藤原清輔朝臣
ながらへば
また
此ごろや
忍
ばれむ
うし
と見し
世ぞ
今は恋しき
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○藤原清輔
皇太后宮前大
進正四位下
房前五十二代左京大夫従二位
顯輔─┬───清輔─┐
┌──┘ ┌───┘
│大貮正三位└季經
├重家─────┐
└顕昭 ┌──┘
├經家正三位
┌────┘
├顕家 従三位
│ 正三位大藏
├有家─────┐
│ │
└保季 │
┌───────┘
│ 正三位
│┌知家────┐
└┴有季 │
┌───────┘
│ 從二位左京
└行家─────┐
┌───────┘
│ 從二位大藏卿
└澄愽─────┐
┌───────┘
└澄敦 從二位侍従
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此哥の心はながらへばこのごろの事も
またやしのび侍らんうしかなし
といひし世を今したふにつけ
てゆくすへの事を○思ひ
やりたるなり何事もすへ/"\に
おとろへ行むかしににぬうらみ也
玄旨の曰哥の心は明なり次第/\
にむかしを思ふほどに今のうさと
おもふ時代をもこれより後には忍
ばんずるかと万人の心に観ずる哥
ぞとなり只世の中の人たのむ
まじき行すえをたのむなり
○季注に○にしかたのこひし
さの切なるときのうた
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