西行物語 東下り 相模
相模 あしがらやまにかかりて、昔さねかたの中將の名も足柄の山なればとながめ、またはく...
西行物語 東下り 武蔵
武蔵 さしていづくをこころざすともなければ、月の光に誘はれて、はる/\とむさしの國に分け入るほどに、をばなが露に...
倭名類聚抄 目次
倭名類聚抄 目次 (元和3年那波道円校訂・刊行本 国立国会図書館蔵) 巻第一 天部第一 景宿類第一 雲雨類第二 風雪類第三 地部第二 山谷類第四 巌石類第五 林野類第六...
歌論 無名抄 このもかのもの事
二條院和哥このませおはしましける時、おかざきの三位、御師徳にて候はれけるに、此道の聞きたかきに依て、清輔朝臣めされて殿上にさぶらひけり。 いみじき面目なりけるを、或時の御會に、清輔...
家長日記 長明出家
家長日記 何ばかりの事ならぬいたづらわざも、事一つに極めたる人の、その事に引かれて、こ...
家長日記 長明との再会
家長日記 其ノ後、思ひがけず對面して侍りしに、それかとも見えぬほどに痩せ衰へて 世をう...
幽州新歳作 帳説
去歳荊南梅似雪 去歳荊南、梅雪に似たり 今年薊北雪如梅 今年薊北、雪梅の如し。 共知人...
感春 張籍
遠客悠悠任病身 遠客悠悠として病身に任す。 誰家池上又逢春 誰が家の池上にか又春に逢は...
家長日記 新古今和歌集勅命
かやうに常のことなれば、良き悪しき多く積もれる哥ども、又古ききはの哥も、昔の人おのづか...
軒端の梅 玉葉 式子内親王記事
玉葉 巻六十六 建久八年三月 十六日《庚寅》閑院、遷御大炊御門齋院御所云々。或云爲蹴鞠云...