八雲抄巻第二作法部             一　判者 以堪能重代為其仁 雖堪能、非重代者能々可有儀。雖重代非堪能者万人不 可聽。兼両事...

辰田川之図　喜多武清筆　掛軸   卅四むかし、をとこ、つれなかりける人のもとに 　　いへばえにいはねばむねにさはがれて心ひとつになげくころ...

京都堀川通　風俗博物館   とのゝうちの人にもたれとしらせじとおぼして、な をはなれたるたいに、御しつらひになくして、われ もあけくれいりおは...

　　　　　　　　　　　　　　　　宋之問 年々歳々花相似歳々年々人不同 　　　　　　　　　　　　　　　後江相公 生者必滅釋尊未免栴檀之煙 ...

九段　八橋　天知書色紙             四十昔、わかき男、げしうはあらぬ女を思ひけり。さがしらするおや有てお　　　　　　　　　　...

「男君は、朝拝に参り給ふとて、さし覗き給へり。『今日よりは、大人しくなり給へりや』とて、打笑み給へる。いとめでたう愛嬌つき給へり。いつしか雛をし据へて、そそきゐ給へり。三尺の御...

四十五段　ゆく蛍　奈良絵       　　　　　　　　　　　　むま四十四昔、あがたへ行人に、馬のはなむけせんとて、よひて、うとき人にしあらざ...

    つらきをも 　　うらみぬ我に 　　ならふなよ       うき身を 　　　しらぬ 　　　人もこそ 　　...

百人一首注　永青文庫蔵   題しらず　　　山辺赤人　時代は聖武天皇人丸と同時の人也　官位不詳 新古今田子の浦に打いでゝみれば白妙のふじの高根に雪はふ...

京都堀川通　風俗博物館   小納言詞ことしだにすこしおとなびさせたまへ。とをにあま りぬる人は、ひゐなあそびはいみはべるものをかく 御おとこな...