老人医療や介護の現場は、コロナの影響が出やすく、現在また厳しい状態になってきています。まさか自分がN95マスク(感染症対策マスク)をつけて、フェイスシールドやガウンをつけてマッサージや鍼治療をする機会があるとは思ってもみませんでした。
若い我々にとっては、それほそ恐い感染症ではないコロナですが、80歳以上の高齢者にとってはまだ死亡率は高いし、重症化して入院される方も多い。もし、入院先から帰ってきても、QOLは大きく低下し、今までできていた機能が奪われてしまいます。
若い人はコロナ後遺症でしょうか。僕の印象では発生頻度はそう高くないように思うのですが、後遺症に関して質の高い論文が出始めていますが、発生頻度は50%近いと分析しています。コロナ後遺症の患者さんもみるようになってきました。手探りの試行錯誤ですが、小さくはありますが治療効果は出ている印象です。
コロナに関しては、一人一人考えが違う。それでいいと思うし、健全です。しかし、個々人の生き方や哲学が出るところ。とても興味深いです。
小さな工夫を積み重ねて、大きな変化につなげたい。 フリーデマン・ゴール