先日の
ミツボシさんの写真について安良里でガイドしていただいた
say-sea中野さんに青カブリレタッチ画像を送ってもらってしまいました。それからすると、やっぱしオリジナルは”うはぁ、青膜かかっとるがな”といった感じになっております。
そもそもなんでこんな感じの写真になるかというと、
”ストロボというかフラッシュ光を照射しているのですが、ミツボシさんの体に反射してカメラのCCDに届く前に海水に吸収されてしまっている、つまり空気中で見るところのミツボシさんの色をCCDに変換させるには絶対的に不足しとるというか、とにかく照射量が少ない”ということなのでしょう。
それはそうなのです。なぜなら僕はわざと人工光を最小限に削って撮ってみようとと意図していたのです(決してスイッチ入れ忘れていたのデハアリマセン)。つまりはストロボというかフラッシュにディフューザーをつけて散乱、拡散させるだけでなく、その拡散した光の端っこをミツボシさんにちょっと補ってやって柔らかいエエ感じの青カブリになって欲しいなぁ、と念じていたのです!!
使いまわしの写真なのですがイメージとしてはこれとか
こんな感じを狙っていたつもりなのです。
考えてみれば僕が使っているカメラはデジタルカメラであるわけですから、撮った直後に色の具合やらなんやらを確認してフラッシュの角度やら出力、ミツボシさんまでの距離を修正してやればここまで質感がなくなってしまうこともないはずなのです。しかし、こういうものしか撮れていない理由は正しくここのところで、結局ジャマくさくてモニターでチェックしなかったり、”まぁ、ええか”的行動をとってしまうことにあると自分では考えています。
フィルムカメラの時と比べてシャッターを切るときの集中力が減少していることが多いことは自覚しています。これには良い面と悪い面があると思うのですが、完全に今回のケースは悪い面ですわねえ。どうも知らず知らずのうちにロクに設定も変えて撮ってもいないのに、”数たくさん撮っといたから大丈夫や”なんて考えてしまっているときがあるのですわ。
”納得いくまで撮る”の納得いくの部分がちゃんとできていないのでしょう。僕はやっぱりエエ感じの水中写真なんかが撮れると嬉しくて楽しいので、目一杯楽しむためにはメンタル面をもうちょっとなんとかしないといけないようです。