日本ユーラシア協会広島支部ニュース 2016年2月27日
【県連理事会が開催されます。】
日時 2016年3月2日(水曜日)10:30~ 場所 呉市 呉ビユーポート 1階で開催されます。
【ロシア語能力検定公開試験】2016年度第67回ロシア語能力検定公開試験の日程が決まりました。
日時 2016年5月29日(日曜日) 午前・午後
場所(予定) 広島市留学生会館2階研修室3(広島市南区西荒神町1番1号)
内容 3級(午後) 4級(午前)
(申し込み方法など詳細はHP、http://www.tokyorus.ac.jp/kentei/をご覧下さい。)
【日本ユーラシア協会第55回全国総会】
日本ユーラシア協会第55回全国総会が3月26日27日に名古屋市で開催されます。創立60周年を来年に控え、各分科会、記念講演会、レセプション(26日)、本会議(27日)が行われます。詳しい内容は機関紙「日本とユーラシア」2016年2月号をごらんください。
【ユーラシア講演会・中四国九州ブロック会議報告】2月6日日本ユーラシア協会広島県支部連合会主催の「ユーラシア講演会」に引き続いて「中四国九州ブロッック会議、夕食交流会を開催されました。お礼かたがた、報告いたします。
[ユーラシア講演会(呉支部藤井記)]
最初に嬉しいニュースです。講演会終了後1名の新入会がありました。呉支部所属になります。広島県連が協会員以外にも、広く参加を呼びかけたところ、31人の申込がありましたが、実際は、それ以上の36人の参加になりました。その内4人はロシア人とウズベキスタン人各2名でした。講師は、協会本部副理事長で神奈川県日本ユーラシア協会会長の柴田順吉先生、演題は「太平洋戦争の遠因となった日露戦争ーNHKテレビで放映された大河ドラマ”坂の上の雲”を評すー」でした。以前から柴田会長のプロフィールや講演資料に多くの人の関心が寄せられていました。
この日の講演で柴田先生は、まるで庶民の立場に立って書き直した、歴史の教科書のような講演資料をもとに話されました。また、日露戦争が「祖国防衛戦争」ではなく、欧米資本主義国と大日本帝国の中国東北部と朝鮮半島の領土と権益をめぐっての侵略戦争であったこと。この戦争遂行のために騙された国民の苦難。戦費調達でできた膨大な借金が、その後の泥沼の戦争、戦災、経済破綻とつながって行ったことなどを、実に適切でわかりやすい資料を示して講義されました。参加者は大変熱心に聞き入り活発に質問されていました。歴史に関心が高いロシア人ロシア語講師のセルゲイさん、イリーナさんも「これはおもしろそう」と参加され、真剣に聞き入り質問されていました。
筆者は「秘密保護法」、「安保法制」など、国民に真実を隠すやり方が今も続いているとの説明に、今に生きる私達は「もう騙されてはいけない、しっかり学習しなくては」と思いました。ロシアやウズベキスタンの友人達と一緒に日露戦争のことを学習し、歴史認識を深めることができて、この会の名称どおり「ユーラシア講演会」になっったことが印象に残りました。
アンケートでは「大変よかった」が58%、「よかった」が42%、その他0%。
以下は気づき、感想などです。
・外国債の償還が1986年、知らなかった、戦争はそこまで害を及ぼす。とは・・・。・講演会の続会をお願いします。・日本の政府報道を他国民の立場で、視点で考えることができるよう、このような講演会をこれからも 開いて行かれるよう望みます。・著者の名前は覚えていませんが,20歳の頃(今は73歳)「ツシマ」というロシア人の書いた小説を読んだことが印象に残っています。確かバルチック艦隊は南アフリカ喜望峰を経由して、対馬海峡に入る時は疲れきって,戦闘意欲はなくなってしまい、日本艦隊から逃げ回ることが必死だったと表現されていたように憶えています。今、私は日本海海戦のあったところの近く(志賀島の4km本土より)に住んでいます。20km東に東郷神社(福津市・・・以前は津屋崎といっていました)があり、そこに大砲の砲弾が展示されています。日露戦争が日本の奇襲攻撃で始まったことは今日の講義で始めて知りました。・いろいろ勉強になりました。・はじめて知ることが多々あり、今までになく聴き入りました。 少し勇気をもらいました。感謝。・2人目の質問者が「~これも知らしめて欲しい」との発言に違和感を持つ。 学びを自らすべきだと思う。この期に及んで他力本願ではこころもとない。今後もこの類いの勉強会をお願いします。・戦争が如何に愚かなことか分かった。この種の講演会を望む。・貴重な話が聞けて大変よかった。遠方ありがとうございました。・本日は日露戦争についてたくさん面白いことを学びました。ありがとうございました。・具体的で分かりやすかった。・講演会の資料は大変貴重で、改めてゆっくり時間をかけて読みたいと思います。・知は生きる力、歴史に学ぶ、一生学んで行かなければと反省しています。・知らないことばかりでよかったです。ご自分のエピソードが入って、なおよかったです。・Karina Juraeva Спасибо вам огромное за интересную и поучительную конференцию ! Благодаря ей я узнала много нового и интересного . Я против войны ! И я надеюсь и верю , что люди сплотитяться и будут жить в Мире и согласии ! Так же хочу отметить , что рассказ про " Тучи над холмами" очень меня заинтересовал . До этого мне не приходилось читать его. Но я с большим интересом хотела бы погрузиться в историю , за чтением ! Спасибо вам еще раз!
その他、電話でも「柴田先生は、時間内に伝えきれなかった資料をたくさんお持ちのはず、それらを携えてぜひもう1度広島、呉に来られて講演して欲しい」という要望がありました。また、その後も講演資料が、講演会に参加できなかった方達で回し読みされているとのこと。お忙しいにも関わらず、遠路遥々来られて講演くださった先生に心からお礼申し上げます。[なお、柴田先生の講演の続編を5月12日木曜日に広島で開催の予定です。平日の午後の開催となりますが、乞うご期待。会場は広島国際会議場または広島市留学生会館の予定です。]
【連載第4回「戦争をする国づくり」とヒロシマ一岩国・呉の基地強化を許さないー】湯浅一郎(ピースデポ)[12.8不戦の誓いヒロシマ集会(20141208)]より。
(3) 日米防衛協力指針(ガイドライン)見直しと広島の基地群(岩国、呉など)
1)ガイドライン見直し一日米軍事一体化と相互運用の強化へ一
a)日米安全保障協議委員会「2+2」、13年10月3日、東京開催。
「より力強い同盟とより大きな責任の共有に向けて」共同発義ガイドライン改定の目的。
・「ガイドライン見直し」作業を14年末までに完了。
・日米防衛協力の中核的要素として、日本に対する武力攻撃に対処するための同盟の能力を確保。
・日米同盟のグローバルな性質を反映させるため、テロ対策、海賊対策、平和維持、能力構築、人道支援・災害救援、装備・技術の強化といった分野を包含するよう協力の範囲を拡大。
・相互の能カの強化に基づく二国間の防衛協力における適切な役割分担を示すこと。
<日米軍事一体化をさらに深化させる。〉
b)14.10.8ガイドライン見直し中間報告'
「切れ目のない、力強い、柔軟かつ実効的な日米防衛協カ」。『日米同盟のグロ一バルな性質』」
米国のリバランスと整合→日本側負担増の要求「積極的平和主義」→積極的に海外に展開。
→広口の基地群の更なる強化と恒久化~ピースリンク発足時の発想を思い起こしたい。
原爆ドームを中心として半径30km圏内に岩国、呉、東広島、海田の基地群が目白押し。
2)極東最大の軍事空港となる岩国基地・海兵隊と海軍が混在
・米海兵隊の7つの航空基地の2つが日本に。岩国と普天間。
・滑走路沖合い移設に伴う埋め立てによる基地拡張→世界的にも例がない大型港湾を持つ軍事空港
・米軍再編の主要な受け皿にされた。
KC130の普天間からの移駐(14.08)
空母艦載機部隊59機の厚木からの移駐(17年中)→唯一の原子力空母の海外基地「横須賀」とワンセット。そのための地域内、及び周辺での準備が急ピッチ。
米国の戦争の中心をになう空母戦闘団の中心が配備される基地が在日米軍で最後まで残る。
最も戦争に近い基地になる。→中四国九州における低空飛行訓練の拡大と恒久化
・オスプレイの本土での演習や展開の西日本における拠点。(以下次号に。)
【県連理事会が開催されます。】
日時 2016年3月2日(水曜日)10:30~ 場所 呉市 呉ビユーポート 1階で開催されます。
【ロシア語能力検定公開試験】2016年度第67回ロシア語能力検定公開試験の日程が決まりました。
日時 2016年5月29日(日曜日) 午前・午後
場所(予定) 広島市留学生会館2階研修室3(広島市南区西荒神町1番1号)
内容 3級(午後) 4級(午前)
(申し込み方法など詳細はHP、http://www.tokyorus.ac.jp/kentei/をご覧下さい。)
【日本ユーラシア協会第55回全国総会】
日本ユーラシア協会第55回全国総会が3月26日27日に名古屋市で開催されます。創立60周年を来年に控え、各分科会、記念講演会、レセプション(26日)、本会議(27日)が行われます。詳しい内容は機関紙「日本とユーラシア」2016年2月号をごらんください。
【ユーラシア講演会・中四国九州ブロック会議報告】2月6日日本ユーラシア協会広島県支部連合会主催の「ユーラシア講演会」に引き続いて「中四国九州ブロッック会議、夕食交流会を開催されました。お礼かたがた、報告いたします。
[ユーラシア講演会(呉支部藤井記)]
最初に嬉しいニュースです。講演会終了後1名の新入会がありました。呉支部所属になります。広島県連が協会員以外にも、広く参加を呼びかけたところ、31人の申込がありましたが、実際は、それ以上の36人の参加になりました。その内4人はロシア人とウズベキスタン人各2名でした。講師は、協会本部副理事長で神奈川県日本ユーラシア協会会長の柴田順吉先生、演題は「太平洋戦争の遠因となった日露戦争ーNHKテレビで放映された大河ドラマ”坂の上の雲”を評すー」でした。以前から柴田会長のプロフィールや講演資料に多くの人の関心が寄せられていました。
この日の講演で柴田先生は、まるで庶民の立場に立って書き直した、歴史の教科書のような講演資料をもとに話されました。また、日露戦争が「祖国防衛戦争」ではなく、欧米資本主義国と大日本帝国の中国東北部と朝鮮半島の領土と権益をめぐっての侵略戦争であったこと。この戦争遂行のために騙された国民の苦難。戦費調達でできた膨大な借金が、その後の泥沼の戦争、戦災、経済破綻とつながって行ったことなどを、実に適切でわかりやすい資料を示して講義されました。参加者は大変熱心に聞き入り活発に質問されていました。歴史に関心が高いロシア人ロシア語講師のセルゲイさん、イリーナさんも「これはおもしろそう」と参加され、真剣に聞き入り質問されていました。
筆者は「秘密保護法」、「安保法制」など、国民に真実を隠すやり方が今も続いているとの説明に、今に生きる私達は「もう騙されてはいけない、しっかり学習しなくては」と思いました。ロシアやウズベキスタンの友人達と一緒に日露戦争のことを学習し、歴史認識を深めることができて、この会の名称どおり「ユーラシア講演会」になっったことが印象に残りました。
アンケートでは「大変よかった」が58%、「よかった」が42%、その他0%。
以下は気づき、感想などです。
・外国債の償還が1986年、知らなかった、戦争はそこまで害を及ぼす。とは・・・。・講演会の続会をお願いします。・日本の政府報道を他国民の立場で、視点で考えることができるよう、このような講演会をこれからも 開いて行かれるよう望みます。・著者の名前は覚えていませんが,20歳の頃(今は73歳)「ツシマ」というロシア人の書いた小説を読んだことが印象に残っています。確かバルチック艦隊は南アフリカ喜望峰を経由して、対馬海峡に入る時は疲れきって,戦闘意欲はなくなってしまい、日本艦隊から逃げ回ることが必死だったと表現されていたように憶えています。今、私は日本海海戦のあったところの近く(志賀島の4km本土より)に住んでいます。20km東に東郷神社(福津市・・・以前は津屋崎といっていました)があり、そこに大砲の砲弾が展示されています。日露戦争が日本の奇襲攻撃で始まったことは今日の講義で始めて知りました。・いろいろ勉強になりました。・はじめて知ることが多々あり、今までになく聴き入りました。 少し勇気をもらいました。感謝。・2人目の質問者が「~これも知らしめて欲しい」との発言に違和感を持つ。 学びを自らすべきだと思う。この期に及んで他力本願ではこころもとない。今後もこの類いの勉強会をお願いします。・戦争が如何に愚かなことか分かった。この種の講演会を望む。・貴重な話が聞けて大変よかった。遠方ありがとうございました。・本日は日露戦争についてたくさん面白いことを学びました。ありがとうございました。・具体的で分かりやすかった。・講演会の資料は大変貴重で、改めてゆっくり時間をかけて読みたいと思います。・知は生きる力、歴史に学ぶ、一生学んで行かなければと反省しています。・知らないことばかりでよかったです。ご自分のエピソードが入って、なおよかったです。・Karina Juraeva Спасибо вам огромное за интересную и поучительную конференцию ! Благодаря ей я узнала много нового и интересного . Я против войны ! И я надеюсь и верю , что люди сплотитяться и будут жить в Мире и согласии ! Так же хочу отметить , что рассказ про " Тучи над холмами" очень меня заинтересовал . До этого мне не приходилось читать его. Но я с большим интересом хотела бы погрузиться в историю , за чтением ! Спасибо вам еще раз!
その他、電話でも「柴田先生は、時間内に伝えきれなかった資料をたくさんお持ちのはず、それらを携えてぜひもう1度広島、呉に来られて講演して欲しい」という要望がありました。また、その後も講演資料が、講演会に参加できなかった方達で回し読みされているとのこと。お忙しいにも関わらず、遠路遥々来られて講演くださった先生に心からお礼申し上げます。[なお、柴田先生の講演の続編を5月12日木曜日に広島で開催の予定です。平日の午後の開催となりますが、乞うご期待。会場は広島国際会議場または広島市留学生会館の予定です。]
【連載第4回「戦争をする国づくり」とヒロシマ一岩国・呉の基地強化を許さないー】湯浅一郎(ピースデポ)[12.8不戦の誓いヒロシマ集会(20141208)]より。
(3) 日米防衛協力指針(ガイドライン)見直しと広島の基地群(岩国、呉など)
1)ガイドライン見直し一日米軍事一体化と相互運用の強化へ一
a)日米安全保障協議委員会「2+2」、13年10月3日、東京開催。
「より力強い同盟とより大きな責任の共有に向けて」共同発義ガイドライン改定の目的。
・「ガイドライン見直し」作業を14年末までに完了。
・日米防衛協力の中核的要素として、日本に対する武力攻撃に対処するための同盟の能力を確保。
・日米同盟のグローバルな性質を反映させるため、テロ対策、海賊対策、平和維持、能力構築、人道支援・災害救援、装備・技術の強化といった分野を包含するよう協力の範囲を拡大。
・相互の能カの強化に基づく二国間の防衛協力における適切な役割分担を示すこと。
<日米軍事一体化をさらに深化させる。〉
b)14.10.8ガイドライン見直し中間報告'
「切れ目のない、力強い、柔軟かつ実効的な日米防衛協カ」。『日米同盟のグロ一バルな性質』」
米国のリバランスと整合→日本側負担増の要求「積極的平和主義」→積極的に海外に展開。
→広口の基地群の更なる強化と恒久化~ピースリンク発足時の発想を思い起こしたい。
原爆ドームを中心として半径30km圏内に岩国、呉、東広島、海田の基地群が目白押し。
2)極東最大の軍事空港となる岩国基地・海兵隊と海軍が混在
・米海兵隊の7つの航空基地の2つが日本に。岩国と普天間。
・滑走路沖合い移設に伴う埋め立てによる基地拡張→世界的にも例がない大型港湾を持つ軍事空港
・米軍再編の主要な受け皿にされた。
KC130の普天間からの移駐(14.08)
空母艦載機部隊59機の厚木からの移駐(17年中)→唯一の原子力空母の海外基地「横須賀」とワンセット。そのための地域内、及び周辺での準備が急ピッチ。
米国の戦争の中心をになう空母戦闘団の中心が配備される基地が在日米軍で最後まで残る。
最も戦争に近い基地になる。→中四国九州における低空飛行訓練の拡大と恒久化
・オスプレイの本土での演習や展開の西日本における拠点。(以下次号に。)