夕方から自由の身になったので、近場の林道を走ってきました。ディグリーのドライブチェーンを張ったのでその試乗もかねての出陣です。
名阪の向井インターから安濃ダムへ通じる柚子ノ木林道へ入り、峠を下り始めたあたりで西に向かうダートへハンドルを切り高度を稼いでいくと、東方向に錫杖ヶ岳がまのあたりに望めました。鎖のゲートを迂回しさらに進むと、路肩があちこちで崩落しているため細心の注意を払いながら終着点までたどり着くのでした。
〔終着点はコンクリート舗装〕
好奇心に煽られ先を見ると、登山道らしきものが・・・。まだあたりは明るいし登るっきゃないと思ってしまったのが運のつきでした。登る人があまりないのか登山道には枝が散乱し、踏み込まれていないのでふわついたり、滑ったりで歩きにくいことこの上なく、やっと尾根にたどり着いて小休止。道の先に目をやるとピークを外れて高度を下げていくばかりなので、尾根伝いにピークを目指すこととしました。
尾根には人の代わりに獣の足跡といたる所に鹿のフンが落ちています。足跡もフンもかなり新鮮な状態のものがあり、鹿(カモシカ?)の通行路になっているのかも知れません。尾根ルートも最後の最後にはよじ登り状態になって、やっとピークに立つことができました。残念ながらピークには山名の札はなく、先達の名札が下げられた木があるのみで、立木で見晴らしもあまりよくありませんが、木々の隙間からよく見ると、東には錫杖ヶ岳の頂上が下に見え、北には高畑山と那須が原山、西には霊山に続く山並みが逆光の中に浮かんでいました。頂上で小休止の後、慎重にけもの道を下って約30分でディグリーまで戻りつくことができました。
柚子ノ木林道に戻りダム方面に進むとちょっと幻想的な光景がありました。
〔もののけの森ですか~?〕
薄暗くなってきたのでダムサイトのコーナーを快適速度でパスしながら先を急ぎ、19時過ぎに帰宅となりました。帰ってから地図で調べたところ、今回の頂上にはやはり名前がなく三角点や水準点にも指定されていませんでしたが、標高は約680mで錫杖ヶ岳と同程度でした。
ドライブチェーンの音は小さくなりましたが、コーナリングに癖が出てしまったので左右の張り具合を微調整することとします。今回の走行距離 55Km。