史料綜覽 安元の大火
治承(安元)元年四月 廿八日 京師火アリ。延キテ、大内ニ及ビ、大極殿、八省院、會昌門、...
玉葉 安元の大火
安元三年四月 廿八日丁酉天晴。(略) 亥刻、上方有火。樋口富小路辺云々。曉更人告云。夜前火猶未消。京中人屋多以焼亡已。及内裏閑院云々。余騒起見之、火勢弥盛、其焔靡乾方。閑院有危歟...
百練抄 安元の大火
廿八日。亥刻、火起自樋口富小路。火焔如飛。八省、大極殿、小安殿、青龍白虎樓、應天會昌朱雀門、神祇官八神殿、眞言院、民部省、式部省、南門、大膳職、勸學院等拂地燒亡。大内免其難。此外公...
恋歌三 逢坂山 宗梅 断簡コレクション
題不知 高倉院御哥 けさよ里ハいとゝ於もひをたきましてなけきこりつむ逢坂の山 初會戀の心於 俊頼朝臣 あしのやの志川者多...
増鏡 第二 新島守 遠島歌合
さま/"\めでたくあはれにも、色々なる都のこと/"\を、ほのかに傳へ聞し召して、おきには...
俳諧連歌 歌仙 詩商人 其角
芭蕉一座連句 139巻 歌仙 しあきんと 其角 天和二年歳暮 酒債尋常住処有 人生七十古来稀 表...
歌論 徒然草 第14段 和歌こそ、なほをかしきものなれ
和歌こそなほをかしきものなれ。あやしのしづ山がつのしわざも、言ひ出でつればおもしろく、...
増鏡 第二 新島守 後鳥羽院崩御
この浦に住ませ給ひて十七年ばかりにやありけん。延応元年といふ二月廿二日むそぢにて隠れさ...
延徳本 方丈記 行川のながれは
行川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみにうかぶうたかたはかつきえかつ...
延徳本 方丈記 若き子を
わかき子をさきだてゝ、袖をしぼる老人もあり。或ははぐゝむ親にをくれて、路頭にさすらふみ...