日本ユーラシア協会広島支部ニュース2019年10月24日
【県連理事会が開催されます。】
日時 2019年11月12日 13時30分
場所 ビューポート呉 1階
第57回全国総会(2020年3月28日29日)開催についての会員皆様のご意見を引き続きお聞きしています。
【2019年度第74回ロシア語能力検定が実施されました。】
10月12日13日安芸区民文化センターで実施されました。広島会場は1級 5名、2級 7名、3級 3名、4級 8名で実施予定でした。
台風19号の接近が予想されていましたので、11日実施本部より次のような案内がありました。
「台風が発生して以来、昼夜台風の動向を注視してまいりましたが、残念ながら状況は改善されることなく試験日を迎えてしまいそうな気配です。会場によっては、全面的な中止または一部中止の措置を取らざるを得ない状況となってまいりました。首都圏では本日にもJR、その他在来線から台風襲来時の計画運休が発表される模様です。おそらく、他会場でもこのような対策が取られる可能性が高いかと思われます。本部では、地方会場付近の情報も入手することに努めておりますが、情報量が少なく、特に会場に向かう主要輸送機関の情報はほとんど入ってこない状況です。試験1日目の試験実施可否に関しては、本日11日(金)の夕刻(16:00~18:00)には、検定委員会ホームページ上に発表して受検者のみなさまに案内を行う予定です。
https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/index.htmlそこで、皆様へのお願いですが、会場周辺の状況把握(交通機関、他イベントや試験の対応策の参照など)にご協力いただき、会場としての一定の判断を本日10月11日14:00頃までにこのメールに返信する形でご報告いただきたく思います。最終的には、本部と各会場責任者様と確認話し合いをしながら決定を下していきたいと思います。判断基準は、1:安全面2:交通機関の運行状況3:会場周辺での被害状況(建設現場の足場が崩れている、崩れそうなど)4:帰宅困難者を出さないこと(試験後に家族のもとに帰れない受検者、暴風の危険な中を歩いて帰るような状況を作り出さないことなど)また、東京会場でも帰宅困難者対策は事実上不可能で、十分な備蓄飲食料、毛布などがありません。おそらく多くの皆さまの会場でも同様の状況だと思われます。従いまして、会場とての判断をし、本部に報告される際には、前述の状況も踏まえて、お知らせくださると幸いです。」
更に「受検者の安全、交通機関の運行状況(計画運休が実施されるかどうか等)を鑑み、明日10月12日(土)の試験は、残念ながら3つの会場での実施を中止することにいたしました。なお、検定試験実施が決定した会場でも、台風が原因で来られない方々もいるかと思われます。そういった方々にも返金に応じますので、問い合わせがあった場合、くれぐれも『身の安全を第一に考えていただき、決して無理をしないように』案内をお願いいたします。」
との連絡があり、また
「<受検料返金について>試験実施会場であっても、台風が原因(交通機関の乱れを含む)で受検できなかった方々には後日、受検料の返金を行います。ご返金方法については、10月15日(火)以降にロシア語能力検定委員会ホームページにてご案内いたします。13日(日)は、一部の会場を除き検定試験を行いますが、台風の影響が残ることも懸念されます。自宅を出るときに少しでも身の危険を感じることがありましたら、迷わずに引き返すようにしてください。その場合には、試験実施会場であっても、受検料の返金には必ず応じますので、安全を第一に判断するように重ねてお願い申し上げます。なお、受検キャンセルの通知は、事前に行う必要はございません。事後報告でも受け付けることをお約束いたします。判断に迷う場合には、遠慮なく本部事務局までお問い合わせください。」との案内がありました。<試験を中止する会場> 12日は3会場1:東京2:横浜3:名古屋13日は<『1級』の試験を中止する会場>3会場1:東京2:横浜3:仙台、<『3級』の試験を中止する会場>1会場1:仙台と成りました。
広島会場では12日午前7時30分頃~9時頃までJRが芸備線を除いて運行見合わせになり、受験をあきらめた受験生がいました。なお来年度以降、10月での台風の影響を避けるために11月実施について検討を始めています、とのこと。
【秋の行事案内】
①ぺあせろべ2019
10月27日10~16
広島市基町中央公園(フードフェスタ隣接)
②国際交流フェスタ
11月17日10~16
広島国際会議場及び周囲の平和大通り(チラシ参照)
③11.3憲法のつどい・ひろしま2019 ジャーナリズムの突破力
2019年11月1日 18時~20時
広島県民文化センター・ホール
講師 安田純平 参加費 500円 090-9060-1809
④金剛山歌劇団2019アンサンブル公演 アリランの春 我らの願い 夢列車に乗せて
11月11日 開場17:30 開演18
JMSアステールプラサ(加古町4-17)
問い合わせ 082-510-1565 料金3500~1000円
⑤映画「雪道」広島特別上映会
11月16日14:30~ 17:30~
広島市まちづくり市民交流プラザ6階
料金1000円 090-3632-1410
【「映画『氷雪の門』への考察(2回目)】
(1)1945年8月前後の動き(承前)
(2)日露・日ソ間の条約(その1)
●日露和親条約 (日魯通好条約)1855年 安政元年甲寅十二月廿一日(西暦千八百五十五年第二月七日魯暦第一月廿七日)於下田調印安政三年十一月十日(西暦千八百五十六年十二月七日)(魯暦十一月廿七日)於同所本書交換 日本國と魯西亞國と今より後懇切にして無事ならん事を欲して條約を定めんか爲め魯西亞ケイヅルは全權アヂュタント、ゼ子ラール、フィース、アドミラール、エフィミユス、プーチャチンを差越し日本大君は重臣筒井肥前守川路左衞門尉に任して左の條々を定む(以下省略)
●日露修好通商条約1858年8月(安政5年7月)日露修好通商条約が調印(批准は1859年8月(安政6年7月))。日露修好通商条約では、領事裁判権に加えて最恵国条項が双務的となっている。(全文省略)
●千島・樺太交換条約/樺太千島交換條約 件名: 露西亜国ト千島樺太両島交換条約/露西亞國ト千島樺太兩島交換條約 調印: 1875年(明治8年)5月7日場所: サンクトペテルブルク 日本側全権: 榎本武揚ロシア側全権: アレクサンドル・ゴルチャコフ批准・批准書交換: 1875年(明治8年)8月22日 場所: 東京 布告: 1875年(明治8年)11月10日 法令番号: 明治8年太政官布告第164号 今般露西亞國ト千島樺太兩島交換條約別ノ通取結相成候條此旨布吿候事(別紙)天佑ヲ保有シ萬世一系ノ帝祚ヲ踐ミタル日本皇帝此書ヲ以テ宣示ス朕全露西亞皇帝陛下ト望ヲ同シ朕ハ樺太島薩哈連島ノ內朕カ所領タル部分ヲ全露西亞皇帝陛下ヘ讓與シ全露西亞皇帝陛下ハ其所領タル千島群島クリールアイランズノ全部ヲ朕ニ讓與スルヲ互ニ決シタルヲ以テ雙方ノ全權重臣明治八年五月七日彼得堡ニ會シ其條約ヲ締盟調印セリ即其條欵左ノ如シ 樺太千島交換條約條約 大日本國皇帝陛下ト 全魯西亞國皇帝陛下ハ今般樺太島即薩哈嗹島是迄兩國雜領ノ地タルニ由リテ屢次其間ニ起レル紛議ノ根ヲ斷チ現下兩國間ニ存スル交誼ヲ堅牢ナラシメンカ爲メ 大日本國皇帝陛下ハ樺太島即薩哈嗹島上ニ存スル領地ノ權理 全魯西亞國皇帝陛下ハ「クリル」群島上ニ存スル領地ノ權理ヲ互ニ相交換スルノ約ヲ結ント欲シ 大日本國皇帝陛下ハ海軍中將兼在魯京特命全權公使從四位榎本武揚ニ其全權ヲ任シ 全魯西亞國皇帝陛下ハ太政大臣金剛石裝飾魯帝照像金剛石裝飾魯國シント、アンドレアス褒牌シント、ウラジミル一等褒牌アレキサンドル、ネフスキー褒牌白鷲褒牌シントアンナ一等褒牌及シントスタニスラス一等褒牌佛蘭西國レジウン、ド、オノール大十字褒牌西班牙國金膜大十字褒牌澳太利國シント、ヱチーネ大十字褒牌金剛石裝飾孛露生國黑鷲褒牌及其他諸國ノ諸褒牌ヲ帶ル公爵「アレキサンドル、ゴルチヤコフ」ニ其全權ヲ任セリ 右各全權ノ者左ノ條欵ヲ協議シテ相決定ス
第一欵 大日本國皇帝陛下ハ其後胤ニ至ル迄現今樺太島即薩哈嗹島ノ一部ヲ所領スルノ權理及君主ニ屬スル一切ノ權理ヲ全魯西亞國皇帝陛下ニ讓リ而今而後樺太全島ハ悉ク魯西亞帝國ニ屬シ「ラペルーズ」海峽ヲ以テ兩國ノ境界トス(以下省略 第二欵は次号に。)
【炭本さんのボルゴグラード紀行は次回以降に掲載。】