左　　坂上是則 　ふるさとさむく 　　　　　　　成まさる也 みよし野の 　　　山の白雪...

　左　　　　素性 見わたせば　　法師 　　柳さくらを 　　　　こきまぜて 　都ぞはる...

　　　　喜撰法師 我庵は　たつみ 　みやこ　しかそ 　　　の　　　住 　　よをうち山と 　　人はいふなり 古今和歌集　題しらす　　　　　　　　　　　　　きせんほうし わかいほは...

伏見宮家旧蔵　醍醐大納言輝弘 　　　大伴黒主 おもひいてゝこひしき 　　ときははつかりの 　　　なきてわたると 　　　　人しるらめや 古今和歌集　人をしのびに相知りて逢ひがたく...

　左　源宗于朝臣 ときはなる 　　松の 　　　み 　　どりも 　　　春く 　　　　れ...

　　凡河内躬恒以川久とも 　春乃光盤 　和可那久尓 　ま多みよしのゝ 　やまは遊きふ 　　　　　　る 凡河内躬恒 いつくとも春のひかりはわかなくにまたみよしののやまはゆきふ...

左　中納言朝忠 あふ事のたえ てしなくハ なか／＼ 　　　に 人を身をも うらミさらま...

右　猿丸大夫 於く山尓もみち 布見王けなく し可濃 こえきく時 　　　　そ 秋は 　　悲しき ...

左　壬生忠岑 有明のつれ なくみえし 別れより 　あかつき 　　はかり うきものは ...

　　大伴黒主 鏡山いざ立よりて 　見て行む 　年へぬる身わ 　　老やしぬると 古今集...