日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

日本ユーラシア協会広島支部ニュース2024年5月26日

2024-06-21 06:33:34 | 日記
 日本ユーラシア協会広島支部ニュース2024年5月26日
【2024年度ロシア語能力検定試験】
 2024年5月26日、第83回ロシア語能力検定試験(3・4級)が終了しました。

【2024広島フラワーフェスティバル】5月3日4日5日、開催されました。[写真は「ユーラシア諸国文化のひろば」]

【なぜ日本は原発を止められないのか】
 ジャーナリスト・作家の青木美希さんの標記の講演が5月19日松江テルサで開催されました。5月15日に「島根原発再稼働中止」を求める住民請求にたいして、広島高裁松江支部の不当判決の後であり、120人の会場はほぼ満席で、講師の書籍も売り切れるほどでした。
[概要]●マグニチュード6以上の地震の2割が日本近郊 (図は国土交通省HP)●福島第一原発事故の最悪シナリオではウラン燃料2炉心分が溶けた場合で250キロが任意避難区域だった(図は2014年5月22日朝日新聞)。●志賀原発で明らかになった避難問題 図:世界のマグニチュード6以上の震源分布とプレート境界●地震想定は、「能登半島断層は長期評価の対象外だった。もっと早く評価しておくべきだった」(政府の地震調査委の平田委員長)。海岸近くの海域活断層の長期評価は南側の一部しか終わっていない。●東日本大震災の避難者はいまも数万人。住宅提供打ち切りで生活は厳しい状況に。●なぜ日本は原発をやめられないのか。推進する人たちで作る「原子力ムラ」。政官業学メディア。それぞれが既得権益を守る。原発推進の政治家は電力会社にパーティー券を買ってもらっている。リストの存在。都合の悪いことは書かないメディア。「東電が許可していない写真だ。掲載するな」と新聞記者がジャーナリストを妨害した事例も。●声をあげるのは個人。個人でできることがある。「また第二第三の事故が起こる国になっていると感じる。この国は3・11をまたやろうとしている。それは自覚しましょう。沈黙することで現状はちっともよくなりません。沈黙することが現状を追認することであり、格差が格差を加速する結果を生みます。そこを転換するには発言する」(保坂展人氏)●家族や身近な人に伝える、匿名でもXで言う。●エネルギー基本計画の改定は今年。脱原発か、次の事故が起こるのが先か。『なぜ日本は原発を止(や)められないのか』(文藝春秋社、4ヵ月で5刷、朗読版が間もなくAmazonから発売)、『地図から消される街』(講談社、8刷)、『いないことにされる私たち』(朝日新聞出版、2刷)青木美希X@aokiaok1111 メールaokimiki0311@gmail.comお願い:福島現地の動画や避難者インタビューをYouTuber「あおタイムス」で公開しています。チャンネル登録をお願いします。[写真は青木さん、図は原子力ペンタゴン。]


[島根原発2号機仮処分裁判支援者の皆様]
 5/15、島根原発2号機の差し止めを求める仮処分決定が交付されました。申立人4人が訴えた避難計画の実効性の問題については、全く判断しないという不当なもので、到底受け入れることができない決定と言えます。
 当日の記者会見の様子を下記URLから見ることができます。参加できなかった方はご覧ください。弁護団・申立人から、この決定の不当性を訴えています。今後、本訴訟での闘いに移ります。今回の広島高裁の決定の問題点を広く市民に広げて行く必要があります。そのためにも拡散をお願いします。2号機仮処分裁判事務局 ※5/15島根原発2号機運転差止仮処分申立て敗訴・記者会見 youtube:
https://youtu.be/GTYSEk8738Q?si=QpKG1h83Sz_6ex1P

【核兵器をなくす日本キャンペーン説明会 in 広島】
 2024年5月24日開催されました。
 こんばんは。核兵器をなくす日本キャンペーン・広島コーディネーターの田中です。昨日は「核兵器をなくす日本キャンペーン説明会 in 広島」にご参加いただき、ありがとうございました。みなさまとお時間を共有できたことを心より嬉しく思います。
 まだまだ至らない点ばかりですが、日本キャンペーンを広島から大きく後押しし、日本政府の核兵器禁止条約批准を実現させるために、趣向を凝らして動いて参ります。ぜひみなさまのお力とお知恵をお貸しください。
昨日お伝えしました通り、来月23日に長崎と連動するイベントを計画しております。詳細が決まり次第、またご連絡差し上げます。改めまして、この度は本当にありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。P.S.写真を2枚添付させていただきます。2枚目はイベント終了後、川崎哲さん、崇徳高校新聞部のみなさん、運営メンバーのみなさんと。ポーズは核兵器をなくす「X(なっくす!)」のポーズです!


【ウクライナ情勢とパレスチナ・ガザ空爆(5)係争の地パレスチナ】[「イスラエル国家の建設」の後半2]
 1933年の中国東北部での日本による「満州国」建国は、その後日本の犯した国策上の誤りとされ、国際法に反してるとして正されました。一方、イスラエルは第二次世界大戦後、パレスチナの領土の78%を占領し、75万人を追い出すことで、1948年5月14日に建国されました。それから実に75年間も占領を続けています。
※バルフォア宣言 全文1917年11月2日英国外務省より
Dear Lord Rothschild,
I have much pleasure in conveying to you, on behalf of His Majesty's Government, the following declaration of sympathy with Jewish Zionist aspirations which has been submitted to, and approved by, the Cabinet.
His Majesty's Government view with favour the establishment in Palestine of a national home for the Jewish people, and will use their best endeavors to facilitate the achievement of this object, it being clearly understood that nothing shall be done which may prejudice the civil and religious rights of existing non-Jewish communities in Palestine or the rights and political status enjoyed by Jews in any other country.
I should be grateful if you would bring this declaration to the knowledge of the Zionist Federation.
Yours,
Arthur James Balfour
英国外務省 1917年11月2日 親愛なるロスチャイルド卿
 私は、イギリス政府を代表し、以下のユダヤ人のシオニストに同情する宣言が内閣に提出され、かつ承認されたことを喜んで伝えます。「イギリス政府は、ユダヤ人がパレスチナに自分たちの国家を建設する目的を達成するために、最大限に努力する。ただし、明確にしておくべきことは、パレスチナに在住する非ユダヤ人の市民権、宗教的権利、並びにその他の国に居住するユダヤ人の諸権利と政治的地位を害してはならないことである。」この宣言をシオニスト連盟にお伝えいただければ幸いです。
※シオニストが各国に対してこのバルフォア宣言への賛同をもとめて行動しました。1918年にはフランス、イタリア、アメリカ、そしてアジアではシャム(タイ)、中国の賛同・合意を取り付けました。1920年の対トルコ講和を定めた「サン・レモ連合国最高会議」への日本側首席松井慶四郎駐フランス大使はシオニスト側の「『ナショナルホーム』の建設の希望に対しては異議なきを回答し」、バルフォア宣言に対しては「宣言自身に同意したるや否は正確に記憶せず」と日本政府・外務省に報告しています。


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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2024年4月30日

2024-06-21 06:25:36 | 日記
  日本ユーラシア協会広島支部ニュース2024年4月30日
【2024年度ロシア語能力検定試験】
 第83回ロシア語能力検定試験(3・4級)は2024年5月26日、会場は広島市東区民文化センター3階工作実習室です。

【2024広島フラワーフェスティバル】
 5月3日4日5日に平和大通り西詰め付近で開催されます。参加出来る方は08055054872に連絡をお願いします。

【ミンスク通信(2回目)】
 西村汐音さん(ベラルーシ在住、ミンスク国立言語大学外国人のためのロシア語コース在学中)より
 ベラルーシには昭和のような雰囲気がある、というのはこちらで知り合った日本人の方の言葉だ。私は実際の昭和の時代というものを知らないが、とてもしっくり来た。
 ベラルーシ、特にミンスクについてだが、街は当初私か想像していたものよりかなり都会的である。シェアスクーターがあちこちにあり、スーパーには自動精算機、電気自動車の充電スポットもよく見かける。
 では、そんな現代的な都市ミンスクで感じる昭和の雰囲気はどこから来るのか。それはまさしく人々からである。共産時代の影響からだろうか、人々の間には助け合いの意識が強くあるように思う。そして、ありがたいことにそれはよそ者である私にも適応されるのだ。ベラルーシに来て三か月、人々に助けてもらったことは数えきれないほど多い。言語や文化の壁に戸惑う私に、彼らは、優しく「anyeroCIPamroro」(大丈夫だよ)と返してくれるのだ。料理や景色も素敵だが、この国の一番の魅力は人々だ、と私は思う。[広島支部より]広島出身で2023年にベラルーシ・ミンスクに留学(ミンスク国立言語大学)されていた吉村虎之助さんが広島市内でミンスク等の写真展を2023年12月2024年3月に開催されました。その一部を写真で紹介します。ベラルーシは日本人にはなかなか馴染みが薄い国で、ベラルーシ在住の日本人は50人ほどだそうです。広島支部の会員がチェルノブイリ原発事故被害者支援・交流のために訪問されたりしています。

【原爆製造とPFAS(ピーファス)】
 3月29日より全国で2023年製作の米国映画「OPPENHEIMERオッペンハイマー」が上映された。原爆に関わる放射能の人体への影響についての描き方が乏しいものの、原爆・水爆製造の経緯やその「世界を破壊する」威力を垣間見ることができた。
 一方で「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」と言われるPFAS(ピーファス、ピーエフエーエス、)問題も、大きな課題として解決されないまま残っている。今年1月には東広島市の川上米軍弾薬庫周辺の地下水でのPFAS汚染、3月には大阪のPFAS汚染に関わる「1000人血液検査」結果の中間発表で汚染の広がりが明らかにされた。東広島市八本松町宗吉の水路で「PFOAピーフォア」と「PFOSピーフォス」が1リットル(1L)当たり4000ナノグラム(4000ng/L=4000ppt)、広島市の瀬野川では250ng/Lが記録された。
 PFOA(ペルフルオロオクタン酸)もPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)もPFASの一種である。PFASはペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(英語名:perfluoroalkyl substances and polyfluoroalkyl substances )の略称 。PFASの由来は、デュポン社の研究員をしていたロイ・J・プランケットが1938年にテトラフルオロエチレンがガスボンベ内で自然に重合反応を起こし、偶然にテフロン(ポリテトラフルオロエチレンPTFE)が生成していることを発見したことによる。炭素Cとフッ素Fが結合した物質がさらに多数結合(重合)した構造を持つ。1935年には合成繊維「ナイロン6, 6」が同じくデュポン社のウォーレス・ヒューム・カロザースにより発明された。新素材テフロンに注目した米国陸軍省が、1941年原子爆弾の製造を推進したマンハッタン・プロジェクト(総経費20億ドル)のためデュポンにテフロンを発注した。原爆製造に必要な放射性ウランの製造時には、きわめて腐食性の強いガスが放出されるから、製造装置の配管や容器のライニングやパッキンがこうした腐食に耐えうる物質としてテフロンを採用した。C-F結合は強いものであるため自然界の生物はテフロンを生成・分解もできない。C-F結合でできた化学物質PFASにはテフロン以外にも現在では12700種類の物質がある。PFOSも米国化学企業3M(スリーエム)と米軍共同で泡消火剤として使われ始めた。PFASが環境汚染物質であることは3Mやデュポンで1950年代から認識されるようになった。
 2012年にはアメリカのC8科学調査会はPFOAについては、これが6種の病状(妊娠高血圧症、妊娠高血圧腎症、精巣がん、腎細胞がん、甲状腺疾患、潰瘍性大腸炎、高コレステロール)に関連していると結論付けた。これ以外の疾病や精子数の減少、子どもの免疫力の低下など、また家畜や自然界の生物への影響も懸念される。製造企業の社会的責任の明確化、沖縄を始め米軍基地内外での汚染状況の透明性確保、従業員・住民の血液中濃度の測定実施も緊急の課題となっている。

【ウクライナ情勢とパレスチナ・ガザ空爆(4)係争の地パレスチナ】[「イスラエル国家の建設」の後半]
 すなわち①イギリスは1914年10月24日、エジプト駐在イギリス高等弁務官マクマホンの名で、中東の各植民地民族の指導考や族長、敵国トルコの支配下にある民族の指導者をも含めて彼らに書簡を送りました。その内容は、この戦争に協力し、トルコに対して闘争し、パレスチナを解放すれば、この地方にアラブ民族国家の建設を承認する、というものでした。この書簡の内容を歴史上『マクマホン宣言』といいます。
 ところが一方ではイギリスは、②当時ユダヤ人の有力者が盛んに活躍していたアメリカの協力を得るためと、国内のユダヤ人財閥、特に国際金融資本家ロスチャイルド財閥の協力によって膨大な戦費をあがなうため、当時の外相バルフォアの名によって「もしイギリスがこの戦争に勝利したあかつきには、パレスチナの地にイスラエル国家を建設することを承認する]という書簡を送りました。1917年11月2日、これが世にいう「バルフォア宣言」で全文を後掲します。
 更に③第一次世界大戦中1916年5月16日、イギリス・フランス・ロシアの三国はオスマン帝国領の分割をとりきめた密約を結びました。三国首脳は秘かにペテログラードに集まり、大戦後のオスマン帝国のアラブ人地域について、イギリスはイラク(バグダードを含む)とシリア南部(ハイファとアッカの二港)、フランスはシリア北部とキリキア(小アジア東南部)、ロシアはカフカースに接する小アジア東部というように分割して領有し、パレスチナ(イェルサレム周辺地域)は国際管理地域とするという秘密協定を作成しました。サイクス・ピコ協定です。
 そして④第一次大戦後の1920年4月19日から26日、イギリス、フランス、イタリア、日本、ギリシア、ベルギーの各国は、ベルサイユ条約の実施および中東の石油と委任統治の問題を討議するため、イタリアのサンレモで会議を行いました。この会議では、旧トルコ帝国領のアラブ民族居住地域を国際連盟の委任統治領として、イギリス、フランス両国が、分割管理することなどを取り決めました。フランスは、敗戦国ドイツに代わりメソポタミアの石油利権を持つトルコ石油会社の株を 25 %取得するとともに、シリア経由の地中海向けパイプライン建設を認められました。これが、英仏石油協定ともいわれるサンレモ協定です。このイギリス、フランスによる石油利権独占に対してアメリカは門戸開放、機会均等などを唱えて強く反発し、やがて両国はトルコ石油会社に対するアメリカの参入を認めることになりました。この会議には、イギリス(デヴィッド・ロイド・ジョージ)、フランス(アレクサンドル・ミレラン)、イタリア(フランチェスコ・ニッティ)の首相を代表とする第一次世界大戦の主要同盟国4か国と日本の松井慶四郎駐フランス大使、澤田廉三書記官(三等書記官、講和会議全権代表団随員)も参加しました。この会議は、国際連盟設立と並び、対トルコ講和会議であり、帝国主義の石油利権をめぐる会議の性格をおびていましたが、オスマン帝国領土の内の3つの区域である、「パレスチナ」、「シリア」、「メソポタミア」の管理を欧州各国に割り当てることが決定されました。この会議において日本は「ユダヤ民族パレスチナに於ける郷土建設」への道を踏み出す「パレスチナ委任統治」創設決議に共同署名しました。領土紛争の観点からみても、イスラエルとパレスチナの紛争の根本原因(イスラエル建国)を作った責任は英国とイスラエルにあり、それに賛同したフランス、日本にもあります。
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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2024年3月31日

2024-06-21 06:14:03 | 日記
 日本ユーラシア協会広島支部ニュース2024年3月31日
【2024年度ロシア語能力検定試験】
 第83回ロシア語能力検定試験(3・4級)は2024年5月26日です。会場は広島市東区民文化センター。申し込み締め切りは4月15日です。

【司法通訳者名簿の登録】
 通訳人の名簿登録希望の方は、希望があれば広島弁護士会082-228-0230にお問い合わせ願います。必要書類の提出期限は4月17日です。

【日本ユーラシア協会定期総会】
 3月23日に開催されました。
 第59回全国総会は予定された議案の承認後、故竹田正直会長の後任に斎藤治子さん(帝京大学元教授)を選任し、次のような総会宣言を採択しました。     総会宣言
 日本ユーラシア協会は2024年3月23日、ここ東京で第59回全国総会を開催し、活発な討議を経て、ユーラシア諸国の人々との相互理解、文化交流、友好親善を一層広げ深めるための今後2年間の活動方針を決定しました。
 2022年2月にロシアのプーチン政権が始めたウクライナへの軍事進攻は2年が経過した現在も続いています。この事態の本質は、NATOの東方拡大にウクライナが取り込まれることを嫌ったプーチン政権による侵略であり、国連憲章と国際法に違反するものです。
 協会は、直後に軍事侵攻の中止と外交的解決を求める理事長談話を発表し、在日ロシア、ウクライナ両大使館に送付しました。また、その翌月にはロシア軍の即時撤退を求める、プーチン大統領宛の書簡をロシア大使館へ届けました。
 そして、2022年6月の第58回全国総会では、即時停戦とロシア軍の速やかな撤退を求める方針を改めて採択し、この方針のもと、協会は平和のための活動に取り組んできました。侵攻後1年を経た2023年2月には、日本政府に対して、平和憲法を持つ日本がウクライナの和平にイニシアチブを発揮することを求める要請書を提出しました。
 2023年10月には、パレスチナ、ガザ地区へのイスラエル軍の無差別攻撃が激化し、ガザ地区では既に3万人を超える人々が犠牲となり、深刻な人道的危機が続いています。
 このように各地で戦闘が起こり今も続いていることを、協会は深く憂慮しています。そして協会の基本理念である平和・人権・民主主義に基づく運動が今こそ輝きを増していることを自覚して、武力による国境の変更に反対し、侵略の停止、停戦の実現を求める活動を進めます。
 今年1月、能登半島地震によって甚大な被害が発生しました。石川県連の仲間の皆さんを始め被災地の方々にお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一日も早い復旧・復興を心から願っています。
 この59回全国総会で採択した方針に基づき、日本ユーラシア協会は、ユーラシアと世界の平和のために奮闘します。
 3年後には、協会は創立70周年を迎えますが、ユーラシアの人々との友好、交流を広げ、平和を実現するため、志を同じくする人々とともに活動してゆく事を宣言します。2024年3月23日 [写真は新会長挨拶]                         

【2024年 全国青年・女性集会in 広島】
 標記集会を全国総会でとりくむ事となりました。 
 唯一の被爆国でありながら核兵器禁止条約に調印していない日本、ロシアのウクライナ侵攻は収束の目途もたたず、核兵器使用の脅威が高まる中、女性の地位向上と平和構築を目指す日本ユーラシア協会女性委員会は、今年の全国女性集会を核の問題に焦点を当てて、広島にて開催することにしました。
 核兵器廃絶を目指す若者のグループ「カクワカ広島」の話を青年委員会と一緒に聴き、意見交換します。
ヒロシマとカザフスタンの被爆者交流を通じ、核兵器のない21世紀をめざす広島市の国際交流団体「ヒロシマセミパラチンスクプロジェクト」の人びととも交流します。
①日程:2024年9月28日(土)~29日(日)②会場:広島市留学生会館 広島市南区西荒神町1番1号
*JR広島駅から徒歩8分(市電「猿猴橋町」から3分、バス「荒神町」から2分)③一日目 講演「世界のヒバクシャと核兵器禁止条約とわたしたち」④講師 瀬戸真由さん「カクワカ広島」メンバー、2022年オーストリアで開催の第1回核兵器禁止条約締約国会議や数々の国際会議に出席。水爆被災70年の今年3月マーシャル諸島でのビキニデーイベントにも参加しました。また、シンガーソングライターとしても活躍中で、懇親会では、参加者と一緒に歌ってくれます。⑤現地参加費(予価) 5,000円 (懇親会費用含む)✤広島までの交通手段や宿泊先は基本的に参加者各自で手配していただきます。⇒もしご自身で手配が困難な方は、下記までご連絡下さい。
   ユーラスツアーズ TEL03-6453-6633 Email:y.takizawa@euras.co.jp
⑥主催:日本ユーラシア協会 青年委員会   Email:yutanaito88@yahoo.co.jp
    日本ユーラシア協会 女性委員会  Email:info@jp-euras.org
✤当協会会員なら、性別年齢に関係なく、誰でも参加できます。但し、参加申込先は、原則として 50歳未満の方は、青年委員会に、50歳以上の方は、女性委員会にお願いします。※会員資格は2023年までの会費納入者です。
[会費納入について]月額は、正会員700円以上、賛助会員(学生会員など)300円以上です。1年間分前納の場合は11ヶ月分を納入してください(正会員7700円、賛助会員3300円)。郵便局での振替用紙(払込取扱票)01340-1-28272日本ユーラシア協会広島支部です。

【2024広島フラワーフェスティバル】
 5月3日4日5日に開催されます。
 参加出来る方は08055054872に連絡をお願いします。

【ウクライナ情勢とパレスチナ・ガザ空爆(3)係争の地パレスチナ】[「世界史の中のパレスチナ問題」の後半]
 これにたいしてロシア側は「ベツレヘム降誕教会の鍵の管理権をカソリック側に認めた勅令の撤回、エルサレム墳墓協会に関するギリシャ正教の権利の承認」をもとめました。これらの要求のため、1853年12月27日ロシア皇帝はロシア軍の動員増員を決定しました。イギリスの駐エルサレム領事ジェームス・フィンは「外交の世界では、当初の東方問題(オスマン帝国の宗教・民族問題)が名前を変えて宗教保護の問題に移行したが、すべての問題の根本はパレスチナの聖地問題にあると当地では確認されている。」と報告していますが、戦争が実際に始まると、聖地問題は忘れ去られ、ロシアに対する欧州戦争という構図が浮かびあがっています。[イスラエル国家の建設]パレスチナは1518年からオスマン帝国のもとにありました。本来、パレスチナはユダヤ人(イスラエル人)のものであり、またアラブ人のものであり、ここに生活する民衆のものでした。シオニズム(シオンの丘に帰ろう!パレスチナはわれわれのものだ!)が発生していなかったとき、あるいはイギリス帝国主義の政治的支配が深まっていなかった時代、ここパレスチナにいたユダヤ人(イスラエル人)とアラブ人は、オスマン帝国のもとではあれ、共存して生活していました。19世紀末、シオニズムが発生し、20世紀初め、意識的なシオニストたちが、世界中のユダヤ人から送られる資金をバックに、パレスチナに入植をはじたところから、アラブ人たちの警戒感も高まり、アラブ人との対立も始まりました。こうした中で1914年に第一次世界大戦がはじまりました。そしてその第一次世界大戦と、その時にとったイギリスの帝国主義的植民地政策、いわゆる二枚舌外交(あるいは三枚舌外交)がアラブ世界とユダヤ世界(イスラエル)の関係をこじれさせ、今日の対立と抗争の決定的原因となりました。

【5・3憲法集会】ヒロシマ総がかり行動5月3日憲法集会 午前10時 広島弁護士会館3階 オンライン併用 講師:ジャーナリスト 竹信三恵子さん テーマ:憲法9条で生活破壊を止めよう~戦争を起こす前に人が死ぬ


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