ、ある夜にお花さんが枕元に現れ、自身に起こった惨事の詳細と、今後は性の御仏になるということを告げました。
殿が急いで城内に祠堂を建ててお花さんを供養したところ、怪異は無事に収まり、以降はお花さんを性の神様として祀るようになったという事です。
住職の方としばし談笑し、「あちらに立派な奉納物殿があるよ」という事で案内してもらうことになりました。
案内してもらう道中にも、男根の形をした立派な石が庭石のように置かれていて頭が下がります(股間の先もね)。
やけに重厚そうな扉を開けてもらい、奉納物殿の内部へ。
…広い一室の中心をグルリと囲むように、大小さまざまな男根が数えきれないほど祀られていました。
琵琶を持つ女性の像が目を引きますが、これは弁財天の像で、お花さんは右側に立つ白い立像との事です(意外と日本人離れしているお顔)。
奉納物殿の中心には、自然木を加工したひときわご立派な男根が。
中心が空洞になっている巨木(女性器がモチーフ?)もあり、くぐると無病息災になるとか…。
そして横に寝かせてある男根はこれまた跨るとご利益があるとの事。最初はしぶしぶ写真の許可をくれた住職さんも「記念に写真撮ってあげますよ♪いま話題の『映え』ですよ(^^)」と意外とノリノり(恥ずかしくて断りましたw)
壁には各種メディアに取り上げられた時の画像や記事などが嬉しそうに貼られているので、そういった事には比較的オープンなお寺なのかな??
最初は私ひとりしか居なかったのですが、後に若いカップルの旅人が訪ねてきて、巨木に跨いで記念撮影していました(笑)。
やはり珍しい男根奉納のお寺という事で、全国から訪問者も多いようですね。
住職さんが非常にいい人で、たとえ興味本位で訪ねて来たとしてもじっくり丁寧に解説をして下さいます。
みなさん、あくまでお寺なので、訪問の際は礼儀を忘れずにね。
次回!!日本唯一!?●●●の自販機!!
続く。
晴れた~!!おはようございます(*^_^*)。
目覚めてみると、昨日の大雨とは打って変わって、再び気持ちのいい青空が広がっていました。やはり旅はこうじゃなくちゃね。
朝の散歩がてら周辺を散歩してみたところ、道の駅の「第九の里」という名前の由来が分かりました。
この施設のある徳島県鳴門市は、第一次世界大戦時に多くのドイツ兵が捕虜として収容されていた場所。
捕虜といっても、収容所では所長の意思により人権が尊重されていたため、地元の方との交流も多く様々な活動が行われていました。
中でも音楽活動は盛んで、兵士たちで結成されたオーケストラにより、ベートーヴェンの「交響曲第九番」がアジアで初めて演奏されたそうです。
ドイツ兵は地元の住民からも親しまれ、収容されていた「板東俘虜収容所」は後に模範収容所として評価されるに至りました。
昨夜は薄暗い周囲の雰囲気から「気味悪い場所だな…」と思ってしまったのですが、そんなホッコリしたエピソードがあったとは(*^_^*)
公衆トイレに堂々とあったツバメの巣
ご覧ください、ヒナがたくさんいらっしゃいます(笑)。
センサーで自動的に電気が点くトイレのため、夜中に起こしてしまってピヨピヨ鳴いていました(^_^;)
昨日はごめんねぇ……。
午前8時ごろ、出発。
本日は徳島県内をウロウロします。
まずは最初の目的地に向けて、内陸にある三好市方面に向かって吉野川沿いを進みます。
午前11時ごろ、目的地のある東みよし町に到着しました。
道を逸れて集落に入ってゆくと「お花さん」と書かれたちょっと不気味な看板が現れました。
案内に沿って進むと、本当にこっちで良いのか不安になるような急勾配の狭い道……。
慎重に登ってゆくと、いよいよ本日最初の目的地に到着しました。
・お花大権現(徳島県三好郡東みよし町中庄2271)
「林下寺」というお寺の敷地内にあります。
しかし鬱蒼とした木々が生い茂っており、周囲にひと気はありません……。
駐車スペースには「お花食堂」と書かれた建物やお土産屋さんと思しきものが建っているのですが、ずいぶんと前に廃業してしまったらしくボロボロです(^_^;)
相変わらず「お花さん」とだけ書かれた不気味な案内板が続き、とりあえず矢印の方へと進んでいきます。すると……。
境内のあちこちに、数日前に凸凹神堂で見たような男根(チンチン)型の石がたくさん!!
…そうです、ここ林下寺のお花大権現は「西日本髄一の性の守護神」として、全国各地から男根が奉納されるという世にも珍しいお寺なのです。
あちこちに置かれているチンチンに圧倒されていると、どこからともなく住職の方が現れ、本堂へと案内していただきました。まずはお賽銭を入れてお参り……。
縁結び、子授け、安産、夫婦和合、もちろん下半身の健康など…様々なご利益があるそうです(*^_^*)。
ご本尊の両脇にも、大小さまざまな男根がズラリ……。
さて、先ほどからちょくちょく登場している「お花さん」というのは、ここに祀られている性の神様の名前。
聞くところによると元禄時代に実在した女性だということです。
なぜ、実在した女性が性の神様に??といいますと、そこにはちょっと怖いけど悲しげな由来がありまして。
お花さんはここ東みよし市の出身と言われており、播州のとあるお城に側室として仕えていました(城主の姫だったという説もある)。
殿から可愛がられていたお花さんは城中の妬みを買い、なんと24歳にして殿の不在中に絞め殺されてしまいます…。
それからというもの、なぜか城内では奥女中の変死事件が相次いて発生。殿も不審に思っていたところ、ある夜にお花さんが枕元に現れ、自身に起こった惨事の詳細と、今後は性の御仏になるということを告げました。
殿が急いで城内に祠堂を建ててお花さんを供養したところ、怪異は無事に収まり、以降はお花さんを性の神様として祀るようになったという事です。
住職の方としばし談笑し、「あちらに立派な奉納物殿があるよ」という事で案内してもらうことになりました。
案内してもらう道中にも、男根の形をした立派な石が庭石のように置かれていて頭が下がります(股間の先もね)。
やけに重厚そうな扉を開けてもらい、奉納物殿の内部へ。
…広い一室の中心をグルリと囲むように、大小さまざまな男根が数えきれないほど祀られていました。
琵琶を持つ女性の像が目を引きますが、これは弁財天の像で、お花さんは右側に立つ白い立像との事です(意外と日本人離れしているお顔)。
奉納物殿の中心には、自然木を加工したひときわご立派な男根が。
中心が空洞になっている巨木(女性器がモチーフ?)もあり、くぐると無病息災になるとか…。
そして横に寝かせてある男根はこれまた跨るとご利益があるとの事。最初はしぶしぶ写真の許可をくれた住職さんも「記念に写真撮ってあげますよ♪いま話題の『映え』ですよ(^^)」と意外とノリノり(恥ずかしくて断りましたw)
壁には各種メディアに取り上げられた時の画像や記事などが嬉しそうに貼られているので、そういった事には比較的オープンなお寺なのかな??
最初は私ひとりしか居なかったのですが、後に若いカップルの旅人が訪ねてきて、巨木に跨いで記念撮影していました(笑)。
やはり珍しい男根奉納のお寺という事で、全国から訪問者も多いようですね。
住職さんが非常にいい人で、たとえ興味本位で訪ねて来たとしてもじっくり丁寧に解説をして下さいます。
みなさん、あくまでお寺なので、訪問の際は礼儀を忘れずにね。
次回!!日本唯一!?●●●の自販機!!
続く。