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奥飛騨ツーリング(最終日)

2010-08-29 17:27:00 | ツーリング
〔第2日目〕
 「明日の6:00に目覚ましセットした。」のSDKの言葉を信じ、窓から流れ込む清清しい空気にまどろんでいると、「5時半やで~。風呂入らな。」の目覚ましコール。なんで5時半やねん!
 しかし、さすがに奥飛騨、空気はうまいし水道水さえミネラルウォターのような清涼感があります。特に朝に入る貸切露天風呂は最高の贅沢に感じました。
 そこまでは良かったのですが、早く起きすぎて朝食までが長いこと。そのせいか各局とも朝から旺盛な食欲を見せていました。

 宿を出てNLUの案内で安房峠へ。峠へはまずまずの路面が続きスムーズに登りきることが出来ました。峠は切通しで左右の眺望は難しいけど、前方にそびえる焼岳の迫力は見事のひとことです。ただ残念なのはどうしても高圧線が視界に入りせっかくの絵画にすじが入ったような印象でした。



 峠からの下りは各自のペースで出発し、国道との合流地点で待ち合わせる予定でしたが、最後に出発した当局の前に男女の2台が入ってしまい、女性ライダーのビグスクが超低速なうえ道を譲ってくれる気配さえなかったため少々遅れてしまいました。

 多くのトンネルを抜け上高地行きのバスを見送り、ダムを渡ったところから野麦街道へ入ります。
 このルートは訳あって今回のプランからどうしても外せないものとなっていました。それは、ツーリングメンバーが以前落した物を拾い上げなくてはならないからです。もちろん先導はその本人が勤めます。落とした瞬間の前後の記憶がおぼろげらしく、少し行き過ぎたところではたと気がつき戻り返した場所には、そう、何か目に見えない力が働いていたのです。それまで一度も無かったエンスト。走ってないはずのバイクの音。ここに立寄ったからこそ落物も本人の身に帰り安寧の日が過ごせることでしょう(合掌)。

 野麦峠から見る乗鞍岳は雄大で、女工哀史のむかしこの峠に立ち乗鞍を見て故郷に思いを馳せ帰ったことが偲ばれます。



 ここから野麦峠を岐阜県側に下り、鈴蘭高原に立寄ります。鈴蘭高原の展望台はパワースポットらしく、たしかに御岳と乗鞍岳を望む絶景が楽しめました。
 パワースポットだったはずが実は試練はここから既に始まっているのでした。

 濁河温泉方面へと足を踏み入れたところは、「ここから5km荒れ道」の標識のとおり舗装は砕け、水が流れる林道で浮石を踏んだら転倒必至の状況です。道半ばで進むか退くかの協議をするも結論は出ず、一番身軽な250TRのUXEさんに先の偵察をお願いし待機することとなりました。



 UXEさんからの無線による情報では、「あと少しで峠に着き下りこめば良い道に出る。」とのことで前進することに決定。慎重に路面をトレースしながらやっとの思いで県道まで脱出しました。後でNLUが気づくとツーリングマップルには「舗装荒れでほとんどダート状態。オンロードには不向き」と記載されているらしく、よくもまあロードキングをはじめ重量バイクが無事に乗り切れたと胸をなでおろす各局でした。

 眺めの良い「鈴蘭スカイライン」を楽しんだあと、R41沿いで遅い昼食をとなりながらここから先の行程を話しあうと、美濃加茂から高速組と下道組に分かれて帰ることとなり、ULJ,PCZ,REN,IFLの4局は下道経由を選択しました。
 美濃加茂の渋滞を恐れていた下道組はバイパスの開通により助かったと思ったのもつかの間、最後の合流点で大渋滞にはまり灼熱地獄に陥っていました。R21からは各務原で木曽川堤防に上がり長良川堤防に渡って昨日のルートを逆送する形で帰路につきました。

本日の走行距離 348.4Km 全行程 611.7Km 燃費 24.3Km/L

〔今日の特記事項〕
 NLUフン詰まり事件(後に解消)
 休憩地点こかげ争奪事件
 SDK無変調事件

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