つらきをも
うらみぬ我に
ならふなよ
うき身を
しらぬ
人もこそ
あれ
新古今和歌集巻第十三 恋歌三
題知らず 小侍従
つらきをも恨みぬわれに習ふなようき身を知らぬ人もこそあれ
よみ:つらきをもうらみぬわれにならうなようきみをしらぬひともこそあれ 撰者無 隠
意味:貴方からの疎遠にされ、辛い思いを、恨みに思わない私のような女が普通だと思わないでね。そんな憂き身が有ることを知らず、普通に貴方を恨んでしまう女性もいるでしょうから。
備考:女房三十六歌仙。平家物語延慶本に記載有り。
掛軸
125cm✕24cm
色紙
14cm✕12.5cm
令和2年12月23日 參